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谷川岳
谷川岳 オキノ耳
日 時  平成29年10月1日~2日
天 気  1日 晴れ後、雨   2日 雨
メンバー  斉藤(宗)  斉藤(滋)
行 程  10月1日
水上温泉宿(8:45)~ 谷川岳ロープウェイ土合口駅(9:00-9:20)~
谷川岳ロープウェイ天神平駅(9:35)~ 熊穴沢避難小屋(10:20)~ 
肩の小屋(12:00-12:20)~ トマの耳(12:35)~
オキの耳(12:45)~ 肩ノ小屋(13:35)~
熊穴沢避難小屋(14:35-14:45)~谷川岳ロープウェイ天神平駅
(15:25-15:40)~谷川岳ロープウェイ土合口駅(15:55)~
湯檜曽(ゆびそ)温泉宿 泊
 10月2日
 湯檜曽温泉宿(9:30)~ 谷川岳ロープウェイ駐車場(9:45)~
マチガ沢出合(10:25)~ 一ノ倉沢出合(10:55)~ 電気バス ~
谷川岳山岳資料館 ~ 谷川岳ロープウェイ駐車場 ~ 湯檜曽温泉宿 泊 
 10月1日
 念願だった平標山~仙ノ倉山の登山を終え、昨日は宿でゆっくりと休めた。今日はいよいよ盟主谷川岳への挑戦だ(と言ってもロープウェイ利用だが)宿を出発して15分、ロープウェイ駅駐車場に到着する。ここは思い出の場所だ。10年前の夏、尾瀬、飯豊山など登り、最後に谷川岳に登ろうとこの駐車場にやって来たが、外は雷が鳴る程の豪雨だった。頑丈な建物のおかげで不安なく車中泊が出来たが、我が家の他に2組のご夫婦もおられ、話が弾んで楽しいひと時を過ごした事が懐かしい。肝心の登山の事は殆ど忘れてしまったが、花が沢山咲いていた事だけは憶えている。 

 紅葉真っ盛りの日曜日、ロープウェイ駅は登山者、観光客でいっぱいだが、明日から天気が崩れるので混雑も覚悟の上だ。ロープウェイを降りていつも通りの我が家ペースで進むが、ドンドン追い越される。狭い木道でいかに上手く追い抜いて貰うかと結構神経を使う。
天神平に咲くリンドウ
 体力より気疲れを感じながらやっと熊穴沢避難小屋に到着する。当然休憩と思いきや「行くぞ」とスルーしたM、その訳は直ぐ分かる。10mも進むと人、人、人、ちょっとした岩場を前に大渋滞だ(結局、このまま渋滞は山頂直下の肩の小屋まで途切れなく続く)前日までの僅か2日の登山で疲れたのか足が重い。よってこの大渋滞は私にとってはラッキー! → つまり休める。 以後、人波に逆らう事なく進む、休む、進む・・・。こんな経験は初めてだが、ふとテレビで見た富士山登山の様子を思い出す。自分はあの大行列の一員には決してなれない(体力的にも精神的にも自信が無い)と思っていたが今、似たような状態ではないかと思う。  
山頂まで続く登山者の列
 自分の意思(力?)ではなく周りの人達に押し上げて貰った感で肩の小屋に登り着く。登山の楽しさとか感動とか忘れてしまっていた気がするが、ここまで登れた事でホッとする。周りを見れば、娘さん(?)に支えられた高齢者、親より元気な幼児・・・まるで運動会かお花見かの様に集う老若男女。谷川岳がこんなに人気の山とは知らなかったが、様々な光景を目にし弱音を吐きそうな自分はまだまだと感じる。

 昼食を摂り一休みしたので山頂に向かう。10年前はガスがかかり風が強かった事を思い出す。人口密度の高いトマの耳に這い上がり、取り敢えず記念写真をと思っていると「お2人でどうぞ」と親切な方が声をかけてくださりカメラに納まる。標識前の写真撮影は順番待ちだ。
トマノ耳で記念撮影
 さてここで引き返しと思ったらオキの耳に向かうM。「もう行っちょるからええじゃろう」と言いそうなのに珍しい。イソイソ(ヨタヨタ)と付いて行く。オキの耳、こちらも写真撮影が終われば直ちに退去だ。目の前に見える仙ノ倉山へと続く稜線は平標山ノ小屋で出会った若者達が昨日歩いた筈だ。後期&前期高齢者ペアは、縦走路をあっちから、こっちからと眺められただけでも良しとしよう(もう少し若かったら・・・と少し寂しいが)
トマノ耳へ引き返す
仙ノ倉山へと続く尾根
 肩の小屋まで戻り気合を入れて下山を開始する。登り同様、下りも周りのペースに合わせて無事下山できホッとする。ロープウェイ駅のポスター《入浴料ロープウェイ利用者980円→570円》に釣られ車で10分のホテルにまずは直行する。折からの雨、幸い空き部屋があり宿泊を申し込む。
 10月2日
 昨日からの雨は今日も止みそうにない。雨の車中泊はしづらいのでホテルに連泊をお願いする。1泊2食で7800円(2食共バイキング)とお手頃の値段が気に入ったが、その上飲み放題(生ビール、焼酎、ワイン、地酒、ウイスキー、梅酒、ジュース)なのが連泊の1番の理由かもしれない(そんなに飲めないが)

