へのリンク
福西山~大海山~石仏のあるピーク周回
シュンラン 来年もここに咲いていますように・・・
山行日  2014年4月8日
天 候  晴れ
メンバー  三浦(比) 斉藤(宗) 斉藤(滋) Ks・Ay・Iy(会員外)
行 程  セミナーパーク第7駐車場(9:00)~ 福西山(10:10-10:30) ~ 大河内林道(11:10)
~Sコース~大海山(11:55-12:30)~ 南展望台(12:55)~ 石仏ピーク(13:25-13:45)
~ 千坊川公園(14:10)~ 溜池巡りコース ~ セミナーパーク第7駐車場(15:40)
 内容
 会きっての元気印、加藤会員から大海山周辺の新ルートの情報が寄せられる。
 その一つが噂で耳にしたことがあった福西山への北ルート。
 二つ目が大海山の南展望台から石仏のあるピークを経て千坊川公園まで。三つ目は千坊川公園からセミナーパークへ至る溜池等を巡るコースである。
 正月のスキーでの骨折が完治してはいないが、「霜降山くらいなら・・・」と主治医から半ば強引に登山再開の許しを得た。身近な山の新コース、居てもたってもおられない。霜降山も大海山もあまり変わらない(?)出かけてみよう!
 セミナーパーク第7駐車場を出発して鋳銭司配水池まで行き、福西山北面の山道に入る。
 福西山には何度も登っているが、仁光寺から大河内林道経由、または大海山から尾根通しに縦走だったので南面は馴染みだが、北面には踏み込んだことがなく、平凡な林の踏み跡さえ新鮮でワクワクする・・・が沢沿いの道は崩れている。露出した岩の上を滑らないよう慎重に渡る。(ここで怪我をすると再起不能・・・用心用心)
 しばらく進み尾根に乗るとツツジ・サイフリボク・アセビの花が新参者を優しく歓迎してくれる。麓の消防学校からは生徒さんの元気なかけ声。生徒さんに負けないよう頑張ろう。痩せた滑りやすい真砂土の足元は結構緊張を強いられる。相次ぐ骨折で増々臆病になってしまい、踏み出す一歩にも力が入る。
福西山への明るい尾根
 明るい尾根歩きのコースは福西山々頂の東端に出る。
 右折して展望岩で一休憩後、大河内林道に向けて下り始める。目の前に広がる大海山・勘十郎岳の山腹は新芽と山桜で彩られている。オッと見惚れていては危ない!真砂土の急な下りが続く。
 周りのメンバーの足取りは軽く余裕だが、3ヶ月の長い休みのつけで脚力は極度に衰え、バランスを崩すと即、尻もちをついてしまう。通い慣れた筈の僅かな登りさえ息が弾む。
 スローペースだが亀尾滝(通称)からSコースを辿り無事大海山々頂に到着。良かった、どうにかお昼に間に合った。
山腹を彩る山桜  Ksさん撮影
 眼下に広がる長閑な大海湾を眺めながらの昼食タイムを楽しむ。あいにく四国も国東半島も霞んでいる。さぁ、後半のお楽しみコースへ出発しよう。逸る気持ちで歩きなれたコースを南展望台まで下る。
 ここが後半のお楽しみコースの出発点である。大海山・勘十郎岳の一般周回コースを外れ、南西に延びる尾根を下る。2年位前、地元の方が整備されたので下ったことがあるが、その後まもなく入口が枯れ木で塞がれたので以来歩いてはいない。
 メンバーの未知への緊張感と期待感が伝わって来る。歩荷のロングコースを模索して亀山・陶ヶ岳・大海山周辺を整備中の加藤会員と助っ人の永安会員がシダ刈りを済ませたばかりのコースはどこか初々しい。

 最初のピークはトラバースでかわすが、そのまま進むと違う尾根に入ってしまうので要注意!!(急だが、いったんピークに上がる方が分かり易い)
 ここから南西に急坂を下るとゆるやかな明るい踏み跡となり、振り返れば南展望台からの辿った尾根が見渡せる。いつもと違う景色が新鮮だ。

 小高いピークに登り着く。加藤会員がいう石仏ピークだ。
 大岩に囲まれた祠に3体の石仏が鎮座し巨大なスズメバチの巣が並んでいる。(スズメバチの巣は撤去されたとのこと)眼下は長尾池と秋穂湾。景色を眺めながらゆっくりしよう。
明るい広場の石仏ピーク
 以前Mとここに来た時は踏み跡を自然に辿って長尾池に下った。今日は加藤会員お薦めの千坊川公園(大海山東登山口)へ整備したてのコースを下る。
 Mを除いてみんな初挑戦だ。Mから所によってはシダが大藪と聞かされていたが、7時間かかったという加藤会員らの整備のお蔭で展望を楽しみながら千坊川公園まで帰り着く。
桜咲く千坊川公園を望む
千坊川公園へと下る
 さてここから車道を避けて里道を歩いての帰路が始まる。
 勘十郎岳登山口へ向かう土手の真ん中辺りで竹藪に踏み跡を急降下。何年もこの山に登りながらこんな道があるなんて知らなかった。駐車場まで車で乗り付けていては気づかない。稜線からいつも見下ろしていた外屋池の畔を行く。
 大海山の姿を映す外屋池の美しさにしばし足が止まる。軽トラが走れそうな竹林の道は、石仏がひっそりと佇む小道につながり、数々の溜池を辿りながら行く。

 少しコースを外れるが、加藤会員が熱っぽく語った三段の石組(コンクリートの無い時代の砂防ダム?)もゆっくり見物し、のんびりと時間をかけ朝の出発地セミナーパーク第7駐車場に帰り着く。
静かに佇む石仏
のどかな里の道を行く
 私にとって久々の本格的(?)登山で心底疲れてしまった。しかし今日一日、目いっぱい楽しむことが出来た。身近な山が再出発へと後押しをしてくれた。
 これで加藤会員お薦めの陶ヶ岳・火の山連峰と福西山・大海山をつなぐ歩荷訓練のためのロングコースを確認できた。体力やメンバーに応じて様々なコース取りが出来るだろう。
 荒れたコースを頑張って整備をしてくださった加藤・永安両会員に心から感謝しつつ、帰路につく。
福西山~大海山~石仏のあるピーク周回 トラック図
( 文・写真:斉藤(滋)  トラック図:Ksさん提供 )
Copyright(C) 2004 Ube Alpine Club All rights reserved.
SEO [PR] !uO z[y[WJ Cu