へのリンク
花の白山を訪ねて① (別当出合~南竜山荘)
南竜湿原を散策する
日 時  2017年7月19日
天 候  晴れ
メンバー  斉藤(宗)  斉藤(滋)
行 程 7月17日
 宇部自宅(14:10)~ 中国道上月PA(19:30)車中泊

7月18日
 中国道上月PA(7:15)~ 中国道・舞鶴若狭道・北陸道・中部縦貫道・勝山IC
~ 市ノ瀬(14:15-14:30)~ 別当出合駐車場(15:00)車中泊

7月19日
 別当出合駐車場(5:50)~ 登山口吊り橋(6:10)~ 中飯場(7:00)~
甚之助避難小屋(8:45-9:05)~南竜道分岐(9:30)~
南竜山荘(10:15)~南竜湿原散策 ~ 南竜山荘(13:30)泊
 今年も梅雨が中々明けない。8月に入ると様々な用事が控えていて山登りどころではなくなる。今年の夏山は7月中にと早くから思っていたが、天気だけはままならない。段々と減って行く残された日に行先も決まらず焦りを感じていると「白山にしようか」と思いがけないMの提案・・・エッ!?本当に白山? 今まで「白山は好かん。弥陀ヶ原、室堂・大汝・・どっかの山と同じ名前が紛らわしい」と言っていたではないか。白山に誠に失礼な理由をこじつけ登らないでいたが、ただその気にならなかっただけの事だろう。殆どの山友達が一度は登っている白山にようやく私もチャレンジできる。幸い天気もまずまずの予報だ。善は急げ、Mの気が変わらないうちに早速、山小屋に宿泊の申し込みをする。ぶっつけ本番の山旅、どんな花に出会えるか楽しみだ。
7月17日
 猛暑の中、汗をタラタラ流しながら準備をする。「要らん物をいっぱい車に持ち込むなよ」とMにけん制され着替えを始め荷物を極力減らし準備する。車中泊に備え毛布を1枚持ち込むとチラッと見られはしたが一応パス(使う事は無いだろうが念のため)1日あれば登山口まで移動できそうだが初めての山へのアプローチ、準備が出来たので余裕を持って出発する。暗くなる前に行き着いた上月PAで今夜は車中泊(明け方少し冷え込む)
7月18日
 北陸道福井北ICから中部縦貫道(無料)に入る。勝山ICで下りてR157線沿いの公園でトイレ休憩していると地元ナンバーの車がやって来た。タオルケットを買いたいので近くにスーパーがないか訊ねると《しまむら》を教えられる。余りの猛暑に実感が湧かなかったが、今夜の泊地別当出合の標高は1260m、持参の毛布1枚では争奪戦になりかねない。手頃な肌布団+2人分の長そで下着をファッション店で購入し一路登山口の別当出合に向かう(要る物はちゃんと持参しないと・・・)
 雨が降り始めた別当出合駐車場に人影は無い。しばらくして雨脚が強くなった中、三々五々ずぶ濡れた登山者が下って来たが、どの顔も満足そうに見える。雨が小降りになったので荷物の整理を始めるとMが1人の男性と話している。白山登山訓練中の自衛隊関係の方らしいが、山口ナンバーの車を見て思わず声をかけられたようだ。問われるままに答えていると、驚いた事にお父様がMの職場の先輩Kさんと判明、若い時バイクの相乗りで転倒したという話は聞いていたが、まさか相棒がこの方のお父様だったとは!(この話はKさんの息子さんもご存知だった)在職中、見習う事が多かったというKさんは今もお元気らしい。思わぬ出会いに少し興奮気味のM、だから旅は楽しいと改めて思う。
7月19日
