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山口県山岳連盟冬山交流会
期 間  平成25年1月26日(土)~27日(日)
山 域  島根県 安蔵寺山
天 候  曇り時々雪、積雪量:約1m(頂上付近)
参加者  加藤、斉藤(宗)、斉藤(滋)、大岡、藤井(祐)、竹之内(真)、
 松並、藤村、新本、江本(計10名)
 他27名(HC山歩11名、下関山岳会6名、周南山岳会6名、山口山岳会4名)
行 程  1月26日(土)
 
 前泊組8名は、ゴギの郷にてテント泊
 
 1月27日(日)
 朝6時50分、当日組2名と合流。
 7時30分、ゴギの郷発~夏山登山道~安蔵寺山山頂~昼食~講習会~
 夏山登山道~15時、ゴギの郷着~15時30分、ゴギの郷にて解散
 ● 内容

 毎年恒例の山口県山岳連盟主催の冬山交流会&講習会に、加盟5団体から37名が参加。
 宇部山岳会からは、10名が参加した。
 日頃、山口県山岳連盟の加盟団体員はいろいろな山登りを楽しんでいるが、中には岩登りや冬山登山はしない加盟団体や会員もいる。それでも年一度の冬山講習会には各加盟団体がそれぞれの会の中で参加者を募り、冬山交流会に参加し遭難救助の講習を受講している。
 今年は例年になく積雪量が少なく参加者をがっかりさせたが、頂上での講習会への影響は少なく、降雪の中、予定されていた講習内容を全て受講することができた。
 宇部山岳会では雪山学習の場の一つとして新人の参加を促している。
 今回も新人の女性会員が参加。頂上集合であるため、登山ルートは各会で自由に選べる。
 ベテラン会員はこの時期雪で覆われている薮尾根を、読図しながらラッセルするのを楽しみにしているが、今年は積雪が少なく藪が露出していたので、藪こぎ経験の無い新人のことを考えて夏山登山道を登った。
 積雪の少ない登山道はズルズル滑って歩きにくかったが、それでも廻り岩を過ぎたあたりからは、徐々に雪山らしくなり、若手会員のペースが上がった。
 新人にはベテラン会員が同伴していて心配ないので、後続の遅れを気にすることなくツボ足で一気に頂上までトレースをつけた。
テント場 ゴギの郷
青空がのぞく
 集合場所の頂上に早く着きすぎたので、講習会開始まで各自で思い思いに時間を過ごすことにする。
 まず降雪を予想してタープを張った。
 中峰までピストンする者、講師を務める会員は会場作りをはじめる。埋没体験のための雪集めや、ゾンデ探索訓練のための雪面の整地などをおこなった。
 若手は毎年頂上で雪洞を掘るのを楽しみにしているが、今年は積雪が少ないので雪洞は諦めざるを得ない。
 また近々雪稜登攀を予定している会員を対象にスタンディングアックスビレーと自己脱出の技術についても確認を行った。
 雪の付着したザイル(ロープ)に有効なフリクションノットの検証もできて参考になった。
快適なタープ
山頂にて
講習会前に中峰に
 そうこうするうちに他の参加者が続々と到着。
 予定より早めに開会式を行い講習が始まった。
 降雪の中、三班に分かれて
①ビーコンの操作方法学習と埋没者の位置特定、
②埋没体験、
③ゾンデ棒での埋没者の捜索などの講習を受講した。
④最後に講師による雪山での支点の構築方法の実演が行われて、講習会を終了した。
 毎年同じ講習内容ではあるが、間違って理解していたり、忘れていたりする部分にも気づかされることもあり、定期的に講習会を受講することの意義を感じた。
 来年度は開催内容の見直しも検討されるようだが、継続するようなので、参加したいと考えている。
ゾンデの講習風景
ビーコンの講習風景
埋没体験
支点のとり方を学ぶ
( 文:江本正彦、写真:斉藤滋子 )
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