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紅葉を訪ねて(蓼科山~双子池~双子山)
 
大河原峠へ下る途中、蓼科山を眺める 
 
 
日 時  平成30年10月14日~16日
天 気  14日~15日 曇り時々雨  16日 晴れ
メンバー  斉藤(宗)  斉藤(滋)
行 程  10月13日
自宅(7:10)~ 中国道 ~ 名神 ~ 中央道・小黒川PA(18:10)車中泊
 10月14日
小黒川PA(8:00)~中央道・諏訪IC ~ ビーナスライン ~ 大河原峠(10:30-11;30)~ 蓼科山荘(13:35)泊
 10月15日
蓼科山荘(7:05)~ 蓼科山山頂(7:50-8:20)~蓼科山荘(9:30-9:50)~ 天祥寺原(12:02)~ 竜源橋方向に誤って下降 ~ 天祥寺原(13:14)~ 亀甲池分岐(13:28)~ 亀甲池(13:58)~ 双子池ヒュッテ(15:30)泊
 10月16日
双子池ヒュッテ(7:40)~ 双子山(8:32-9:10)~ 大河原峠 ~ ビーナスライン ~ 車山高原宿 泊
 この夏、北八ツを歩いたが、蓼科山は岩ゴロゴロで足場が悪く私には無理と諦めた。
 骨折が治って日が浅く「またこける」とMが反対したからだ。しかし天狗岳の悪路を何とか歩けたので、秋山で挑戦してみる事に。だが今回も出発直前になって私の体調に異変が生じ、急遽胃カメラ検査、結果は特に異常は見つからず安心したが、出かける前のドタバタはいつも通り、例外ではなかった。
 10月13日
 小黒川PAで車中泊と決め自宅を出発する。小黒川PAは標高が752m夏も比較的凌ぎ易く、大型トラックと普通乗用車のエリアが分れているので有難い。
 10月14日
 蓼科山登山口の一つである大河原峠に向かう。残念ながら天候は霧雨、せっかくのビーナスラインの景色もガスの中だ。
 山道をクネクネ登り大河原峠の駐車場に辿り着くと雨足がかなり強くなり、山中2泊の準備をしながら待機する。今日の宿蓼科山荘まではコースタイムに5割プラスしても2時間半、雨でも我が家にとっては時間の余裕が何より1番、苔むした林の景観を楽しみながら無事山荘に到着する。
 
雨に濡れた苔が美しい
 山荘前は悪天にも関わらず登山者で賑わっている(今日は日曜日だった)宿泊の申し込みをと小屋に入ると「もうひとかたは?」と訊かれ「外で食事中です」と答えると「お茶を入れるので中で食べてください」と丁寧な応対、恐縮する。温かいお茶を頂きながら他の登山者と気楽に言葉を交わし時が過ぎて行く。

 予想外だったが、本日の宿泊者は我が家と茨城からの単独女性の3名のみ、2階の大広間に我が家だけとは、なんと贅沢な事か。夕食はこの日1人で切り盛りされるご主人が作ってくださったハンバーグがメイン、彩よく食欲をそそられる。
 ご主人は明日お世話になる双子池ヒュッテのオーナーでもあり、夏の宿泊時、親切にして頂いた方は奥様だったと知る。(http://ubealpine.fc2web.com/30houkoku/65-kitayatugatake2.html)
 夕食後、暖かいストーブの前で山談義に花が咲く。「今日のお客さんはみんな優等生で助かりました。夕食の時間になっても来られないと心配で・・・」とご主人。その後、山小屋ならではの様々な苦労話を伺い、早く着き過ぎの我が家でも遅れて迷惑をかけるよりはいいのだと思い直す。4人で楽しく語った一夜、きっといい思い出になるだろう。
 10月15日
 サブザックの軽装で山頂に向かう。登山道を埋め尽くす岩岩岩・・・。岩苦手の私はまともに立って登れず岩を掴みながらノロノロと進む。
 登りで苦しい時いつも思い出すのは、ある山を登山中、疲れで立ち止まった友に「きつくても立ち止まらず、ゆっくりでいいから一歩を踏み出せば、いつかは登れるよ」と言った事だ。なんと偉そうにと反省したが、今は自分に言い聞かせながらチクリと胸が痛む。今日も生憎の曇り空、展望は期待出来そうにない。
 
山頂まで続く岩の道
 登るにつれ視界が開け山頂ヒュッテが見えて来る。ヒュッテの傍を登って行くと一面の岩の原、頭上にはドローンが旋回中だ。撮影の邪魔にならぬようしばらく待機したが寒くなり山頂標識まで移動し記念写真を撮る。といつの間にか霧が晴れ目の前に雄大な八ヶ岳が姿を現して来た。更に見渡せば穂高から白馬までの山並の中に一際目立つ槍の穂先・・・寒さを忘れしばらく見惚れる。
 
