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三倉岳マルチピッチほか(広島県大竹市)
 
日 時  平成30年11月10日(土)
天 気  晴れ
メンバー  内田、稲垣(会員外)
行 程  山口~岩国IC~三倉岳キャンプ場駐車場~青白ハング~中の岳マルチ取付8:30~終了10:50~上の岳右ルート取付11:20~終了13:10~源助崩れ~駐車場~山口
 年に一度は三倉のマルチピッチを登りたい。前日に20mmの降水があり岩のコンディションが心配だったが、まだ行ったことがないという稲垣と三倉岳に行ってきた。
 駐車場に到着後、準備をしてから出発。周囲は濃い霧に包まれている。きついアプローチに息を切らせながら青白ハングの下まで登り、そこから中の岳の取付へ。取付テラスから振り返ると、見事な雲海が見えた。岩のコンディションは良さそうだ。
 毎度のことながらテラスからの出だしが怖い。右にボルトが見えたので、右へトラバースしようとするが、バランスが悪く引き返す。結局、いつもと同じように、怖々と出だしの裂け目を越えた。
 
結局いつも通りの1ピッチ目
 三倉が初めてという稲垣は見事なクライミングで危なげない。トップではどんどんロープを伸ばしていく。
 スクイズチムニーではフォローながらも、チムニーに入らずステミングで続く。そんな登り方があるとは思いもよらなかった。
 
どんどんロープを伸ばす
 
チムニーに入らずに登ってきた!?
 最終ピッチも稲垣は初見にもかかわらず、予定通りのルートを登って中の岳山頂へ。気持ち良い天気の下で達成感に浸る。山頂に抜けられるのが三倉岳のマルチの醍醐味だと思う。
 
初見でも見事なクライミング
 登山道をそそくさと戻り、行動食を食べてから次は上の岳の取付へ。このルートもあまりボルトがないので、気を引き締めて登る。
 1ピッチと2ピッチは稲垣がトップ。短く切った3ピッチと4ピッチは内田が登った。その後は再び稲垣が上の岳山頂へトップアウト。無事にマルチピッチを登ったことに握手を交わす。
 
安定した登りを見せる稲垣
2ピッチ目の出だしが緊張する
 
まだまだ気が抜けない
 
もうすぐ山頂へ
 
 その後、まだ少し時間があったので、源助崩れに行ってモアイクラックを登ることにする。快適な中間のハンドクラックを過ぎて、上部のチョックストーン下に到達するが、そこからがよく分からず、奥のクラック沿いを進んでしまった。何となく違うのではないかと思いながら、無理矢理チョックストーンの右を抜ける。後から確認したところ、やはり上部の登り方が間違っていたようだ。次回の宿題としたい。
 天気にも恵まれ、久しぶりに三倉のクライミングを楽しむことができた。まだまだ簡単なルートしか登ったことがないが、やはり三倉の岩場は素晴らしい。
 これからも経験を積み、少しずつでも登れるルートを増やすことができればと思う。
( 文・写真 : 内田 )
 
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