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アイスクライミング(大崩山・宇土内谷)
 
日 時  2017年12月26日
天 気  晴れ
メンバー  林・宮田
行 程   大崩山宇土内谷登山口駐車場08:30~宇土内谷~駐車場15:30
 11/4に雌鉾岳に登りに来た際、この辺りでアイスクライミングが出来るよと地元クライマーに教えていただいてからずっと気になっていた宇土内谷の三段滝。SNS上で、既に三段滝が凍っているという情報を手に入れ、気温はあまり低くないが偵察という事で、山岳会に入会を希望している宮田君ととりあえず行ってみることにした!
 前日深夜2時に駐車場に到着。当然お酒を飲んで就寝。
 明日の朝は早く出よう!と意気込んでいたがいつものように寝過ごし二日酔いの状態から出発。雪もないし、沢の水は普通に流れていて凍っている様子もない。
 凍っていなければ大崩山に登って帰ろうといいながら、宇土内谷登山口から沢沿いに歩いて5分。早速支沢が大きく凍っているのを発見。三段滝ではないが、とても立派だ!三段滝にも期待が掛かり、もう少し上流へ歩く。再び5分程で凍っている支沢を発見し、さらに上流へ5分で凍っている支沢を発見。氷はまばらであるが、ポイントで楽しめそうだ。
 三段滝はどこだろう?トポ図ではこの辺りなんだが・・さらに10分程上流へ行ったが見つからない。
 ネットで見た感じとかなり違うが、氷が薄いせいだと結論付け、とりあえず見つけた3つの支沢を登りつめることに。
さらに上流に行くが三段滝は見つからず
 まず登山口から三つ目の支沢に入る。傾斜は緩く、ダブルアックスで登る様な箇所は全然ないが一番横幅がある。
 もしかしたらこの沢の上流に三段滝があるのではないかと期待したが、代わり映えなく稜線近くまで行ったので下降。
傾斜はないが氷があって嬉しい!
 次に登山口から2つ目の支沢。それなりに大きな氷が中程にある。
 岩と岩の間にできた垂直な壁をロープを付けて登る。水の流れる音も聞こえ、氷は薄く、もろい。背中にはすぐ岩があるのでアックスも十分に振るえないがそれなりに面白い。
岩の間を登りつめた
 ここは2ピッチで、2ピッチ目は緩斜面で氷の状態もよく、落ちても大丈夫と判断し、宮田君にリードしてもらう。アイススクリューを上手く使い登っていた。
 もう少し登ると、ちょっとだけ楽しめる滝。念のためロープを使ったが物足りない。ここを登ると再び稜線が近いので下降。
画像3の滝の上部
宮田君の初リード
念のためロープを使う
 登山口から1つ目の支沢。最初に緩斜面を登ると、垂直に立った滝がすぐに現れる。
 端の氷はつらら状で全体的に氷は薄く、水の流れる音も聞こえるし、登らないことが安全策だと思ったが、見ていると怖いが登りたくなった。
いよいよ最後の支沢へ!
 ルンゼ状で、登ってみると意外と簡単。しかし氷の奥の壁が見えるほど氷が薄い箇所がある。なるべく氷の厚そうなところを登る。
 スクリューはよく効いてそうだが、落ちるわけにはいかない。途中でアイススクリューを落としてしまう。片手で素早く確実にセット出来るようになりたい。
 直登したかったが、最後に右に逃げてしまった。立木を支点に宮田君を迎える。
 次の滝も面白そうだが、いかんせん氷の状態が・・時間も15時。山口に帰ることも考えると、ここが潮時か。とりあえずさらに上流はどうなっているのか樹林帯を登り偵察。氷が安定しているとなかなか楽しめそうだ!
ルンゼ状の滝を登る
 駐車場に5分で到着。車で帰り際に、明らかにこれまでの滝とは違う大きな滝を木々の間に発見し、車を路肩に止めて樹林帯を5分ほど行き見に行く。
 ほぼ垂直でかなり高い。40~50mはあるだろうか?登りたいが怖い、絶対そんな滝だ。
 帰り際、ようやく携帯の電波も入り、本当の三段滝がどこにあるのか調べた。なるほど、沢をもっと詰める必要があった。最後に見た滝も大滝という、有名な滝だった。周りの山々にも凍ってそうな大きな白い筋が見えた。この辺りは遊びごたえありそうだ。
数字は登った順番。三段滝はさらに上流
 今回は、沢沿いを歩けば三段滝もすぐ見つかるだろうし、氷にも正直期待できないからとあらかじめちゃんとよく調べていなかった。やはりどんな山行でもちゃんと調べないといけないなと反省。お恥ずかしい!
 次こそはちゃんと登りたい。今シーズンまた来る良い口実だという事にしときます!
( 文・写真 : 林 )
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