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残雪の小室井山(もみのき森林公園)
明るい林を行く
山行日  2016年2月4日
天 候  晴れ
メンバー  斉藤(宗) 三浦(比) 斉藤(滋) 会員外(Ay・Iy)
行 程  宇部東IC駐車場(6:45)~ 中国道吉和IC ~ もみのき森林公園センター(8:45-9:00)
~ 登山口(9:25)~ 小室井山(11:30-12:20)~ 休憩舎(13:30-13:40)
~ もみのき森林公園センター駐車場(14:00-14:10)~ 宇部東IC駐車場(16:15)
 なかなか当たらない天気予報(気象庁に失礼かもしれないが)、4日前は予報を信じて十種ヶ峰(神角コース)に出かけたが、登るにつれ天候悪化、山頂は完全にガスの中で薄ら寒い山行となった。
 今シーズン初めてのワカンラッセルが出来たものの、どこかすっきりしない。青空の下で真っ白な雪を踏みたい。よおっし! リベンジするぞ。十種ヶ峰のメンバー全員集合! 今度こその思いで小室井山に出かける。
 お天気は好くてもウイークデーのせいか、もみのき森林公園センターの広い駐車場に人影は無い。雪が少ない今シーズンだがここはしっかりと降ったのか除雪された駐車場と道路以外はたっぷりと雪が残っている。
 小室井山の登山口は何処だろう? 中国百名山踏破を達成された知人のKyさんに頂いたGPSのトラック図が頭に浮かぶ。Mの「待った」を背にまずは動いてみるはいつもの悪い癖だ。広々とした雪の原にクロスカントリーコース(サイクリングコース)も走っていて踏み跡は四方八方へと乱れている。ウロウロしたが登山口は分からずMに「勝手に動くな」と怒られる。
 公園センターの職員さんに訊くと「あっち」と指さされただけでよく分からない。Kyさんのトラック図を頼りにクロスカントリーコースを進んで行く。 
クロスカントリーコースを進む 後方は冠山
 歩き始めて間もなく雪の中に立つ小室井山登山口の標識を発見。Kyさん達はクロスカントリーコースをそのまま歩いておられるようだが我がパーティーは時間短縮を優先して近道を取る。雪は程よく締まって歩き易いが登山道は雪の下で当然のことだが全く見えない。コンパスを頼りに進むと再びクロスカントリーコースに出る。Mが地図上の何処にいるのか考えて目の前の尾根に乗ればいいと判断メンバーに説明している。

 Kyさんのトラック図によれば、この近くに標識がある筈(Kyさんは標識からクロスカントリーコースを離れ忠実に登山道を辿っておられるようだ)何時もの癖で標識が気になる。Mが地図を広げている間に探してみようとクロスカントリーコースを少し逆方向に・・・あった! 分岐標識≪←小室井山≫の方向には何人かの踏み跡が林の中に続いている。「此処に標識があったよ~!!」と早速叫ぶが反応なし。誰も気づいてくれずやっても来ない。イライラして声のボリュームがドンドン上がる。

 「何しよるんか?」暫くしてやって来た機嫌の悪いMに「ここに標識があるよ」と得意げに言うとたちまち「遠回りになっただけじゃないか」と怒りの声。初めての山ゆえに今地図上の何処に居ると100%の確証が欲しかったのだが、Mは自信があったのだろう。全てが雪の下の状況では私は80%位の自信しかなかった。「転んで怪我でもしたのかと思った」とIyさん。大声で呼んだため心配をかけてしまった。「犬の躾と同じ、お前は儂より前に出て歩くな!」またMに怒られ「ごめん」とメンバーに平謝りする。標識から少し登ると「ここから尾根に取りつこう」と言っていた場所のすぐ上に出た。申し訳ない。Mの判断に間違いはなかった。
小室井山 トラック図
 今日は久しぶりに読図トレーニングとメンバー張り切っていたものの何日前かのトレースが続き歩き始めの緊張感はすっかり消えてしまっている。そこで此処からどの方向に進むか…でなく、今いる此処は地図上のどの地点か?とトレーニング方法を変えてみる。しかし所々標識もあり易しくトレーニングにならない。それでも写真を撮ろうと先を急ぐとつかさず「おいポチ、儂より前に出るな!」とM。ほとぼりが冷めるまでは先行は控えた方がよさそう。 
此処は何処? 地図で確認する
 ブナやミズナラの大木が立つ穏かな稜線に出る。思わず見上げて写真に撮ろうとしても我がデジカメに収まってはくれない。上半分は春を待つ繊細な枝先、下半分は堂々とそそり立つ幹・・・1枚に収めたくても写せないのは腕のせい?それともカメラ? ひと際目立つブナをみんなで囲んで流行りの琴バウアーをする。(腰痛のリハビリで1日15回と指導されていても中々実行できない)

 みんなでのんびりと雪山ハイキングを楽しみながら小室井山々頂(1072m)に到着。お昼時にもってこいの暖かい陽射しに包まれてお弁当をひろげる。誰かが作ったテーブルを囲み雪山とは思えないような穏やかなひと時を過ごす。
雪のテーブルを囲んで
 帰り支度をしていると、ワンちゃんを連れた男性が登って来られ(我々と同じコース)「帰り道はどっちですか?」と訊かれる。地図など持っておられない様子だがクロスカントリーコースと登山道が交差し四方八方へと踏み跡が乱れているのに、すんなり登頂とはお見事(?)好天とはいえ気軽な登山者に内心驚く。いざと言う時頼りになるワンちゃんかもしれないが。
快適に下る
 下山コースは登りのコースとは対照的に大雪原が広がりなんとも気持ちがいい。気軽な登山者も楽しく周回帰着出来るだろう。ただしこんな公園でもひとたび吹雪に撒かれたら方角を見失いそう。私はコンパス無しでは歩けない。
公園センター目指して下る
 子供の頃雪が降ったら嬉しくて寒さを忘れ外に飛び出たが、幾つ(?)になっても雪は大好き・・・広い雪原にパチンコ玉が転がるように飛び出したおばさん達、子供のように走り周り寝ころび、あぁ疲れた。もう少し下れば休憩舎がある筈、お茶でも飲んでゆっくり休もう。
童心に帰って遊ぶ
休憩舎
 念願だった青空の下での雪山ハイク、十分楽しむ事ができた。貴重な資料を頂いたKyさんに早速報告しよう。4日前の十種ヶ峰の寒さが嘘のような今日の暖かさ、春はもうそこまで来ているようだ。
( 文・写真:斉藤(滋)  写真・トラック図:斉藤(宗) )
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