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十方山 山スキー
日  時 2011年1月22日 
メンバー 大岡、塚本、市橋
行  程 宇部(4:00) 〜 二軒小屋(7:20) 〜 十方山登山口(8:20) 〜 十方山山頂(10:00)
〜 下山橋(11:50) 〜 水越峠(13:10) 〜 二軒小屋(14:00) 〜 宇部(17:00)
 
 西中国山地で山スキーが楽しめる山は少ない。特に長い距離を快適に滑降できる山はなおさらである。
 そんな中、十方山の地形図を眺めた折、頂上から南西に広がる広大な笹原に目が止まった。これならば長い滑降が楽しめると期待し、今回の山行を企画したのは3年前だった。しかし、滑降が可能なだけの積雪になかなか恵まれなかった。
 今年1月15日の大雪で、今なら行ける!と急遽メンバーを募り、スケジュールをなんとかやり繰りして今回の山行となった。
 
   計画は二軒小屋から十方林道を通り登山口まで、そこから山頂に登り、南西の尾根を1050mまで滑降、下山林道に出て再び二軒小屋まで戻るというものであった。
 
 午前4時、宇部を出発。7時前に二軒小屋に到着。身支度を整え7時20分出発。
 大雪の日から1週間経ってはいるが、雪はサラサラで、スキー無しでは深く足を取られる。シール歩行で十方林道を登山口まで進む。
 この大雪で数か所杉の木が倒れており、何度かスキーを外して倒木をやり過ごす。
林道を進む
登山道の登り
 8時20分、登山口着。休憩も取らず登山道の上りにかかる。深い新雪の上りをシール歩行で快適に進む。
 積雪は2mはあると思われる。ストックを強く雪に突き刺すと、手首まで雪に潜ってもまだ底に着かない。新雪の登山でのスキーの威力を実感する。
 
 10時、十方山山頂に到着。風は少しあるが、視界は問題なく、青空も見られる。スキーのシールを外し、滑降の準備をする。
 山頂
 山頂2
 滑降の準備
 山頂の斜面
  だだっ広い山頂は方向を見失いやすいため、コンパスで方角を確かめ滑降開始。ところが、斜面が緩すぎて思うようにスキーが滑らない。
 ゆっくりと斜面を滑るうち、あっという間に灌木が斜面を覆い、行く手を阻む。
 地形図では広い笹原のはずだったのだが。緩い傾斜とうるさい灌木に耐えられず、予定を変えて、北の谷筋に滑り込む。
 今度は狭い木々の間を縫いつつ、急斜面を慎重に下る。
谷筋を苦労して下る
狭い斜面に塚本が挑む
   やがてルートは谷底に達し、足元に水の流れを見ながらの滑走となる。やがて斜面が緩くなり、赤い橋が見える。
 11時半、下山橋到着。スキーを外してゆっくりと昼食。
 
 ここからは再びシールを着けて林道の登りとなる。1時間少しで水越峠着。後はシールを外して二軒小屋までは楽チンで林道を滑り降りる。14時前、二軒小屋着。
 
 広い斜面を求めて、今回このコースを選んだが、結果として快適な滑降は得られなかった。ただ、新雪の深雪にスキーの威力は絶大で、無雪期と変わらぬスピードで行動できた。ある意味ではスキーを効果的に使えた山行であった。
 
  今回の山行を振り返りながら、再び十方山の地形図を眺めている。丸子頭山頂から南西に下る笹原が目に入る。東の斜面も気になる。懲りない思いが、地形図の中を走り回っている。まだまだ課題は有りそうだ。
 
登山ルート
( 文・写真 市橋 )
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