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吾妻山~大膳原
大膳原からの吾妻山
と き  2012年10月25日
山 域  比婆山系(広島県/島根県)
天 候  晴れ
メンバー  斉藤(宗) 斉藤(滋) Ks(山歩) Kk・Ay・My (一般)
行 程 県民の森公園センター(8:45)~ 吾妻山国民休暇村(9:40-9:50)~
 吾妻山(10:40-10:50)~ 南ノ原分岐(11:40)~ 大膳原休憩所
(12:20-13:10)~ 南ノ原分岐(13:50)~ 吾妻山国民休暇村
(14:30-14:50)~ 小郡交通センター(18:25)
 内 容
 毎年のように比婆山連峰の縦走をしながら、いつも端折ってしまう吾妻山。久しぶりに吾妻山国民休暇村がある池ノ原から登ってみよう。
 六ノ原にある県民の森公園センターから、池ノ原までは大きく迂回しないと行けない。
 朝食後のコーヒーをゆっくりと楽しみ、公園センターを出発する。
 
 池ノ原にある吾妻山国民休暇村にカーナビをセットする。カーナビは予想通り、大遠回りのコース(主要道路)を行かせようとする。それでなくともへそ曲がりのM、言うことを聞く筈がない。いつもカーナビに反発する私もMに味方、まったく違う方向に進む。最短距離を行こうと狭くなった山道を曲がりくねりながら進む。スピードが出せず、大遠回りの方が早かったかもと思いながら慎重に進む。幸いなことに対向車もなく無事池ノ原に到着しホッとする。

 池ノ原に建つ懐かしい国民休暇村(家族で池ノ段まで往復した時に宿泊)何年ぶりだろう? さまざまな光景を思い出しながら歩き始める。記憶の中と変わらぬ優しい風景が広がり、メンバーの足取りも軽い。
カキツバタ(?)見つけた! 原ノ池にて
 吾妻山へと高度をあげながら時々振り返って見下ろす。絵本を広げたように美しい休暇村の建物と池の光景に疲れを忘れ、元気に山頂着。ここも360度の大展望だ。
山頂目指して
稜線からの池ノ原
 「せっかくだから大膳原まで行こう」と意見がまとまったものの、最短の直下降は膝に堪えそうだ。時間は十分にある。Mの提案でいったん南ノ原まで緩やかに下り、トラバース道で
大膳原へ向かうことにする。大遠回りだが、その分紅葉が楽しめそうだ。左に烏帽子山、御陵を眺めながら、明るいススキ野原の尾根を下る。下るにつれ、眼下に紅葉の樹海が広がり俄かカメラマンは忙しい。雲間から陽が射す瞬間を待ってシャッターを押すが、果たして作品の出来栄えは・・・? 
山頂から南ノ原へ下る
紅葉の樹海
 南ノ原分岐で左に回り込み、山裾のトラバース道を大膳原まで進む。ウリハダカエデ・ブナ・ミズナラが明るい陽射しの中で紅く黄色く輝く。前を行くMyさんが時々立ち止っては、
そんな樹々をじっと見上げている。厳しい自然の中で生き抜いて来た樹は、気高く美しい。私もつられて見上げる。なんだか力が湧いてくる。
大膳原に到着 正面は御陵
 ススキが揺れる広々とした大膳原に到着。以前あった山小屋に行ってみる。若い頃MとKsさんは泊まったことがあるらしい。当時は列車・バスを乗り継ぎ時間をかけやっと辿り着いたという。随分昔のことなので、往時の小屋は壊れてもう無いだろう。いや、あった。それも新しく立派だ。数年前、島根県によって建て直された休憩小屋のようだ。頑丈そうだし、真冬でも泊まれそうだ。(大雪を踏んでここまで辿り着ける・・・?)
立派な休憩小屋
 小屋の外に出てキャンプ場のテーブルを囲み、お弁当を開く。公園センター作のお弁当は、おむすびが3個並んでいる。塩サケ、鶏のから揚げ、給食ではないが、みんなで同じお弁当を食べるのは楽しい。食後のコーヒー・紅茶も揃って飲めば格別の味だ。おいしい空気と爽やかな風、誰も中々立ち上がらない。
昼食タイム
 キャンプ場を後に往路を引き返す。リンドウ、ナデシコ、シラヤマギク等、可憐な花に足を止めながら歩く。南ノ原分岐からは池ノ原へと向かう。穏やかな紅葉の道は、木立に囲まれた小さな池へと続く。水面に映る紅葉にみとれ最後の休憩タイムを取る。国民休暇村はもうすぐ、まもなく比婆の山々ともお別れだ。
 超ゆっくりペースに足並みを揃えてくれた仲間。心から感謝! 流行りの言葉ではないが、目には見えない絆・・・。しっかりと感じた二日間の山旅だった。
( 文・斉藤(滋)   写真・斉藤(宗) 斉藤(滋) )
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