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志賀高原を訪ねて(群馬県/長野県)
裏志賀山から四十八池を望む
 
山行日  平成29年10月4日~5日
天 候  4日 雨 時々曇り  5日 晴れ
メンバー  斉藤(宗)  斉藤(滋)
行 程  10月3日
湯檜曽(ゆびそ)温泉宿 ~ 水上IC ~ 関越道 ~月夜野IC~r36・R145・万座ハイウェー・R292~ 渋峠 ~ 熊の湯温泉 泊
 10月4日
熊の湯温泉宿~ 志賀高原観光組合 ~ 大沼入口(11:20)~ 大沼(12:30-12:40)~ 大沼入口・清水公園(13:50)~ 熊の湯温泉 泊
 10月5日
熊の湯温泉宿(8:50)~ バス ~ 渋峠(9:10) ~ リフト ~ 横手山(9:20-9:50)~ 登山道入口(10:40)~ 草津峠 ~ 鉢山(12:05) ~ 四十八池(12:35-13:20) ~ 裏志賀山(13:40-13:55) ~ 志賀山(14:45)~ 前山 (16:05)~リフト ~ 熊の湯温泉宿(16:20) ~ R292 ~信州中野IC ~ 上信越道 ~ 妙高SA 車中泊
 10月3日
 昨日に続き今日もスカッとしない天気だ。次の目的地、白山の天気もぐずついている。このまま直行してもすぐに登れそうにないのでMの提案で志賀高原に向かう。若い時スキーで何度か訪れたらしく懐かしそうなM。紅葉には早いが車窓からの高原の景色にただただ見とれる。渋峠(群馬県と長野県の県境)に建つスキー宿で昼食を摂りながらオーナーに明日歩く事にした横手山~志賀山~前山の情報をいただく。外は本降りの雨、車中泊は難しい。観光協会の紹介で熊の湯温泉のホテルに宿泊する。
 10月4日
 天気予報が外れ今日も小雨が降っている。予定のコースは明日に延期し宿にお願いしていた弁当を持って高原散策に出かける。観光協会で頂いた地図を参考に大沼まで行く事に。《大沼入口》の標識に導かれ入った道は雨で滑り易くぬかるみもある。がしばらくして大沼林道に合流、少し遠回りだが散策路はこちらかもしれない。いつ熊に出くわしても不思議ではない静かな道(観光協会におられた山岳ガイドさんの話、熊は何処でも居ます)は単調だが落葉広葉樹の林の美しさに何度も足が止まってしまう。
大沼林道から見える森
 出発が遅い所為もあるが昼が過ぎてようやく大沼に到着だ。残念! 霧が湖面を漂っている。ぼんやりと浮かぶ《大沼池》の標識が寂しげだ。15分先の休憩所で天候回復を待つか・・・と思案しているとご夫婦らしきが現れ、「休憩所は閉っていて入れなかった」と教えられる。止みそうにない雨の中に居ても仕方ないので引き返すとしよう。それでも諦めきれず振り返ると、霧の中に湖面が現れ広がって行く! 良かった!! せっかくやって来た高齢者2人に悪いと思ったのか。それにしてもなんと美しい色、青色? 碧色? 霧に隠れない内に急いで撮らなくては。
霧が晴れて来た大沼
大沼林道で見つけたドライフラワー(?) 何の花だろうか?
 車まで帰り着き近くの清水公園(志賀の源水の水汲み場がある駐車場)で遅い昼食を摂る。宿のお弁当は大きなおむすび2個におかずもいっぱい、運動の後は格別美味しい。食事中地元の方が源水(志賀の雫といわれている)を汲みに来られたので近くにコンビニがないか訊いてみる。有名な観光地なのに昨日から1軒も見ていない。お茶やポカリスエットを買っておきたいのだが「ありません。お茶? 美味しい清水があるのに」とあっさり言われる。あっ!そうか、空のペットボトルを見つけ出し欲張って志賀の雫を6本も汲む。
 10月5日
 あぁ、良かった。粘った甲斐あって今日は好い天気だ。急遽決めたコースはガイド本によれば、コースタイム4時間弱、累積標高差357mで内心楽勝と楽観する。周回は無理なので片道はバス移動だ(1日4便)悩んだ挙句に宿のアドバイスもあり1番のバスで渋峠まで行く事にする。宿のご厚意で車は下山まで置かせて貰えるので時間を気にすることなく歩ける。

