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狗吠峡・岩倉沢左俣遡行
日 時  平成26年7月12日(土)
天 候  晴れ
ルート  狗吠峡・岩倉沢左俣(椹野川水系)
メンバー  林、内田
行 程  駐車場8:10~狗吠峡入渓8:15~狗吠大滝8:40~夫婦滝9:10~遡行終了9:25~
 駐車場9:45~(車で移動)~駐車地点9:50~岩倉沢左俣入渓10:15~
 車巻の滝10:40~遡行終了11:20~駐車地点11:55
 内 容

 梅雨の合間の土曜日、天気予報は晴れで気温も上がる見込み。
 自分の都合で午前中しか時間がとれないため、近場の狗吠峡に沢登りに行ってきた。余裕があれば岩倉沢にも行く予定。
 狗吠峡入り口の橋から入渓。
 今週ひどい雨は降らなかったと思ったが、梅雨時期だけあって水量は多い。さすがに朝は水が冷たいが、やがて身体が慣れて気にならなくなる。
 小滝を越えて進むと、右側に大きな岩壁が張り出し、雰囲気のある廊下のようなところに出る。
 さらに小さい淵を越えたところがF5狗吠大滝だ。
狗吠大滝
 ロープが30mで足りなくなると困るので、右岸を一段上がったところの立木で自己ビレイをとり、登攀開始。
 今回、水量が多いため、そのまま草付と水流の境を上まで登る。
 カムを使って2箇所で支点をとったが、一つ目のカムはあまり効いておらず、気休めにしかならなかった。
 滝の抜け口では水圧で身体が押し戻されるため、水芯に入らないよう注意が必要。
 今回、沢登りが初めてという林は、普段の岩トレの成果か、危なげなく登っていた。
抜け口で奮戦する林
 狗吠大滝を越えるとすぐにF8夫婦滝と出会う。
 普段は2条の滝だが、今回は水量が多いため、迫力のある3条の滝となっている。
 簡単そうな一番左の滝を行くが、中ほどに浮石があるため慎重に登った。
夫婦滝の左半分(左の滝は普段枯れている)
 あとは小滝をいくつか楽しむと、遊歩道の橋と出会うところで、遡行終了。
 帰りは沢沿いに付けられた遊歩道を戻る。     
 駐車場に着いた時点で9時45分。まだ時間的に余裕があるため、岩倉沢左俣に行くことにする。
 車で5分ほど移動し、道路脇の空きスペースに駐車。以前、早めに入渓して、平凡なゴーロが続いたことから、今回はもう少し進んでから入渓。
 結果的にはもう一つ先の橋から入渓しても良かった。    
     
物見ヶ岳登山口付近から入渓
 チョックストーンのF1までは平凡な沢歩き。よく分からないままF3を過ぎると、5mF4と出会った。
 以前は滝の真ん中を直登した記憶があるが、今回は水量が多いため左寄りをシャワークライミングする。
 釜がないので、落ちると怖い。
     
車巻の滝
 F4のすぐ上には、格好良い釜をもつF5車巻の滝が鎮座している。
 ちょうど陽の光が釜に差し込み、神秘的な光景に思わず息をのんだ。
 釜に飛び込み、滝の左側に取りつく。右岸の岩を登るが、支点はとれない。慎重に上まで登り、立木でセカンドのビレイをした。
 林も安定した登りで後に続く。
安定した登りを見せる林
 F5を越えて先に進むが、二俣になったところで倒木が出てきたので、早いがここで遡行終了。
 左岸に上がり、踏み跡をたどると物見ヶ岳の登山道らしき道に出る。そこからはスピードアップして下山。
 途中、林の間から遠くにF5と思われる滝が垣間見えた。

 狗吠峡と岩倉沢は近接しているので、短い時間で両方を楽しめる。短いながらも変化に富んだ渓相と迫力のある滝があるため、魅力的な沢だと思う。
( 文・写真 ; 内田 )
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