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H29年度 冬の市民ハイキング報告
 
と き  平成30年2月11日(日)
天 候  雪
目的の山  吉和冠山(1339m、広島県)
参加者  42名(一般市民23名、宇部山岳会員19名)
宇部山岳会:村上、石井、山根、斎藤(宗)、斎藤(滋)、西村亘、伊藤、江本、高田、大岡、村田(俊),市橋、池本、林、関原、藤村、下岡、吉田(美)、宮田
行 程  山口県宇部総合庁舎前(6:00)⇒宇部市交通局(6:30)⇒山口維新公園 (7:10)⇒中国自動車道(吉和SA)⇒吉和IC⇒潮原温泉(9:30)⇒潮原登山口(9:50)⇒(汐谷コース)⇒冠山1339mにて昼食(13:30~14:00)⇒クルソン岩コース分岐⇒(汐谷コース)⇒(16:20)潮原登山口⇒吉和IC⇒(中国自動車道)⇒吉和SA(17:00~17:30)⇒山口維新公園⇒宇部市交通局⇒山口県宇部総合庁舎前(20:00)
 2年ぶりに雪山での冬の市民ハイキングを開催した。ここ数年、県境山域の積雪は少なく、ドカ雪が降ってもすぐ解けてしまうので、直前まで雪の心配をしなければならなかったが、今年は寒波の影響で山の積雪量も多くその点は安心だった。
 6時に宇部を出発。バスは中国縦貫道を順調に走っていたが、冠山トンネルを抜けると積雪のため渋滞してノロノロ運転になる。中国縦貫道を出た後も出口付近は渋滞しノロノロ運転が続く。予定外の時間が過ぎていくことにやきもきしたが、予定より少し遅れた程度で潮原温泉に到着。
 早速、隊を二つに分け冠山に向け出発。先頭のラッセル隊は会の選りすぐりのメンバー7名。その後を本隊が続いた。登山口にあるタイヤ工場から汐谷沿いの登山道の途中あたりまでは先行パーティーの付けたトレースがあったが、先行パーティーに追いつき先頭を入れ替わるとツボ足では歩きづらいため、ラッセル隊はわかんじきを装着。その後を本隊の35名が続いた。
汐谷添いに進む
 汐谷を離れて冠山への本格的な登りが始まると積雪量はさらに増え、雪質も少し変化したことがわかる。ペースを落とさず前進する。
汐谷を離れ冠山に向けての登り
 頂上まで1ピッチを残したところで、全体的に疲労してきているようなので、そこをベースにして昼食をとり、荷物を軽くして頂上を往復することを考えたが、それは今回の計画である松ノ木峠に抜けることを諦めることでもあった。
 希望者だけここに留まり、昼食をとってから登ることを提案したが、荷物を降ろして休もうとするものはいなかった。説明した主旨がうまく伝わらなかったのか、それとも少しでも早く頂上を踏みたいという気持ちの方が強いのか、いずれにしても最終判断は頂上ですることに決まり、前進する。
冠山の最後の登りが始まる
急な斜面を黙々と登る
降雪で霞む冠山東面からの遠望
冠山の最後の急登に奮闘中のメンバー
 ラッセル隊のメンバーは、一気に最高地点につきあげるラインを意識して急勾配の斜面にトレースをつけた様だが、この宇部山岳会らしいおもてなしを理解できた参加者は少なかったようだ。大きく刻まれたステップは、小柄な年配者や女性には歩きにくいことこの上なく、迷惑そうだった。13時30分冠山山頂着。
冠山山頂
 頂上では雪の降る中、雪庇を背にして風をよけながら遅い昼食をとった。ほとんどの人が立ったまま食事をとっていた。カップ麺や保温ジャーに入れた雑炊など温かい食事がとれるように工夫されている方もいた。
 食事中、ラッセル隊は、担ぎ上げた水でコンソメスープやコーヒーを作り、全員に振舞っていた。これも宇部山岳会流のおもてなし。疲れ切った体に暖かい飲み物はよろこんでいただけたようだった。

 本日朝、松ノ木峠から多くの登山者が入山していることは会員により確認できていたが、本日の天候と積雪の影響か、松ノ木峠から冠山に到達した登山者は見当たらず、トレースも見当たらない。
 いま時間は14時になろうとしている。当初は松ノ木峠側に下山する予定だったが、これから新たにラッセルして松ノ木峠に向かった場合、これまでの歩行ペースを考えると、明るいうちに下山できないリスクもゼロではないため、手堅く来た道を引き返すことにした。昼食が終わったころを見計らって、自分たちのつけたトレースがしっかりしている潮原登山口へ下山することを参加者に告げる。

 冠山の急斜面につけられたトレースを下りながらも時々その横を尻セードーで一気に滑り下り時間短縮を図る。うまく滑れる人滑れない人、若い女性の歓声が斜面の上の方から聞こえる。寒くても雪まみれになって楽しむ遊び心が雪山を何倍も楽しいものにしてくれるように感じた。
 そのまま一気に汐谷分岐まで下山。林道との交差する地点で休憩したが、腰を下ろして休む者は見当たらない。立ち止まっているのがもどかしい様にも感じた。ここから潮原登山口までノンストップで歩き、16時20分、明るいうちに全員がバスに戻ることが出来た。
 今回の一般参加者は健脚揃いで、会員が先頭でトレースをつけているとはいえ、歩行スピードも速く、休憩回数も少ない中、隊列を崩すことなく歩き通した。
 冠山の雪景色を楽しむ姿に余裕さえ感じられた。42人全員が一つになって楽しんだ雪山トレッキングだったが、山慣れした参加者に助けられて雪の冠山登頂を果たすことが出来た。松ノ木峠まで歩き通すことはできなかったが、事故無く、また一人の落後者もなしにトレッキングを終えることが出来たのは、先頭でラッセルしたメンバーはもちろんのこと、参加者全員の協力があったからだと考えている。

 参加された皆様には心より感謝申し上げます。
( 文:江本、写真:市橋、江本 )
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