 初めての白山だからあくせくしないで楽しんで登ろうとは表向き、自分達の体力を考え今日は南竜荘までの足慣らしとする。時間はたっぷり過ぎる程あるので焦る必要はないのだが、周りの雰囲気に押され出発の準備をする。早立ちのグループが去った後はウイークデーとはいえビッグな山らしからぬ静かな歩きとなる。別当谷に架かった長い吊り橋にも人影は無く続く急坂もマイペースでゆっくりと登れる。賑やかな人声がし始めると中飯場の休憩ポイントに到着、早速水分を摂りペットボトルに冷たい水を補給する。有難い事に白山は水が豊富なので真夏でも2Lも持つ必要がなく助かる。
別当谷の吊り橋を渡る
 樹林帯を抜けると白、黄色、紫・・・と様々な花が咲いている。時間を気にしなくていいので写真もじっくり撮れ(バカチョンカメラだが)気分は上々。相棒がしつこく粘って撮っていてもお互いイライラしないで待てる(家の中でもこうだと戦争は起こらないのだが)
清楚なセンジュガンピ
 甚之助避難小屋は下山中の登山者も立ち寄る休憩ポイントで賑やかだ。ベンチに腰掛け大休止、辺りの景色を楽しむ。昨日の大雨(一時的だが)と打って変って抜ける様な青空が広がっている。下界は猛暑で大変と思うがさすが2000m暑さを感じない。南竜道分岐からは再び静かな山歩きとなる。殆どの登山者が砂防新道に向かい南竜道はのんびりと歩ける。ハクサンコザクラ、コイワカガミ、ショウジョウバカマ、ダイモンジソウ…次から次に可愛い花が目につき、さすが花の山白山と感心する。
南竜道から甚之助避難小屋を見下ろす
南竜山荘、南竜湿原が見えて来た
 今日の宿、南竜山荘に到着する。まだ時間は10時過ぎ、早過ぎる! 行こうと思えば室堂まで十分行ける時間だ・・・が行かないと決めていた。おさぼりしているようで少し気が咎めるが心残りないように白山を十分楽しみたい。幸いMも同意してくれていたので取りあえず宿泊の手続きをする。早過ぎる到着にも関わらず部屋に案内され荷物を置かせていただけ有難い。行動食とお茶をサブザックに詰め部屋を出る。小屋の前のベンチに腰を下ろしテーブルに持参のパン、トマト、ハムを並べる。ささやかだが自然に囲まれ口にするランチの味は格別だ。さぁ、これでエネルギーの補給も出来た。南竜湿原の散策に出かけよう。沢を渡りキャンプ場を抜けると目の前に大好きな湿原が広がっている。
静かな南竜湿原
 ここまで沢山の花を見て来たが、湿原で咲き揃った光景は絵本を見ているようで夢心地になる。ツマトリソウ、ハクサンフウロ、テガタチドリ、クロユリも咲いている! 何年ぶりだろう?! クロユリを見るのは。余りに長い間見ていなかったので嬉しくて前から、右から、左からと写真を撮りまくる。あぁ此処に泊まって良かったと心底思う。
クロユリ
 湿原を進み下って行くと登山路は急下降し油坂の頭へと登り返している。さっき、別山からという登山者に出会ったが彼はこの道を越えて来たのだ。白山に入門したばかりの自分達にはピンと来ないが、無理と分かっていても、いつかこの道を歩けたらと憧れの目で稜線を追って行く。
赤谷を渡って油坂を登る別山への縦走路
 湿原の帰り道、Mが「シーッ!」と立ち止まって合図する。目線の先に美しい小鳥のつがい。慌ててカメラを構えるがチョコチョコ飛んで撮らせてくれない。見た事のない小鳥、なんという小鳥だろう?
やっと捉えた可愛い小鳥(ウソ))
 小屋に帰ると相部屋のみなさんも到着され寛いでおられる。有難い事にすし詰め状態ではなくゆったりと休めそうだ。夕食までのリラックスタイム、日常のおさんどんから解放され心も体もノビノビ・・・楽しい一日だった。
( 文・写真:斉藤(滋)  写真:斉藤(宗) )
花の白山を訪ねて② →
Copyright(C) 2004 Ube Alpine Club All rights reserved.
SEO [PR] ]Ex ₦΍ IsbN f ^T[o[ SEO