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大山 宝珠尾根から頂上縦走(敗退)
1、期間  平成24年2月25日〜26日
2、山域  大山(鳥取県)
3、天候  26日、雪のち曇り
4、メンバー  藤井 鮫島
5、行程  25日山口市(21:30)〜中国道〜米子道〜
 26日 南光河原駐車場着(3:00) 〜車で仮眠〜起床(4:00)〜出発(5:00)
〜大神山神社(5:30)〜元谷(6:12)〜中宝珠越(7:28)〜稜線(10:00)〜
天狗ヶ峰すぎで撤退決定(11:00)〜上宝珠越手前(12:40)〜元谷(13:40)〜
南光河原駐車場(14:30)
6、内容  頂上縦走
 藤井は24日に続いて大山。あまり天気は良くなさそう。
 米子道に入る前から吹雪で視界が悪い。
 24日には駐車場にはまったく雪がなかったのに10センチほど積もっている。1時間ほど仮眠して出発。
 大神山神社でワカン装着。元谷小屋に入りきれないほどの人だかり。
 宝珠尾根から縦走を目指すのは僕らともう1パーティーの模様。
中宝珠越への登り@
中宝珠越への登りA、赤旗が折れかけている
 上宝珠越え手前で休憩中に一緒になったので少し話したら、彼らは昨日八合尾根を登ってきたそうだ。
 休憩を終えてまた僕らが先行していく。
 稜線に出たらやはり風雪が強い。防寒具を着て気合を入れるが、目出し帽の隙間からでる顔が痛いし、メガネに雪がついて見えづらい、ゴーグルもはめてはみたもののやはり見えない。裸眼の方がまだ見える。
 鮫島に渡していた赤旗は何本か宝珠尾根の樹林帯で引っかかって折れてしまっていたが、残っている赤旗をところどころ刺しながら進んだ。
 コンテで登っていくが、余ったロープの処理がうまくいかず足に引っかかったりして歩きづらい。
 藤井はフードの上からおでこにつけていたゴーグルを、つけたことを忘れていてフードをとってしまい風に飛ばされてしまった。あっと言う間に消えてしまった。鮫島はメガネを飛ばされてしまった。とりあえず鮫島に確保をしてもらい5mほど降りて取りに行ったが、正直見つかるとは思っていなかった。
 小枝だろうと思ってつかんだらメガネだった。よかった!
 頑張って縦走再開したが、ホワイトアウトで足元がまったく見えない。雪面なのか空隙なのか判別がつかない。
 天狗ヶ峰を超えたところで撤退決定。
 稜線上はクラストしていてアイゼンの歯が刺さるぐらいのトレースなので数十分たったらほとんどわからなくなっていた。
 墓場尾根に迷い込まないように慎重にすすむ。途中で刺していった赤旗を見つけたときの安堵感といったら言葉にならないものがあった。
 宝珠尾根に乗っかれば風も落ち着き心に余裕がでてきた。時折北壁のガスが開けるが稜線上はガスったまま。
 あのときすぐに撤退を決めたが、風を避けられる場所でもうちょっと様子を見てもよかったのではないか?しかし、様子を見る時間が長くなるほどトレースがわからなくなる確率もあがる。
 答えはわからないが、安全に降りることができたのでそれはそれでよしとしよう。
 しかし上宝珠越手前であったパーティーは結局それ以降会わなかったがどこまで行ったのだろうか?
下山途中
( 文・写真  藤井 (佑) )
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