 午後、溜まった洗濯物を片付ける事にし午前中はMの希望で一ノ倉沢出合まで出かける。若い頃、縦走より岩登り志向だったMなので国内有数の大岩壁を一目見てみたいようだ。ホテルの部屋で昼寝・・・は洗濯後の楽しみに取っておいて今日もロープウェイ駅へと向かう。駅を出て登山指導センター前を通過する。センターの職員さんが「生憎の天気だが、一ノ倉は一見の価値があります」と言われたので、トボトボ歩きも少し元気が湧いて来る。

 平坦な林道を歩いていると、かの有名な谷川岳西黒尾根(日本3大急登)登山口の標識が現れる。何年か前、会の強者、高田、大岡、田村の3会員が踏破され(http://ubealpine.fc2web.com/24houkoku/59-tanigawa.html)当時「凄いな~」と憧れとも諦めともつかないため息をついた事を思い出す。ロープウェイで登るようではこのコースに入る事は絶対無いと分かっているが、覗けただけでも良かったと慰める。
一ノ倉沢出合へ林道を歩く
 林道歩きも昨日の大渋滞の事を思うと楽しい。紅葉にはまだ早いが頭上を覆うブナ、木々の実、何気ない小さな花に心が和む。それにしても、こんな天気に歩く物好きは我が家だけと思っていたが、もう引き返して来る人がいて「歩いて行かれるのですか?ホテルで一緒でしたね」と気さくに声をかけてくださる。登山指導センターの近くにも停まっていた電気バスで出合まで行き、帰りは歩いておられるという。片道500円で本も貰えると2冊のハンドブック(野草の本・高山植物の本)を見せられる。「次の便は出合11時発ですよ」と教えられ「よし! 帰りは乗るぞ」とM、本が欲しいらしい。

 一ノ倉沢出合に電気バスと同時に到着する。早速バスのガイドさんにお願いし500円(寄付)で本を頂く(この時点では歩いて帰るつもりだった)しかし雨脚が酷くなり急遽もう500円+して乗って帰る事に。時間が無いので急いで一ノ倉沢大岩壁を眺め、写真に納める。上部をガスで隠しながらも迫力ある光景はさすがだ。
一ノ倉沢出合
 トロッコ列車のような窓なしのバスは寒い。慌ててヤッケを捜しているM・・・無い!? バスを降り谷川岳山岳資料館に寄ってみる。展示されている一昔前の登攀用具を懐かしそうに眺めるM、私のタニのアイゼンもここにぶら下がっていてもおかしくない代物だが(7年前の冬、赤岳で使用した後お蔵入り)
谷川岳山岳資料館にて
 車まで帰り本気で捜すがMのヤッケが見つからない。あれでもと一ノ倉沢出合行きのバスを待ってガイドさんにお願いする。バス乗車の直前、サブザックをひっくり返して財布を出したが、あの時にヤッケを置き忘れたのでは? もし見つかったらとホテルの名前、携帯の電話番号を記したメモを渡しておく(登山指導センターにもお願いする)

 一旦ホテルに帰り、今度は20分離れたコインランドリーへと向かう。と携帯が鳴り「ありましたよ」とセンターから連絡が入る。「見つかったらホテルまで届けてあげる」と言われた超親切なガイドさんに「センターの方に」とお願いしていたのだ。コインランドリーで洗濯のセットをし急いでセンターへ向かう(受け取り)→ コインランドリー(回収) → ホテル 何とも慌ただしい。

 ホテルで昼寝のつもりが同じ所を行ったり来たりで一日がアッと言う間に過ぎる。お蔭で退屈はしなかったが。いやそんな事を言ったら罰が当たってしまう。親切なみなさんのお蔭で返って来た思い出のヤッケ・・・大切にしなければ。
( 文:斉藤(滋)    写真;斉藤(宗) 斉藤(滋) )
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