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大神ヶ岳~赤谷山(島根県益田市匹見)
 
 
 
山行日  2019年1月31日(木)
天 気  曇り時々晴れ
メンバー  内田、稲垣(会員外)
行 程  山口~匹見~匹見レストパーク8:45~赤谷林道~下古谷林道分岐9:30~尾根取付~1126地点11:15~大神ヶ岳12:10~赤谷山13:05~1126地点~下古谷林道~赤谷林道~匹見レストパーク15:20~匹見~山口
 今シーズンはなかなか雪が降らず、そわそわしていたところ、念願の寒波がやって来た。ところが、週末はあいにくの仕事が入ったため、直後に行けず、たまたま休みがとれた稲垣と平日山行となった。
 今回、目指すのは石田さんに教えてもらった大神ヶ岳~赤谷山だ。裏匹見峡から赤谷林道を使ってのアプローチとなる。
 匹見レストパークで出会った人に断りを入れて駐車させていただき、準備をしてから出発。除雪はレストパークのすぐ先まで。以後ずっと雪上歩きとなる。
 地図でも分かっていたが、赤谷林道が長い。それでも45分かけて、下古谷林道との分岐に到着。そこから下古谷林道の橋を渡り、すぐ右の尾根に取り付いた。いきなりの急傾斜がきつく、早くも喘ぐこととなる。
 登ってから気づいたが、林道を左から廻り込み、東側から583地点の鞍部に出れば楽ができた。
 
下古谷林道の橋を渡る
 そのまま尾根上を進み、700m付近の伐採地を過ぎるが、埋まっても脛程度。まだブッシュもあるため、ツボ足で進む。
 796地点を過ぎてしばらく登ると、ようやく雪が深くなってきたので、スノーシューを履いた。
 
伐採地を過ぎる
 それまで表面がクラストしていたのが、標高を上げるにつれて、次第にサラサラの雪となる。
 先日の寒波から4~5日経つが、気温が低いため、雪が締まらないのだろう。スノーシューでも沈むので、じわじわと体力を消耗する。急な箇所ではスノーシューが滑って、さらに余計な体力を使ってしまった。
 
スノーシューで進む
 ようやく1126地点まで着くと、南正面の木々の間に大神ヶ岳が現れた。北側には匹見の街が見える。
 ここまで思っていたよりも時間がかかっている。ひとまず小休止、エネルギーを補給してから、右手の尾根を辿って大神ヶ岳へ向かう。なだらかな歩きはスノーシューの本領発揮だ。

 二人とも大神ヶ岳は初めてなので、どこが山頂か分からなかったが、南側に張り出した岩壁と金属板の打ち付けられた枯れ木に、ここが山頂だと当たりをつける。
 ひとまず一つ目のピークに到達することができてホッとした。山名の書かれた標識等は見当たらなかった。
 
大神ヶ岳山頂と思われる地点の枯れ木
 時間もないので、休まずに次のピークへ。目指す赤谷山が葉を落とした木々の向こうに見える。分かりやすい尾根を辿るだけだが、疲れてきた足には、微妙なアップダウンがつらい。
 
木々の間から赤谷山が見える
 赤谷山の東側には関門のように立派な岩壁がそびえている。あれが立岩なのだろう。
 立岩の裏の急な斜面をスノーシューで苦労して登ると赤谷山の山頂に出た。出発から4時間20分。ここまで来られた達成感に浸り、山頂標識の前で握手を交わす。
 晴れ間のさす中、周囲に全く人気のない山頂に立つのは本当に気持ちが良い。おまけに赤谷山は展望も素晴らしい。
 
立岩
 
 
赤谷山山頂
 
 軽く行動食を口にしてから下山開始。自分たちのトレースを辿って一気に下る。途中、早めにスノーシューを外して、ツボ足となり、伐採地から林道を降りた。
 
伐採地から林道を降りる
 
トラック図(大神ヶ岳~赤谷山)
 匹見の山も奥が深い。今回の大神ヶ岳~赤谷山も教えてもらった通り、しっかりと雪が満喫できて、素晴らしい山だった。教えてくれた石田さんとラッセルで引っ張ってくれた稲垣に感謝!
( 文・写真:内田 )
 
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