へのリンク
大山山行・雪上訓練
日 時  2014年1月3日~5日
山 域  伯耆大山(鳥取県)
天 候  3日(晴れ)、4日(雪)、5日(晴れ)
メンバー  村上CL、加藤SL、永安、松並、林、浅原、坂口(講師:周南山岳会)
ルート  元谷~行者コース~弥山山頂~行者コース~元谷
行 程 3日:
 山口IC(11:00)~中国道~米子道~溝口IC(14:35)~
南光河原駐車場・村上、坂口、林と合流(15:25~16:00)~元谷小屋(17:05)~
夕食(18:00)~就寝(20:00)

4日:
 起床・朝食(4:00)~元谷小屋出発(6:05)~六合避難小屋(7:40)~弥山山頂(9:15)~
山頂避難小屋出発(11:20)~元谷小屋到着(13:10)~雪上訓練(13:25~15:30)~
夕食(15:35)~就寝(19:00)

5日:
 起床・朝食(5:00)~雪洞掘り訓練(7:00~8:30)~元谷小屋出発(9:00)~
南光河原駐車場(10:00~10:50)~溝口IC(11:25)~米子道~中国道~山口IC(16:00)
 内 容
 雪山初心者を対象とした雪山山行として、8名で大山山行を行った。
 溝口ICを降りた先のコンビニでその晩の酒と肴を買い、スキー客で賑わう南光河原駐車場で村上・坂口・林と合流。
 また同日に別パーティとして弥山尾根西陵ルートを登攀する、内田・鹿野ペアともここで合流する。
 初日は天候もよく、元谷小屋付近にて北壁や豪円山を眺めることもできた。
 元谷小屋付近にテントを設営し、各々用意した夕食を食べて就寝。内田・鹿野組のテントでは遅くまで話に花が咲いていた。
元谷から北壁
 翌朝は、起床後食事担当の永安が用意した雑煮を食べた後、弥山を目指し松並を先頭に行者コースに歩を進める。
 ラッセルが初めての浅原は苦戦しつつも坂口のアドバイスを受けながらなんとか登り、夏山コースと合流した後、六合目避難小屋に到着する。
 ここでアイゼンを装着し、休憩をはさみながら弥山山頂を目指す。
 途中、眼下にスキー場を見渡せるほど視界が広がったが、それもつかの間であっという間に吹雪に雪が舞い、一瞬にしてホワイトアウトとなり、坂口を先頭に目印を頼りに慎重に進む。    
ラッセルに苦戦する浅原
六合目避難小屋付近で休憩
 八合目から弥山山頂までは視界不良の他は問題もなく、あっけなく山頂に到着。
 ここで村上CLから剣ヶ峰の方角などの説明を受けた後、山頂避難小屋に入る。
大山山頂
 山頂避難小屋では坂口によるザイルワーク講習として「スタンディング・アックスビレー(SAB)」の説明を受ける。
 二人一組で何度も教わったザイルワークを繰り返し、初めは坂口に何度も説明を求めながらも、徐々に手際よくこなしていく。
 講習中には弥山尾根西陵ルートを登攀し終えた内田・鹿野ペアも避難小屋に到着し、先に下山する。
ザイルワークの講習
 坂口による講習を終えた後、山頂避難小屋を後にし、吹雪で視界不良の中、元谷小屋まで下山する。
 元谷小屋到着後は、雪上にてピッケルを使った滑落停止を繰り返した後、避難小屋にて教わったSABを実際に試みるも斜面にいる確保される側の人の重みと寒さで思うようにいかず、苦戦した。
 雪上訓練の後は、加藤が調理した水餃子とインスタント炒飯を食べた。
 極寒の中での訓練の後のため、温かい料理に身も心も解凍される感覚にこれも雪山の魅力の一部だとしみじみ感じながら、心なしか前日の夜よりも話が弾み二日目を終える。
雪上訓練
加藤の調理した水餃子
 三日目は永安の調理したラーメンを食べた後、雪洞掘り訓練を行った。
 スコップを使って雪をブロック状に切りながら掘り進める。次第に要領を得てからは三つの雪洞を全て開通させて、ビバークするには十分の広さの雪洞を作り上げた。
 その後下山し、この度の山行を終えた。
 帰りの道中では、晴れ渡った空の下、気高くそびえる伯耆大山を眺めることができた。
 次にこの山を登るときには、同じように晴れ渡った空の下、山頂からの眺めを楽しみたいと早くも次の山行を決意して伯耆の国を後にする。
元谷での雪洞掘り訓練
大山山行トラック図
( 文:浅原/写真:加藤、松並/トラック図:永安 )
← 大山弥山尾根西稜
Copyright(C) 2004 Ube Alpine Club All rights reserved.
SEO [PR] !uO z[y[WJ Cu