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雪の鬼ヶ城山(山口県/広島県)
読図をしながら進む
 
日 時  2017年12月23日(土)
天 気  曇り
メンバー  江本(CL) 石井(SL) 村岡  三浦(比) 斉藤(宗) 斉藤(滋) Ky・Ks(会員外)
行 程  宇部東IC駐車場(6:30)~ 徳地文化会館(7:30)~ 中国道(吉和IC)~ 飯山集会所(9:10-9:20)~ 平岩(9:55)~ 巨岩(10:35)~ 鬼ヶ城山頂(10:50-11:00)~ ようたあ林道コース分岐(11:35)~ P875(12:00)~ 牧場跡地(12:20-12:45)~ 松ノ木峠(13:13)~ 飯山集会所(13:50-14:00)~ 宇部東IC(16:40)
 5年前の雪山市民ハイキング以来ご無沙汰の鬼ヶ城山へ出かけるチャンスが巡って来た。
 石井、村岡両会員の計画を耳にしチャッカリ仲間入りさせて貰う事に。お2人とも鬼ヶ城山は初挑戦という事で、松ノ木峠からのピストンを考えておられるようだ。そこで広島県側の飯山集落から登り松ノ木峠へ下山、旧国道経由で飯山集落へ戻る周回コースを提案してみる。
 飯山コースは歩いた事がなく、いつかチャンスがあればと思っていたがOKを頂け嬉しい。風邪から復調の江本さんの参加も決まり強力メンバーが勢揃いで心強い(足を引っ張らぬよう頑張らないと・・・)その上、飯山コースに詳しい山友のKyさんも参加くださる事になり楽しい山行になりそうだ。
 徳地で合流したKy車の先導で、飯山集会所に到着し出発の準備をする。集落外の者が勝手に駐車しても何のお咎めも無さそうな長閑な雰囲気にホッとする。
 今日の鬼ヶ城山は今年の冬の市民ハイキングの候補地の一つらしく下見も兼ねるそうだ。それならばと早速モニター役を買って出る。
 出発早々速いペース(私には)にまず一声「市民ハイキングペースでゆっくりお願いします」と牽制する。私がついて行けるなら市民のみなさん楽勝の筈だ。
 集落の端の民家を過ぎ、植林帯の林道を進む。ぬかるんだ道は段々と白くなり次第に雪道へと変わって行く。出発時、足元にまったく雪が無く、ワカン持参のKsさん、比呂子さんを「ラッセル任せます。よろしく」と囃し立てからかったが持参が正解かもしれない。
雪道になった林道を行く
 年内に今シーズン2度目の雪山山行とは幸先良い。Kyさんのフェイスブック(過去の鬼ヶ城山登山の報告)で見た通りの景色が現れ、平岩からは、いよいよ山道となる。ワカンのお出ましとまでは行かないが十分楽しめる積雪だ。
 笹が中途半端に雪面から伸びた急坂の登りでしごかれる。速すぎて姿が見えない先頭の村岡さんのトレースを辿っていたが少し右寄りに進路を取り《防長風土注進案》に記されているという鬼ヶ城(巨石)に立ち寄る。雪に覆われているため確かな大きさは分からないが、この岩が山名の由来と言われているようだ。
鬼ヶ城(巨石)に立ち寄る
 水分補給などで一息つき山頂までの登りにかかるが、段々濃くなる藪がうっとおしい。しかし傾斜は次第に緩くなり見覚えのある山頂に到着する。
 1年中登山者で賑わう近場の冠山や寂地山とは打って変わって、いつ来ても静かな鬼ヶ城山の山頂だ。今は亡きO先輩の企画で《日本海~瀬戸内海まで忠実に県境を歩く》の一部に参加し8月の猛暑の中、松ノ木峠~鬼ヶ城山~羅漢山とクタクタになって歩いた事が思い出される(40年も前の事だが)あの時が私にとって初めての鬼ヶ城山だったと思うが、藪漕ぎとハチに刺された事が今となっては懐かしい。
鬼ヶ山山頂で読図
 さてお昼にはまだ早いので松ノ木峠方面へと出発する。少し下って露岩帯を通過するが、つい最近までこの大岩が鬼ヶ城山の名の由来と思い込んでいた。
