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沢登り講習会
ルート  犬戻し峡(錦川水系)
遡行日  2012年7月22日(日)
天 候  曇り時々晴れ
参加者  江本、加藤、池本、西村(佳)、松並、関原、今井、内田、藤村、新本、
 T.N(会員外)、N.Y(会員外)、K.K(会員外) (計13名)
遡行時間  4時間40分(F8での待ち時間含む)
行程及び
コースタイム
 セミナーパーク(6:45)~山口南IC~(中国自動車道)~六日市IC(7:50)
寂地峡駐車場(8:15~8:45)~F1(9:00)~F7(11:20)~
F8(11:30~13:00)~F10(13:30)~遡行終了点(13:55)~
犬戻し遊歩道(14:10)~犬戻し林道~寂地峡駐車場(15:00~15:30)~
六日市IC(15:50)~(中国自動車道)~鹿野SA(16:15~16:45)~
(山陽自動車道)~山口南IC~セミナーパーク(17:20)
 内  容
 
 梅雨明け前日の22日、恒例の沢登り講習会を実施。
 この日市街地では日中の最高気温が今シーズンでもっとも高い32.2度を記録したようだが、犬戻し峡で沢登りを楽しむ我々は知る由もない。
 逆にゴルジュの中での順番待ちで、寒さに震えながら暑さとは無縁の一日を過ごした。

  
 寂地峡駐車場から沢沿いの遊歩道を歩き、五竜の滝の見えるあたりから入渓。沢の水温は昨年より低く感じたがつらく感じるほどではない。
 F1の水量は昨年並み。今回はザイルを使わず全員フリーで通過。このあとも、時折現れる小滝の直登にチャレンジして跳ね返されたり、小さな瀞を泳いだりして、それぞれに楽しみながら前進。
F1を登る
それぞれが思い思いに登る
流れに挑む
シャワークライミングに挑戦
直登にチャレンジ
 2時間ほどで、ゴルジュの入り口に到達。泳いで突破するものは少なく、ほとんどのメンバーは右岸をヘツった。
ゴルジュをヘツル
 F7はトユ状になっている。池本ほか数名が瀞を泳いで取り付き、直登にチャレンジ。その他のものは、右岸と左岸を高巻いた。
 F8、F9は、先行パーティーが左岸にフィックスを張って通過中だったので、寒さに震えながらじっと順番待ち。結局1時間を日のささない沢の中で待つことになった。犬戻し峡は、水質も良く、登攀的な雰囲気も楽しめる、初心者にも組し易い良い沢だが、このF8,F9の順番待ちだけはいただけない。毎回参加者の不評をかう。
 先行パーティー通過後直ぐに、池本が左岸にザイルをフィックス。続く全員がスムーズに通過。次にF9は右岸にフィックス。フリクションノットでバックアップを取って通過。
F9をフィックスロープで確保して登る
 F10は犬戻しの滝と呼ばれ、三段で構成されている。この滝をバックに集合写真を撮った後、滝登り開始。
犬戻しの滝をバックに集合写真
犬戻しの滝をフリーで越える
 ほとんどの者はフリーで越えていったが、初心者の2名だけは、念のためザイルで確保した。しかし危なげなくあっという間に登りきって、この日のメインの滝登りはすべて消化した。滝を抜けた後は穏やかなナメが続く。
 本来なら林道終点を目指して遡行を継続するところだが、メンバーの中には沢靴のソールの剝がれかけた者、薄着のため寒さに震えるものなど散見されたため、ここで本日の遡行を終了することにした。
 装備の不備が原因のトラブルは、初めての沢登りを経験する者にはつき物だ。講習会なので、沢登りがどのようなものか学習してもらえれば講習会の目的は達せられたと考える。
 沢の直ぐ傍に設置されている遊歩道のベンチの周りで下山支度を整えて、犬戻しの遊歩道から犬戻し林道を下って寂地峡駐車場に戻った。
 
 今回のメンバーの中には、沢登り初心者が5名いたが、体力的に不安を感じるものはいなかった。
 日頃のトレーニングの成果と思われるが、特にクライミングのトレーニングや、技術講習会に参加しているものにその成果が感じられる場面があった点がうれしかった。
 装備の良し悪しが沢登りのイメージを左右したようにも感じた。特に泳ぎの後などウエアーの重要性を感じた。
 次回の沢登りに、今回の経験がどのように生かされるか楽しみである。
 
( 文:江本、 写真:加藤・江本 )
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