 9時前に熊の湯温泉バス停から渋峠行きのバスに乗る。登山には遅い出発となるが1番のバスなので仕方ない。車窓からは真っ白な北アルプス(槍もキレットも穂高もはっきりと)が輝いて見える。終着の渋峠に着いたが風が強い。横手山(2307m)まで30分の登りをさぼりリフトに乗る。さすがに吹きさらしのリフトは寒く震えたが、霧氷の冬景色が迎えてくれる。霧氷と白く輝く山並み、時間が遅い事を忘れたのか見惚れるMを急かして縦走を開始する。
霧氷に思わず震える
 《山頂ヒュッテ前からスキーコースに沿って下る》ガイド本の説明を思い浮かべながらスキーのゲレンデに入る。数10m先に3人づれのパーティも下っている。すぐ左に古びた標識があるがこれは違うだろう《標識を目印に右手の登山道に入る》ゲレンデをジグザグに下るがスキー場の標識以外は目につかない。観光協会で出会ったガイドさんが分かりにくいと言っておられたが、成程ゲレンデはあちこちに見え登山道と勝手が違う。先を行く中高年女性のパーティーも地図を手に思案中だ。どのくらい下るのか? どんな標識なのか? 遅い出発なので悩んでいる時間は無い。このまま下って間違っていたら登り返しが大変だ。「山頂ヒュッテで訊いて来る」と下ったゲレンデを登り返す。上級コース(?)かと思う程登り返しは長くてきつい。何の事は無いリフトでさぼった分の付けが回って来た感じだ。
 
 山頂ヒュッテのパン屋さんの女性に声をかけると「私も一度歩いたのですが・・・」とご自分が迷った所、注意点を忙しいにも関わらず適切にアドバイスを頂ける。本当に有難い。不勉強を恥じつつ丁重にお礼を言ってヒュッテを飛び出るとMも登り返している。仕切り直して再びゲレンデを下りながら3人パーティーにも「分かりましたよ」と伝える。
登山口までスキー場を歩く
 アドバイスを思い浮かべながらゲレンデを《のぞき分岐》まで下るとようやく登山口の標識発見! ふり返るが3人パーティーの姿は無い(縦走を断念されたのか以後姿を見なかった)登山道はもう一度ゲレンデを経由してようやく山道らしくなる。草津峠までの展望の無いジメジメした下りは志賀高原のイメージとはかけ離れた地味な道だ。鉢山を越え四十八池までの下りも疲れの所為か長い。昼を過ぎ、やっと四十八池に辿り着く。楽しみにしていた湿原は尾瀬や八甲田山(毛無岱)のように広くはないが、穏やかでホッと心安らぐ光景だ。湿原に来れば「単なる水溜り」といつも悪態をついていたMもすっかりファン(?)撮影に余念がない。木道の端っこのベンチでお弁当を開く。疲れた分今日も美味しい。
草紅葉の四十八池を行く
 ここから下山地へのショートコースもあるが予定通り裏志賀山、志賀山を越えるコースに入る。高度を上げるにつれ四十八池の湿原が広がって行き疲れを忘れる。所要時間をオーバーしているが裏志賀山は縦走路から少し外れ、ガイド本にあった祠まで一応行ってみる。と予期せぬ景色が! きのう訪れた大沼が、今日は霧を掃って待っていてくれた!! 碧い瞳のように輝いて・・・。寄り道して本当に良かった。この光景を目にするとしないでは大違いだ。
昨日訪れた大沼を望む
 
 縦走路に戻り、そこかしこの池塘を眺めながら志賀山を越え岩混じりの急な悪路を黙々と下る。四十八池を出て誰にも出合っていない。今日も静かな山旅だ。累積標高差僅か357mの楽勝コースの筈をヨレヨレに疲れて終点の前山まで辿り着く。
裏志賀山を下り志賀山へ
 歩行時間4時間弱のコースにしては帰り着かない客に、宿も心配しておられたかも。フロントに駐車のお礼の挨拶に伺うと「お風呂に入ってお帰りください」の有難いお言葉。明るい内に山道を抜けたいと急いでいたMもご厚意に甘える。汗を流せてさっぱり、おかげで車中泊も苦にならない。Mにとって思い出の、私にとって初めての志賀高原の3日間、それぞれの想いを胸に、次の目的地白山へと出発する。
( 文:斉藤(滋)  写真:斉藤(宗) 斉藤(滋) )
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