蓼科山山頂から北アルプスを望む
 今日の宿は双子池ヒュッテあまり愚図愚図もできない。登り以上に神経と時間を使い山荘に帰り着くと登頂のお祝いか、ご主人が宿泊者3人に温かいレモンティーをご馳走してくださる。ご主人は昼頃に小屋を閉め(今日は予約が無い)大河原峠の車で買い出しの後、双子池ヒュッテに帰られるらしい。「2時半位には着けるでしょうね」とコースタイム×1,5の予測時間を伝え降り出した雨の中、山荘を後にする。

 天祥寺原への下りは厳しく迷い易いと聞かされたが、言われた通り、かなりの悪路だ。左右から崩れ落ちた岩石が堆積し何処がルートか分かり辛い。Mの後を安全を確かめながら慎重に進む。途中若いペアに追い越されたが何と軽やかな身のこなしだろう。真似したら間違いなくこけるとスローペースを厳守(時間がかかる)長かった下りも沢を横切り少し登山道らしくなる。
 
涸れ沢を渡る
 さらに下って行くと笹原の中に立つ一本の標識、左方向は《大河原峠》右方向には《竜源橋・プール平》とある。足元には《天祥寺原》と書かれた板が落ちている。やったぁ!! ここまでくれば大丈夫…ホッとする。それにしてもこの標識、目的地の双子池ヒュッテの標記がないが・・・と思いつつ大河原峠に行っては元も子もないと判断、地図も見ないまま右折する。歩き始めて振り返ると先程の若いペアは反対方向に行っている(大河原峠を目指していると思った)

 間もなく亀甲池に行き着く筈、そこからは夏歩いて経験済みと気が楽になり、色づき始めたカラマツ林をのんびりと進む。北八ツらしいミニ白骨林も現れカメラを手に何度も立ち止まる。どの位歩いただろうか?登山道はいつしか沢沿いに・・・エッ! まさか? 道、間違えた? やっと気づき慌てて地図を広げ愕然とする。竜源橋は真反対の方向ではないか! 「あの標識に騙された!!」(自分達の不注意は棚に上げている)確かに双子池方面への説明が欲しかったが標識は間違ってはいない。ヒュッテに迷惑をかけない時間に着くだろうか? 頭の中は大混乱、無言で必死に登り返す。見えた!憎っくき標識が。(分岐~竜源橋の中間点まで下っていたようだ)「読図山行が面白い」とかよく言ったものだとお粗末な行動を互いに自嘲しながら、大河原峠方面に歩く事14分、立派な案内板のある分岐に辿り着く。広い天祥寺原のここが大河原峠方面と亀甲池・双子池方面の分岐だったのだ。
優しい道にホッとする
 
 1時間以上のロスで予定より遅くなるが、ヒュッテに心配かけない時間には着きそうだ。落ち着くにつれ「間違ったお陰で綺麗なカラマツ林を歩けて良かったね」と話す。「ヒュッテに早く着いても絶対部屋で寝ちょるだけいね」と慰め合う(それにしても2人で一人前にもなれなかった)
 紅葉に彩られた亀甲池、雌池と巡りヒュッテに到着、明るい奥様に迎えられる。ご主人はすでに帰っておられ「斉藤さんは着いた?」と訊かれたそうだ。夕食時、大失敗を報告すると「ちゃんと着いたからいいんじゃない」とニコニコ顔。迷い易いと言われたのはあの標識の所だったのでは?
双子池(雌池)
 
 10月16日
 昨日までとは打って変って下山の朝は青空だ。見送ってくださったご主人が「やはり斉藤さんは優等生、一番の到着でしたよ」と笑われる。めいっぱい歩いてない証拠だが、それでも昨日はかなり焦ってしまった。心配だけはかけたくなかった。
出発前に記念写真
 
 夏の光景を思い浮かべながら双子山へと登る。懐かしい山頂には初雪がうっすらと残っている。蓼科山も昨日あれから初雪になったそうだ。それとわかる雪の木曽駒と空木岳ほか、ここも360度の大展望だ。見下ろせば昨日の天祥寺原・・・飽きる事なく眺め続ける。後は大河原峠へと下るだけだ。
朝の双子山山頂
( 文:斉藤(滋)   写真:斉藤(宗) 斉藤(滋) )
紅葉を訪ねて(霧ヶ峰) → 
 
 
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