へのリンク
紅葉を訪ねて(氷ノ山)
 
紅葉の東尾根を下る 
 
 
日 時  平成30年10月20日
天 気  霧雨 後 曇り
メンバー  斉藤(宗)  斉藤(滋)
行 程  10月19日
中央道・小黒川PA(6:30)~ 名神~北陸~舞鶴若狭道・福知山IC~R9~県道87~兵庫県養父市福定(民宿)泊
 10月20日
民宿(7:30)~ 親水公園(7:50)~ 地蔵堂(9:04)~ 氷ノ山越(10:20-10:30)~ 氷ノ山山頂(11:55-12:22)~ 神大ヒュッテ(13:10)~ 東尾根避難小屋(14:45)~ 東尾根登山口(15:28)~ 民宿(16:30)泊
 兵庫県と鳥取県の県境に位置する氷ノ山、10年前一度登ったきりだ。あの時の紅葉をもう一度眺めてみたいと思っていたが、少し遠すぎて出かけないままでいた。
 今年の遠征登山は北八ツなので、余力があれば帰る道中登る事にした。自宅を出る前、前回泊まった民宿に電話をし、以前お世話になった事、信州の山の帰りに立ち寄るかも知れないので、その時はよろしくと伝えた。10年経ってもお元気な様子、よかった。氷ノ山の紅葉も素晴らしかったが、あの時心の籠ったおもてなしをしてくださったご主人と奥様に、またお会いできるのが楽しみだ。
 10月19日
 昨日、氷ノ山の民宿に電話し今日と明日の宿泊のお願いをした。明後日(21日)は地元主催の登山大会が開催され各地からの登山客で賑わうそうだ。前泊のお客で忙しいにもかかわらず「お待ちしてます」と快く言って頂けホッとした。今日は兵庫県の養父市まで一日かけての移動だ。道中、適当に休みながらの運転で、夕方近く登山口のある福定集落に到着する。地元のみなさん、登山大会の準備で忙しそうだ。民宿のご夫婦と10年ぶりの再会。憶えておられる筈もないのに、まるで常連客の様に温かく迎えて頂く。部屋には炬燵が用意されていて寒がりのMは大喜び。
 夕食は広間で。Mは今回もご主人の話をとても楽しみにしていた(長年に渡って活動された遭難救助、熊との遭遇、登山道の整備など)話はいいがビール、焼酎とお酒がすすみ、ちょっと心配・・・。午後から愚図ついている天気、降らなければいいが・・・。
 10月20日
 予定の時間に起きると外は小雨、止むだろうか? テレビの天気予報では明日は晴れそうだ。日延べするかどうか迷うが、登山大会で大勢の人が行き交う中登るのはしんどい。よし! 少々の雨ならマイペースで登った方がいいと決断、どうするかと心配そうだったご主人が登山口の親水公園まで送ってくださるという。80才を越えておられるとの事だがお達者な運転ぶりでアッと言う間に登山口へ。「下山したら迎えに来るから、気をつけて」と歩きだした2人を見送ってくださる。
 
雨上がりの沢沿いを行く
 沢から尾根に取り着き急坂が続く。小雨が降ったり止んだりで雨具をこまめに脱いだり着たり忙しい。地蔵堂を過ぎしばらくすると、沢の両岸が大きく崩壊し梯子での下降、登りとなる。丁度居合わせた5人パーティーに先行して貰おうと沢床で避けると「どちらから?」と声がかかる。「山口から」と答えると随分遠くからと言われるので蓼科山に登った帰りである事を話すと驚かれる。年を訊かれ正直に「明々後日で2人合わせ150才」と答えると「ウワーお元気!」とみなさん一斉に拍手してくださる。調子に乗り過ぎたようだがほんわか幸せな気分になる。
 
川床でしばしのおしゃべり
 
紅葉が始まった林
 紅葉には少し早い林をゆっくりと登り氷ノ山越に到着する。ここには避難小屋もあり休憩にもってこいの場所だが、それにしても賑やかだ。何処で休むかとキョロキョロした目線の先に《防府高》のネーム入りの揃いのユニホーム。エッ!地元の高校生にこんな所で会えるなんてと嬉しくなり「防府高校の山岳部? 私らは宇部だけど」といきなり傍の男子生徒に話しかける。何でも近々この氷ノ山で中国大会があるらしく今日はその下見と明るく答えてくれて感じがいい。そうか、自分達が登った兵庫県側は登山者が少なかったが、鳥取県側からの人達で、こんなに賑わっていたのか。防府高校にはぜひ頑張って欲しいとさっきのイケメン生徒に話しかけていると「先生~」と声がかる。エッ! 先生? しまった! また、やってしまった。「すみません! 生徒さんと間違えました」慌てて平謝りする。周りは大爆笑だ。「いつも間違えられていますから」とイケメン先生、本当に失礼しました。
 
防府高校山岳部のみなさん
 一休み後、山頂への尾根をゆっくりと登る。下では見られなかった鮮やかな紅葉も生憎の天気では映えないのが残念だ。ブナが立ち並ぶ公園のような場所、やっと青空が覗いて来る。
 
紅葉のトンネル
 さすが大山に次ぐ中国地方第2の高峰、愚図ついた天候にもかかわらず各地の高校山岳部や一般登山者が行き交い、すれ違いのためミニ渋滞も起こる。少しずつ高度を上げるにつれ段々と視界が開け山頂が近づいて来る。後ひと頑張りだ。
ガスの切れ間に見えた山頂避難小屋
 
山頂近くから氷ノ山越方面を望む
 
 せっかく覗いた青空もガスが蔽い山頂は肌寒い。一等三角点にタッチしてそそくさと避難小屋に入る。中は寒さを避けた登山者でいっぱいだが運良く腰掛けスペースをゲット、お弁当を開く。民宿の奥様手作りのおにぎり弁当を完食し元気が出る。下山は東尾根経由、結構長い下りだ。先ずは第一ポイント神大ヒュッテに向かう。氷ノ山越~山頂の賑わいが嘘のような静かな山道を黙々と下る。朽ちた木道は雨で滑り易く気が抜けないが蓼科山のゴロゴロ道よりいいかも・・・とか思いながら下って行く。神大ヒュッテを無事通過、第二ポイントは東尾根避難小屋だ。前回はここから民宿へ電話しご主人が迎えに来てくださったが、今日はしないでそのまま下る。久しぶりの長歩きなので膝を傷めないようゆっくりと下り、登山口の林道に下り立つ。
東尾根避難小屋に到着
 
 「今、林道まで下りましたが自力で帰ります」と民宿に電話する。いつかかるとも分からない連絡を待っておられたら申し訳ない。「迎えに行く」と言ってくださるが、今日は明日の登山大会参加者の泊り客で大忙しの筈だ。ご主人に教えて頂いた近道(林道を外れ、大会用に整えられたコース)を下り1時間で帰り着く。小雨が降ったり止んだり冴えない天気だったが青空も覗いてくれた。紅葉だって結構綺麗だった。いや、何より嬉しかったのは10年前と同じコースを時間はかかったが歩けた事だ。
 同宿のみなさんは、明日の登山大会前夜祭に出席中だ。ご主人とMの飲み会は今夜も中々お開きにならない。
( 文:斉藤(滋)  写真;斉藤(宗) 斉藤(滋) )
 
Copyright(C) 2004 Ube Alpine Club All rights reserved.
SEO [PR] ]Ex ₦΍ IsbN f ^T[o[ SEO