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市民ハイキング 九重連山 黒岳 報告
日 時  平成24年5月20日(日)
場 所  黒岳・高塚山(九重連山)
天 候  曇り後雨
参加者  61人(一般参加者45人、会員16人)、
会員;斉藤(宗)、斉藤(滋)、加藤、三浦(昇)、三浦(久)、伊藤、村上、
市橋、江本、竹之内(真)、竹之内(寛)、田村、鮫島、長岡、中村(直)、新本
行  程  5:55宇部市交通局→宇部I.C.(山陽自動車道〜中国自動車道〜九州自動車道)
→古賀S.A.→(大分自動車道)→玖珠S.A.→九重I.C.→(四季彩ロード)→飯田高原
→9:45男池登山口駐車場→10:00男池登山口→10:30かくし水→10:55−11:10
ソババッケ→12:30−12:45風穴→天狗ノ分れ→14:10−14:20高塚山山頂→
15:00−15:30風穴→17:00林道出合→17:10今水登山口駐車場→17:40−18:00
林道入り口→瀬の本高原→(四季彩ロード)→九重I.C.→(大分自動車道)→19:30
−19:55玖珠S.A. →(九州自動車道〜中国自動車道〜山陽自動車道)→
22:30宇部市交通局
 内  容
 
 平成24年度最初のバスハイキングは、九重連山東端に位置する黒岳登山を企画しました。
 この時期、黒岳は山全体を覆う原生林の新緑とツクシシャクナゲなどの春の花が楽しめることで知られていますが、同時にソババッケから風穴までの不ぞろいな石道と、風穴からの急な登りなどあり、ある程度の脚力が要求される中級者向けのハイキングコースです。
 募集開始から数日で満席になり、黒岳の人気の高さを実感させられました。
 参加者の7割が60歳以上、そのうち3割の方は70歳以上の高齢でしたので、安全でけがの無い様にハイキングを楽しんでいただくための準備を入念に行ない、本番に臨みました。
 
 飯田高原から男池登山口駐車場に至る道は途中から狭くなっており、参加者の乗ったバスは、会員の車2台に導かれ時折、車道の両脇に茂る樹林の枝で車体をこすりながらも慎重にゆっくりと前進。
 対向車に遭遇しなかった幸運もあり、予定より若干早く男池登山口駐車場に到着しました。
 ストレッチ体操、スタッフの紹介、参加者全員の環境整備費の支払いと手順通りに進行。登山道を進むと男池周辺の新緑が目に沁みました。
入山開始
 参加者には予め、ご自分のペースで歩いていただく様にお願いしてありましたが、念のため、かくし水までは意識的にゆっくり歩きました。それでも汗ばんでいる方も見受けられ、ここで最初の小休止を取りました。
かくし水での休息
 かくし水からソババッケまでは緩やかな登りになりますが、少しペースを上げると付いて来れない様子。それでもソババッケまでは設定通りのコースタイムで歩いていただくことができました。
ソババッケ手前の登り
ソババッケを出発
 ソババッケから風穴への登りは不ぞろいの石道で、ストックを頼りに歩かれる方は苦労されているように感じました。
 新緑の原生林に点在するツクシシャクナゲも今年は花芽が少ないようでしたが、薄いピンクの花弁は心和まされる色彩でした。
 木立の間から、今にも降り出しそうな暗い雨雲が見えましたが、風穴までは何とかもってくれました。
 予定より大幅に遅れて風穴に到着。
新緑の原生林の中を進む
 当初の予定では、小休止して、すぐに頂上を目指すことにしていましたが、スタッフから空腹のためバテ気味の方が見受けられるとの報告があり、昼食をとってから登ることにしました。
 時間を気にしながらの昼食後、急登に挑みました。
風穴からの急登
登山道脇に点在するツクシシャクナゲ
天狗ノ分れへの登り
 落石に注意し、残置ロープを使わないようにゆっくりと、慎重に登ること約一時間、天狗ノ分れに到着。
 高塚山に至る登山道やピークは狭く、61名の団体が一度に登るのは無理があります。雨具着用の後、二班に分かれて登りましたが、待ち時間短縮のため、結局後の班も遅れて全員が頂上に登りました。
 頂上は小雨が降り気温も低く展望も利かなかったので、わずか数分間滞在したのみでした。全員がゆっくり記念写真を撮るだけの時間も無く、あわただしく頂上を後にしました。
 
 頂上から風穴までは来た道を慎重に下りました。
 深い新緑の中を歩いていたので、雨合羽もほとんど濡れておらず、雨が降っていることを意識させられませんでした。それでも、風穴から続く不ぞろいな石道は、濡れており、疲れた高齢者が歩くとスリップなどの危険が伴うと判断し、来た道を戻るコースは止めて、九重南面の七里田温泉側に下山することにしました。
 これは二週間前に下見をした会員の情報をもとに計画していた下山コースです。
 予め、バスと会員の車2台を瀬の本高原経由で移動させておいたので、先頭を歩く参加者が今水の林道に付くまでに、会員の車とバスは予定の時間までに到着し、待機しておくことが出来ました。
 予定外は参加者の下りの所要時間です。下るだけの道は膝にダメージがあるようで、予定の1.5倍の時間がかかってしまいました。
 しかし脚力のある参加者は、林道に出るや否や一気にスピードを上げてバスの待機場所を目指していました。予定の時間より若干遅れて林道入り口に到着。
 小雨の降る中、林道入り口で全員の下山を確認し、バスに乗り込みました。
 
 宇部山岳会のバスハイキングの特徴の一つは、参加希望される方に高齢者が多い事です。しかし入念な準備と経験豊富な会のスタッフの協力で、大きな事故も無くハイキングを楽しんでいただけています。
 今回の黒岳は不ぞろいな石道や、風穴からの急登などあり、普段山を歩きなれない方にはハードなコースだったようですが、天狗ノ分れで、足の不調からご自分で登頂を断念された1名を除く全員に高塚山(黒岳)に登っていただくことができました。
 また全員無事に下山できたことで、参加された皆さんには満足していただけたのではと思っています。
 
 今後も、多くの方に山歩きを楽しんでいただけるように、ハイキングの企画や安全登山の取り組みを続けて行きたいと考えています。
 
トラック図
(文:江本、写真:斉藤(滋)、江本、トラック図:江本)
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