へのリンク
禅定寺山(読図山行)
 と  き  平成23年12月24日(土)
 メンバー  三浦(比) 斉藤(宗)  斉藤(滋)  Ks(山歩) Kn(一般)
 行  程  阿知須源河駐車場(8:40)〜 長谷登山口(9:00−9:10)〜
山頂手前分岐(10:30)〜 東本郷(11:45−12:15)〜
嘉川コース登山口(12:50)〜 禅定寺山(13:50−14:00)〜
長谷登山口(15:00)
  内  容
  年末恒例の八ヶ岳山行に参加の予定だったが、出発当日になってMの眼疾患のため中止することに・・・。残念だが仕方ない。処方された薬を飲み、塗り、点し2日間家で安静に努める。外はいい天気だ。
 3日目、Mの眼も治ったようだし小郡の禅定寺山に出かける。三浦(比)さんも誘う。八ヶ岳の筈が近場の禅定寺山になっても付きあっていただけるのが有難い。この山で猿に襲われた人がいるらしいがKsさん、Knさんも参加で心強い。
 長谷登山口で地元のKnさんと合流し、早速山道に入る。
 例によってMの用意した地図を片手に地形を確認しながら進む。
 前回の野道山の読図は散々な結果だったので、かなり気合を入れて進行方向をコンパスでこまめに確かめる。
 登山道は沢沿いに延びている。栄山公園からのコースと合流する筈だが、合流点は自分が予測している場所で合っているだろうか・・・? ワクワクする。
 しかし何度やっても読図は難しい。ここは何処?と地図を睨んで悩んでいると、すでにこのコースを歩きGPSの軌跡を確認済みのKsさんが、ヒントばかりか答まで言いたそうなので、慌てて「言わないで、もう少し考えるから」と制止する。
.栄山公園コースに間もなく合流
  栄山公園からのコースとの合流点は予想通り山頂手前の変則十字路だ。ここから山頂まで10分位と思うが、本日のリーダーKsさんは山頂には向かわない。
 時間がたっぷりあるのでいったん東本郷の集落に下り登り返すとのこと。メンバー全員異議なし。

 分岐から西へと踏み跡を辿ると、間も無く見覚えのある鞍部に出る。以前東本郷から登った時辿り着いた所だ。今日はあの時の尾根道ではなく鞍部を越えて進む。
快適な尾根
熱心に読図
  展望の無い植林帯やシダの藪、読図にはもってこいと思ったものの急下降あり、足場の悪いトラバースありで疲れる。転ばぬよう滑らぬよう神経を遣い、そのうち読図どころではなくなる。現在地確認も上の空、昼も近いし早く麓に抜け出たいと一人焦る。すぐ側に林道がはしっている筈なので、急斜面を倒木を跨いだりシダを掴んで強引に下りどうにか林道に出る。
 林道の傍らの作業スペースを見つけ昼食を摂る。積んであったブロックを借り円座を作り持参のおでんを温める。ネタは自家製の大根主体で質素だが寒空の下なので温かい。

 お腹が満足したところで元気を取り戻し、東本郷の集落を通り最近整備された嘉川コース登山口に向かう。怪しい奴が来たとばかりに2匹の犬に激しく吠えられる。警戒警報が静かな集落の隅から隅まで届いているだろう。

 嘉川コースは前半の読図に比べ解り易い。沢沿いのせいか、ややうす暗い雰囲気の単調な登りが続く。約1時間で禅定寺山の西峰から少し塩見峠よりの尾根にとび出る。以前塩見峠まで縦走した時気付いた下山分岐だ。

禅定寺山山頂からの眺めは良い。麓にあるランプの宿が設置されたらしいブランコが二つ、乗り手を待っている。比呂子さんが飛び乗り「アルプスの少女ハイジ」と言いながらグングン漕いでいる。一緒にハイジになろうと勧められるが、頑丈そうなロープ(重量制限なし?)だが切れてハイジのつもりが廃滋になるかも・・・と思うと乗れない。
アルプスの少女?
 山頂から南に下ると朝の往路の変則十字路に出る。下山は別ルートをと考えたものの、藪こぎにはもう少し時間の余裕が欲しい。今日は無理をせず往路を辿ろう。登山口近くで猿の群れに出くわす。(女性が襲われることが多いそうだが、猿の方が逃げる。男性と間違えられたか。)
往路を下る
 帰宅後、地図を広げ歩いたコースを鉛筆で書き込む。本来なら歩きながら書き込まれている筈だが自信が無いので、書いては消し、消しては書きで悪戦苦闘。一晩寝て朝の新鮮な気持ちでもう一度地図とにらめっこ・・・。2枚の回答用紙を並べたところでパソコンに向かう。GPSから取りこまれた軌跡が現れる。「ありゃ お前の方がおうちょる。」とMの声。やったぁ〜!! 「しかし、ここはお前は間違っちょる」 確かに・・・。
 今回は引き分けに持ち込めたようだ。
禅定寺山トラック図
 新しいアイゼンを購入し張り切っていたのに行けなかった八ヶ岳・・・。禅定寺山の読図山行がそんな心の空白をいつのまにか埋めてくれる。近場の山でも十分楽しめる読図山行。奥深さにはまりそうだ。
( 文・写真  斉藤(滋)   トラック図  斉藤(宗) )
Copyright(C) 2004 Ube Alpine Club All rights reserved.
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送