 桑原良敏氏著《西中国山地》でにわか勉強したらしいMが「玄武岩が・・・」とかめずらしく話し始めると、早速我らが雑学博士Ksさんが即反応、地質学(?)の話となる。若い頃は、ひたすら登る事に専念していたが、年と共にいつしか登りながら自然の様々な事に目、耳が向くようになった。だが、せっかく教えて貰っても記憶装置が古く大概の事はその場限りで忘れてしまう。とは言っても新しく何かを知る事は新鮮で、若返り(?)の秘訣かもしれない。《桑原氏の説明では鬼ヶ城山は台座の花崗岩とその上に乗った玄武岩から成る山らしい》
露岩帯を通り抜ける
 仲間入りを願い出た手前、遅れをとってはいけないと分かってはいるが、会を引っ張っているメンバーについて行くのは大変だ。1枚写真を撮ろうものなら必死で追いかけねばならない。
 ようたあ林道への交差点(四差路)まで一気に下る。ここで地図を広げ熱心に読図、みなさん真面目だ。以前ここから無雪期に尾根伝いに歩いたが、深い笹藪漕ぎで苦労した事が思い出される。が反面、深雪の時は快適な尾根歩きが出来た。中途半端な今日の積雪ではどうだろうか? トップでどんどん飛ばし始めた江本さんを追って後に続く。
県境尾根を行く
 P874,6に登り着くと膝下までの積雪となる。先行隊の踏み跡を忠実に辿り楽をさせて貰う。ほんの数メートルでもラッセルしたいが到底追いつく事ができない。
 P875も休みなく越えなだらかになった林をコンパスの指示通りに進む。そろそろお腹も空いたなぁと思ったら、ようやく広々とした牧場跡に出る。ここで昼食タイム、疲れたのでドッカと腰を下ろす。
膝下までの積雪(P874,6)
 登山の楽しみの一つはお弁当タイムだ。子供の遠足ではないがいつもゆっくりと時間をかけて食べる(個人山行では)しかし殆どの方が食べる事は二の次で素早い行動に重きを置いておられるようだ。足も遅いが食べる事も遅い我が家は、少しでも速く食べられるよう箸のいらない手巻きが定番だ。今日も制限時間ぎりぎりで間に合ったのか(?)急いで出発の準備をと立ち上がる。
 痛い!!いきなり例の激痛が襲って来た! 格好悪いので必死に呻きを抑えた(つもり)が気づかれたKyさんがそっと特効薬(68番)を渡してくださる。Mが《雪山での休憩は、腰を下ろさず出来れば時々足踏み等して、なるべく脚の筋肉を冷やさないように》といつも言っているが、こんなに痛いのなら今度は試してみよう。
寂地山~冠山稜線を眺めながら下山
 松ノ木峠はもうすぐそこだが、厄介な棘があちこちと雪の上まで伸び出している。先頭ラッセル隊がひっかからない様避けながら進み、予定通り松ノ木峠に無事下山する。
 人も車もほとんど通らない旧国道を歩いて出発地の飯山集落に帰り着く。安蔵寺山に続き鬼ヶ城山での市民ハイキングの下見を終え江本、石井両会員も満足顔だ。いろいろとアドバイス頂き車も出してくださったKyさんには心から感謝!
鬼ヶ城山周回トラック図
 徳地でKyさんと別れ、Ks車と我が家車2台で宇部東IC駐車場へと出発する。小郡JCTで山口宇部道路に乗るつもりで先行するが、後続のKs車は小郡ICで下りた・・・時既に遅し、我が車はあっと言う間に中国道に乗ってしまう。同乗の○○さんは夕方から飲み会だというのに。しかし今回はMを責められない。助手席の私のうっかりだ。十文字で下り正真正銘の名ナビゲーターの指示通り走り、宇部東IC駐車場に向かう。しばらくしてKs車から帰着の連絡が入り焦るが、大遠回りの余分なドライブをしたにも関わらず、Ks車に遅れる事15分でなんとか帰着(ホッ!)○○さん、飲み会に行けそうだ。
 今日も相変わらずのドタバタでみんなに迷惑をかけてしまった。後期&前期高齢者は、2人で1人前にもならない事をしっかりと自覚した、鬼ヶ城山の一日だった。
( 文・写真:斉藤(滋)  写真・トラック図:斉藤(宗) )
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