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八ヶ岳アイスクライミング・縦走
 期 間  2011年12月22日〜25日
 メンバー  大岡(CL)、 村上(SL)、加藤、竹之内(真)、田村(敦)、今井、坂口(出光登山部)
 行 程  22日  19時宇部出発〜20時セミナーパーク(田村、今井合流)〜21時山陽自動車道下松SA(村上、坂口合流)
 23日  05時諏訪南SA〜06時美濃戸口〜11時赤岳鉱泉(テント設営)〜13時ジョウゴ沢(アイスクライミング)〜16時赤岳鉱泉(テント泊)
 24日  06時赤岳鉱泉〜07時行者小屋〜09時赤岳山頂〜11時横岳山頂〜12時半硫黄岳山頂〜14時赤岳鉱泉(テント泊) 
 25日  06時赤岳鉱泉〜09時美濃戸口〜18時半セミナーパーク(村上車)
 内容
 
 12月の3連休に計画された八ヶ岳アイスクライミング・縦走に、雪山はまったく素人の自分でも参加OKというリーダー会の温情に甘えて、参加させていただく。
強い寒波の到来で、大荒れという天気予報であったが、八ヶ岳周辺の天気は3日間ともほぼ晴れとなった。 
 
 23日
 
 06時すぎに美濃戸口に車を駐車。車から出たとたん強烈な寒さ(冷たさ)を感じ、手袋があるにもかかわらず早くも指先が痺れた。
 ベースキャンプとなる赤岳鉱泉を目指して、自分の荷物プラス酒3升で重くなったザックを背負って歩き始める。積雪は少なく快調に歩くことができ、11時すぎに赤岳鉱泉に到着。
 3連休ということもあって、キャンプ場には多くのテントが張られていた。
 テント2張り(8人用・4人用)設営し、初日の目的であるアイスクライミングをするためジョウゴ沢に向かう。この時はアイゼンを装着。1週間前に亀山〜陶ヶ岳縦走路でアイゼン歩行の練習をしたが、雪上でのアイゼン歩行はこれが初めてである。
 アイスクライミングは、F2で大岡さんがリードで登り、以下、上からのビレイで一人ずつ順番に登った。
F2をリードで登る大岡さん
 当然のことながら、自分にはアイスクライミングは初めての体験である。
 氷に刺したバイルとアイゼン前爪に、「大丈夫か?」と半信半疑で力・体重をかけても、氷から抜けることなくしっかり効いており、氷の壁を登れることに少し感動した。
 F2を抜け上流(ナイアガラの滝方面)に向かうが、時間の制約もあって15時すぎに引き返した。
アイスクライミングから帰り、テントの前で
 テントに帰り、お楽しみの夕食、宴会となって盛り上がり、酒の消費もすすむ(おかげで帰りの荷が軽くなりました)。
 外は強烈な寒さだったが、ガスストーブを焚いていたため、テントの中は暖かで、寒い思いをすることなく眠れた(翌朝テント内は霜だらけとなった)。
 24日
 
 
04時すぎに起床。朝食、身支度を済ませ、06時、2日目の目的である縦走に出発。天気は晴れで、稜線上は陽が当たってもしかしたら暖かいのではと期待したが、これは大間違いであった。
 行者小屋を通過し、文三郎尾根を登っていくが、縦走する登山者も多く、急な登りの階段では渋滞気味となる。とにかく強烈な寒さに閉口した(赤岳山頂の気温はマイナス20℃ほど)。
 通常、冬でも登りでは汗をかくが、まったく汗もかかずにとにかく寒い縦走は、これもまた初めての体験。
文三郎尾根から見た阿弥陀岳
 9時すぎに赤岳山頂に到着。360度の眺めが素晴らしく、北八ヶ岳、中央・南アルプス、富士山などが見渡せる。
 山頂でしばらく休憩した後、次の横岳に向けて出発。加藤・村上組は横岳に向かわず、地蔵尾根を下り、5人で縦走を続ける。
赤岳山頂にて
赤岳山頂から見た横岳、硫黄岳、北八ヶ岳方面
 リーダー大岡さんからの「ここからは気を引き締めて」の言葉どおり、鉾岳付近では鎖場や段差の大きな下り等の難所があり、気を引き締めて歩いていく。
 八ヶ岳上空は晴天だったものの、11時すぎから曇りとなって、横岳に近づくにつれ風も出て雪もちらつく。寒さも一段と厳しくなり、指先が痛くなる。景色を楽しむ余裕も無くただひたすら前の人についていくだけとなる。
 12時半頃硫黄岳を過ぎて、尾根づたいに下ってゆき、樹林帯に入ると寒さもやわらいでホッと一息つけた。
横岳山頂
硫黄岳山頂
 14時すぎに赤岳鉱泉に帰る。早々にテントに入るが、暇をもてあまして飲み始める。空腹が我慢できず、夕食にはまだ早い時間から食事、その後前日同様宴会モードに突入。
 田村さんの粋な計らいでシャンパンが振舞われ、クリスマスイブだったことを思い出す。外は小雪でホワイトクリスマス(イブ)となる。19時すぎには宴会もお開きとなって早々と就寝。
 25日
 
 04時に起床。朝食、テントを撤去し、06時赤岳鉱泉を出発。積雪があったのでアイゼンを付けて歩いた。堰堤広場からはアイゼンを外したが、凍結した路面が雪で隠れており、ほとんど皆がすべって尻もちをつく。
 9時に美濃戸口に到着。村上車(村上、坂口、今井乗車)は温泉に寄らずまっすぐ帰り、18時に徳山ICで坂口さん下車、18時半すぎにはセミナーパークに到着した。
( 文:今井 写真:大岡、今井 )
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