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九重山系トレッキング
と き  平成29年5月3日~4日
天 候  3日=晴れ、4日=雨
メンバー  石井、江本、浅原、吉田
行 程  3日、
 宇部(5:00)~宇部IC~山陽自動車道~中国自動車道~九州自動車道~東九州自動車道~大分自動車道~湯布院IC~やまなみハイウエー~牧ノ戸峠(8:10)
~牧ノ戸峠登山口(8:50)~沓掛山~扇ケ鼻分岐(9:50)~西千里ガ浜~久住分かれ(10:10)~久住山(11:00)~池ノ小屋避難小屋(11:40)~中岳(12:00)~天狗ケ城~久住分かれ(12:35)~北千里ガ浜~法華院温泉(14:20)

 4日、
 法華院温泉(7:00)~北千里ガ浜~すがもり越(8:00)~大曲登山口(8:45)~やまなみハイウエー~牧ノ戸峠(9:10~9:30)~駐車場(9:45)~湯布院IC~大分自動車道~東九州自動車道~九州自動車道~中国自動車道~山陽自動車道~小野田IC~宇部(15:00)
  内 容

 今回は5月28日に計画されている九重山系のバスハイクの下見として、トレッキングコースを歩くことが主な目的だった。
 折角なので、法華院温泉にテント泊して二日目に三俣山と大船山にも登る計画だったが、初日の夕方から降り始めた雨が朝になっても上がらず、風も強かったため割愛した。
 計画を完全に消化はできなかったが久しぶりのテント泊が楽しめたことが良い気分転換になった。
 東九州自動車道を利用してノンストップであれば、宇部から長者原まで3時間程度で来ることができる。
 アクセスが良くなったことで昔のように前日に現地入りすることも無くなった。この日も朝5時に宇部を出発して8時頃に長者原に到着した。
 あらかじめ予想はしていたが、やまなみハイウエーの大曲りを過ぎたあたりから、路側帯の駐車できそうなスペースや点在する駐車場は既にどこも車で埋まっていた。言うまでもなく牧ノ戸峠の駐車場は満車。仕方がないので、少し下って駐車禁止が解除になった先に駐車場を見つけてそこで身支度を整え、牧ノ戸峠に歩いて戻った。
 牧ノ戸峠はカラフルなウエアーに身を包んだ登山者でごった返していた。
 最近の九重山の登山では昔のようなズックにジャージ姿の登山者は見かけない。登山者の層もアベックや若い女性のグループが多く目につく。山口県の山を登る登山者層とは違うようだ。
 牧ノ戸峠登山口からコンクリートで覆われた味気ない登山道を20分登り少し行くと沓掛山に到着。周囲の景色は新緑にはまだ少し早く、ミヤマキリシマは蕾すらつけていない。
 縦走路を進むと遠くに星生山が見える。扇ガ鼻の分岐では休憩は取らずにそのまま西千里ガ浜に進む。
 正面に久住山が現れて間もなくすると久住分かれへの下りが始まる。そのころには先ほど見えていた久住山はガスで隠れてしまっていた。山の天気は変わりやすい。
縦走路から星生山を望む
西千里ガ浜から久住山を望む
久住分かれへの下り
 久住分かれでは有料のトイレが新設されていているが個数が少なく順番待ち状態。久住山や中岳などへの中継基地として利用されているようで、広場のあちこちで多くの登山者が休憩していた。
 我々も小休止の後に久住山を目指す。久住山への登りは岩がごろごろして歩きにくい。
 28日当日は高齢の参加者もここを往復することになるので、けがをしないようにコース取りに配慮が必要と感じた。
 久住山頂では登山者でごった返していた。
 山頂標識の前では記念撮影の順番を待つ登山者の行列ができていて、次に写る人がシャッターを押す暗黙のルールが出来上がっているようだった。
 その他にも遠景をバックに記念撮影をするグループや、岩陰で弁当を食べる登山者など思い思いに時間を過ごしていた。
久住山頂からの扇が鼻
 十分に展望を楽しんだ後、中岳を目指した。東千里ガ浜に続く道を下りきったところから池ノ小屋を目指して登り返す。
 池ノ小屋は屋根がコンクリートで補修されて強固な避難小屋に生まれ変わっていた。
池ノ小屋(避難小屋)
 池ノ小屋から御池を経由して中岳に登ると中岳のピークからは、久住山はもちろんのこと星生山、三俣山、平治岳、大船山、稲星山など九重連山の名だたるピークや、法華院温泉、坊がつるなどが見渡せてさながら九重の展望台といった印象を受けた。
 最高峰であり最高の展望が楽しめるこの山が久住山より登山者が少ないのが不思議だが、そう言う私自身も久住山に登った回数の方が圧倒的に多い。山名から受けるインパクトの違いは理由の一つとしてあるのだろう。
天狗ケ城から中岳を望む
天狗ケ城から望む御池と久住山
 天狗ケ城を越えて一旦久住分かれに戻り、小休止したのち北千里ガ浜に下った。
 本来であれば三俣山に登るところではあるが、早く法華院温泉で手続きしないとテントを張れなくなるのではないかという強迫観念に負けて、三俣山は明日登ることにして法華院温泉に急いだ。
北千里ガ浜への下り
 法華院温泉のテント場にはすでに30張を超えるカラフルな大小さまざまなテントが設営されており、テントスペースを探すのに苦労する。
 何とか平地にスペースを確保し、テントを張ったが、地面が砂利で固めてあるのかペグを受け付けない。周辺の草むらから大きな石をかき集めてきて何とかフライを固定できた。
 この後は入浴、夕食を済ませて早々にシュラフにもぐりこんだ。遅くまで周囲で人の気配と夕方から降り始めた雨と風がフライをたたく音で目が覚めることがあったが、テントの中がゆったりしていたこともあり十分な睡眠をとることが出来た。
 翌日、法華院温泉の食堂のテレビでは大分県だけ終日雨予想。
 天候回復は見込めないが雨の中を三俣山に登るべく北千里ガ浜に登り返した。すがもり越えまで来たものの雨と風が強く、無理して登ることもないのではとの意見も考慮して、今回は三俣山登山は見送ることにした。
 林道から大曲登山口に向けて山道に入り、下山後はやまなみハイウエーを歩いて牧ノ戸峠まで戻った。
 今回第一目標の、トレッキングコースの下見はできたものの、雨を口実に大船山と三俣山を割愛したことが反省点。
 28日の本番で雨が降らないことを祈っているが、雨が降った時の対応も考えておきたい。
トラック図
( 文・写真・トラック図:江本 )
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