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根子岳縦走
山行日  2014年4月27日
天 候  曇り
メンバー  CL江本、SL竹之内(真)、浅原、福間、清木(周南山岳会)
行 程  26日:

 宇部IC(18:00)~(高速道路)~熊本IC~鍋の平(22:30)
 27日:

 鍋の平(5:30)~大岩(6:40)~西峰分岐(7:30)~西峰本峰(8:10)~
西峰双耳峰(10:30)~縦走路分岐(10:45)~Ⅲ峰(12:00)~
ローソク岩(12:40)~蟻の門渡り(13:10)撤退~縦走路分岐(14:30)~
日ノ尾峠(15:30)~鍋の平(16:10)~熊本IC~(高速道路)~宇部IC(20;40)
 目 的

 
雨天の為、前週からの延期だったが、今回も当日は雨予報。
 しかし前線の動きが遅く、時折晴れ間ものぞいてまずまずの天候になった。
 計画では、鍋の平キャンプ場から西峰、天狗峰、東峰、大戸尾根を下る縦走だったが、予想外の悪路と天狗岩の渋滞でタイムリミットとなり撤退となった。
 内 容
 鍋の平キャンプ場からの登山口が分かり辛く多少時間は費やすが、尾根に取り付いてからは踏み跡もあり、背丈ほどのススキを掻き分けながら順調に急登を進んだ。
登りのヤブ原
 次第に西峰の岩壁が見え始め、分岐からは垂壁の岩と木登りが始まる。
 岩も木もしっかりしているのでロープに頼り過ぎない方がいい。
 楽しく西峰(本峰)ピークへ辿り着くが、ここからもう一つの西峰(双耳峰)までが本日の核心部。山頂から進路北側は深く切れ落ちていて、その先も崩壊したナイフリッジと崩れた急斜面を登らなければならない。
 引き返して本峰を巻くルートも崩壊はあり、それなりに時間を要する。進むか引き返すか、CL江本氏厳しい判断を迫られる。
 そのまま直進する事になった。

 山頂からの懸垂下降は距離も長く空中懸垂になる為、少し下った所で支点構築。程好い立ち木が無く苦労していた。
 ロープ回収時、何かに引っ掛かってロープが動かないのでCL登り返す。
 続いて次のトラバースと崖の登りにもフィックスロープを張って貰う。進む度に足場が崩れる様な所で、まともなランニングも取れず、リードは絶対にフォール出来ない。フィックスロープのお陰で無事西峰に立つ事が出来た。
砂礫帯の登り
 メンバー殆どが一日終わった様な気分だったと思う。
西峰からの根子岳
崩壊が進む縦走路
 縦走路に出ると1パーティーがⅢ峰に取り付いているが、かなりペースが遅い。
 こちらも5人1パーティーなので追いつく事はなかったが先は気になる。
 浅原氏はクライミングと懸垂下降の繰り返しを、不慣れなりにも楽しんでいた。私は登山靴でのクライミングにしばらくまごつく。
Ⅲ峰のCLとSL
懸垂も板に付いた浅原
 Ⅱ峰ローソク岩は巻いて天狗峰を眺めると、基部に先行パーティー、それとは別のパーティーが既に登っている。
 結局取り付きには5人以上いる様だ。
 ここでCLより撤退の判断が下された。泣く泣く引き返し、日ノ尾峠より下山した。
渋滞中の天狗峰
鍋の平の牛
 感 想

 西峰からの縦走は、バリエーションの醍醐味で一般ルートでは味わえないものがあったが、看板の如く「ベテランリーダーなしでの進入絶対禁止」を思い知らされた。
 想定外のトラブルや情報の少ないルートにも適宜対応していかなければならない。また撤退のタイミングの重要性も勉強になった。
( 文・福間  写真・福間、清木、江本 )
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