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野岳クライミング
日 程  平成24年10月6日(土)~10月8日(月)
メンバー  西村佳、津田、(会員外)鹿野
場 所  長崎県野岳
行 程 6日:
 6:00小野田市役所(集合)-9:00野岳キャンプ場(テント設営)-9:45クライミング開始
-16:30終了-18:00キャンプ場-22:00就寝

7日:
 5:30起床-7:00クライミング開始-16:00終了-18:00キャンプ場-22:00就寝

8日:
 5:30起床(テント撤収)-7:00クライミング開始-15時終了-19:00小野田市役所(解散)
 内 容
 
 3連休を利用し一年ぶりに長崎県の野岳にクライミングをしに行くこととなった。
 今回の目標は、鹿野氏「パワフル魂(5.12a/b)」、西村氏・津田「アンダー ツゥー アンダー(5.11a)」である。
 
 10月6日(土)

 一日目。一番乗り。
 久しぶりの野岳。アプローチの良さを改めて感じる。
 鹿野氏がアップがてら「アンダー ツゥー アンダー」にトップロープを張ってくれる。いつものようにトップロープのまま何回も登ってみるつもりだったが、このルートは人気なので他のクライマーが来たらリードでしなければいけないらしい。
 10時を過ぎると本当にドンドン人が増え、ごったがえしてきた。隣り合うルートで4人が同時に登る場面も見られた。
人でいっぱいになる野岳
 さっそく「アンダー ツゥー アンダー」を触ってみる。下半分・上半分はそれほど難しくないが、真ん中の少しかぶっている核心部分がどうしても越えられない。
 ムーブを教えてもらうが、身体的にも・技術的にも鹿野氏の動きは難しかったので、西村氏とあーだこーだとムーブを探る。
木の枝のあたりが核心
 鹿野氏も目的の「パワフル魂」に取り掛かる。
 こちらは1ピン目のあとに極薄のカチを取りにいかなければならず、ビレイヤー的にも結構怖い。なかなかムーブが解決せず苦戦していたが、地元クライマーが登りを見せてくれ「明日落とせる」と自信満々な鹿野氏。そんなセリフ1回言ってみたいものだ。
 その日は3人ともRP(注:レッドポイント=一度の墜落もテンションもなしでルートを登りきること)をお持ち帰りして、キャンプ場へ。
 前からしようといいつつ延期になっていたBBQを寒い山の中でやることとなった。しかし炭が勢いよく燃え、お酒も入っているせいかあまり寒さは感じない。
火が強すぎてすぐ焦げるBBQ
 10月7日(日)

 二日目。また一番乗り。
 まず鹿野氏が「パワフル魂」にトライ。ムーブを完璧にこなし見事RP!!さすが有言実行の男である。
パワフル魂
 次に、西村氏が「アンダー ツゥー アンダー」にトライ。核心部分を見事に越えて、こちらもRP!!見ていて全く危なげなかった。
 西村氏が核心を越えると、鹿野氏が「祝勝会って、二人だけだったらもう一人に気を使うんですよね・・・。」と変なプレッシャーをかけてくる。想像するだけで半泣きになる。
 いよいよ津田のトライ。別の意味で緊張する。しかし西村氏と見つけたムーブで核心部を越えることができ、RP!!
 嬉しいというよりもホッとした。これで祝勝会に堂々と参加できる・・・。
アンダー ツゥー アンダーをRP
 午前中に目標を達成した3人はそれぞれ別のルートにとりかかる。
 鹿野氏は「パワフル魂」のロングバージョンである「フォティーナイナーズ(5.12b)」、西村氏と津田は11RPの波に乗り、「ホテルイレブン(5.11a/b)」「魔の終着駅(5.11b)」を触ってみることにした。
 しかし3人ともあえなく敗退。特に私は「ホテルイレブン」はまったく歯が立たなかった。一年後くらいにまたトライしたい。
 西村氏と津田は10台に目標を移すが、なかなかRPできない。午前中に今回の目標を達成してしまい、絶対に落とすぞ!という気合が抜けている。せっかく遠征にきているのだからもう一つくらい落として帰りたい。三日目にかける。
 10月8日(祝)

 三日目。またまた一番乗り。
 鹿野氏は「ダウンバースト(5.12a)」、西村氏と津田は前日に地元のおじさまクライマーがおすすめしていた「5.10a(5.10a)」に挑戦する。
 5.10aとなめていた私だが、これが意外と難しい。カチを頼りに体を引き上げクリップしなければならず、ガバが大好きな自分としては非常に怖かった。何回かトライしたが勇気が出ず、敗退。鹿野氏いわく、これは10aでもやりにくいルートらしい。おじさま、なぜこれを勧めたのですか・・・!?
 一方鹿野氏は、また地元クライマーと仲良くなり「ダウンバースト」のムーブを教えてもらっていた。「次のトライで落とす」とまた自信満々。そこは有言実行の男、3撃目で見事RP!!
かぶるダウンバースト
 西村氏は鹿野氏の動画を撮る作業で力を使い果たし、津田も全然できないのでやさぐれ、結局今回の遠征では1つしか落とせなかったが、最大の目標「11クライマーになる」は達成できたので良しとする。
 
 感想

 久しぶりの野岳だったが、初心者から楽しめるルートもたくさんあり、改めて良い岩場だなと感じた。また、地元クライマーも親切でいい人ばかりだった。
 3日間クライミングを満喫し、楽しい遠征だった。
 
( 文:津田 写真:鹿野・津田 )
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