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比叡山・宮崎県(ニードル左岩稜スーパー・サマーホリデー83)
 
 
 
山行日  2019年10月8日
天 気  晴れ
メンバー  林・有松
行 程  ニードル取り付き(08:30)→ニードルの頭(10:30)→サマーホリデー83取り付き(11:30)→A峰ピーク(14:00)→登山道下山→トイレの所(14:30)→第2スラブ取り付き(15:00)→第2スラブスーパー2P終了点(16:00)→懸垂下降下山→駐車場(17:30)
 久しぶりの比叡山。登りたいルートが沢山あるエリアだ。一緒に行った高田さんと会員外のYとTは第1スラブへ行き、林と有松はニードル左岩稜スーパーへ。取り付きでは、スーパーのルートは分かりやすい。
小雨が降る中比叡山へ!
 1P目
 綺麗なハンガーが打ってある。浅いクラックのあるルンゼを登る。細かいホールドとスタンスを拾って登るが、ハンガーの間隔も割かし近いので安心感はある。1段上がった所でテラスに出る。テラスから右に移動して小さなカンテ状を登るのだが、ロープの流れが悪くなった。テラスに上がる前のヌンチャクは長い方が良かったと思う。
 このカンテ状にも綺麗なハンガーがある。出だしはクラックを使い、上段は小さなホールドとスタンスを使って登る。抜け口が難しく、ホールドを探っているうちにパンプしそうになったのでA0で抜けた。
 カンテを登りきると、足元がぱっくり空いている所に出て、ここに終了点がある。
スーパーの1P目
 2P目
 右の方を覗いてみると、ノーマルの2P目のフレークが見えた。ここでノーマルと合流もできるみたいだ。
 スーパーの1P目終了点からぱっくり空いた向かい側の岩に、ハンガーが2個づつ平行に打ってあるルートがあった。このハンガーの打ち方は人工登攀が前提のように思え、スーパーの2P目がどこにあるのか暫し探したが、他に見当たらず、この人工ルートっぽい所がスーパーの2P目なのだと結論付けて登る事にした。(ここが2P目で正しいみたいです)
 出だしから1段登る所までヌンチャクを掴んで登る。登るにつれハンガーの数も落ち着いてきた。最後の方は何とかフリーで登った。
 ゆるいリッジに出ると、2P目の終了点がある。ここからのルートはノーマルと同じ。
厳しかった2P目
 3P目
 有松リード。ここからニードルの頭へはナチュプロ主体で高度感もある所だが、見事にオンサイト。素晴らしい登りを見せつけられた。
 ニードルの頭に到着すると、対岸に第1スラブを登る高田パーティが見えた。風も強く寒いので、早々に懸垂下降。ニードルのコルに降りてからサマーホリデー側に懸垂下降をしたが、そうするとロープの回収に苦労するので、初めからサマーホリデー側に懸垂をすればよかった。
ニードルをリードする有松
第1スラブを登る高田PT
 サマーホリデー1P目
 有松リード。出だしのフィンガークラックがハンガーの間隔も遠く、やや緊張したがナイスリード。危なげなく最後まで登った。変化に富んで面白いピッチだった。
サマーホリデー1P目をリードする有松
 2P目
 左のオフィズスと右のクラックを選べるので、オフィズスを選択。オフィズスクラック内に残置支点は無いのでカムで支点を取っていく。オフィズスを抜けた辺りにハンガー。ハンドサイズのクラックをハングの手前まで登り、ハングの上のハンガーを掛けてからが核心。
 第二関節程度のホールドを頼りに一気に登る。高度感は凄い。ハングをこえると、ややランナウト気味ではあるが落ち着いて登るとホールドとスタンスはあった。
 終了点はRCCでイマイチだったので、カムで補強した。
2P目のハングを越えた所から
カムで支点補強
 3P目
 グレードは5.3との事だったが、念のためビレーしてよかった。脆そうな岩質なので落石に注意して登った。終了点となる立木からA峰ピークまで10分程歩いて登山道を下山した。A峰までスラブチックな岩を登る所があったので少し緊張した。A峰からは登山道下山。

 14時半ごろ下山。15時ごろから第2スラブを2Pまで登って帰宅した。
第2スラブ2P終了点にて
 やはり比叡山は楽しい。次から次へと登ってみたいルートが出てくる。次回はどこを登ろうか?
(写真・有松、林 : 文・林)
      
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