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七重の滝・遡行~福智山
山 域  七重の滝(福岡県)
遡行日  2014年9月7日(日)
天 候  曇りのち、晴れ
メンバー  江本、西村(佳)、松並、浅原
行 程  宇部IC(6:35)~九州道~小倉南IC~鱒淵ダム(8:05)~入渓(9:15)~遡行終了(12:00)~
登山道~福智山山頂(14:15)~鱒淵ダム(16:00)~小倉南IC~九州道~宇部IC(17:30)
 うんざりするほど続いた雨降りの日も、9月に入ると落ち着きをみせ晴天に恵まれ始めた。とは言え、気温はそれなりに下がってきている。沢に行くなら、泳ぎの少ない沢が良かった。
鱒淵ダムにて、準備をするメンバー
 鱒淵ダムに到着するとハイカーのものと思われるクルマで溢れていた。
 わずかに残っていた駐車スペースにクルマを停め、準備を始める。ここから入渓地点まで遊歩道を歩くのだが、これが意外と長く地味に疲れる。
遊歩道終点まで歩いて詰め、ここから入渓した
 入渓して程なくすると、さっそく一の滝が現れる。江本リーダーのリードで右岸をへつり突破、続く二の滝も江本リーダーのリードで、左岸を登って突破した。ここまでは、順調だ。
 そして、三の滝。『ここが核心だろうか』直角に曲がって降り注ぐ様は圧巻だ。
 ここでも江本リーダーがリードを担当しロープをセットする。
 西村は、滝をかわしながら危なげなく突破したが、続く浅原がトラバースで足を滑らせフォール。滝の直撃を受けながらの厳しい登攀を強いられる。水圧が強すぎてロープで引き上げることもできない。そして5分近い奮闘の末、最後は持ち前の体力で何とか脱出した。
四の滝をフリーで登る
続いて五の滝もフリーで突破していくが、西村はこの後フォールする
 四の滝、五の滝は、全員フリーで突破。六の滝は、西村のみトップロープで登った。
 そして、最後となった七の滝。水量によってはシャワークライミングで直登できるらしいが、今回は、左岸から高巻いた。
七の滝の左岸を高巻くメンバー
無事に福智山山頂に到達した
 ここからしばらく平坦なゴーロ歩きをして、登山道に合流。福智山山頂を目指して登り始めた。
 そして山頂手前の避難小屋に着いた所で、ようやく昼食を取る。
 談笑しながら遥か遠くに見える皿倉山を眺め、2年半前に踏破した皿倉山~福智山~牛斬山の大縦走を思い出し感慨にふけった。
トラック図
 【後記】

 これまで西中国山地の沢しか経験のなかった自分にとって、初めての九州の沢遠征は新鮮なものだった。
 この「七重の滝」がどのくらいのレベルかは分からないが、今の自分の力量からすると存分に楽しむことのできる沢だった。
 また、今回は時間切れで断念したが、「七の滝」を越えて源流へ延びるという左俣にも挑戦してみたい。
( 文:松並 /写真:江本、松並/トラック図:江本 )
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