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北アルプス剱北方稜線・毛勝山塊猫又谷 山スキー
ところ  猫又山・猫又谷(富山県)
と  き  2011年5月21日
メンバー  高田(単独) 
  5/20(金)

 仕事上がりで茨城の自宅を19時半頃出発。
 片道約500km富山県魚津市の登山口を目指して一人で運転。現地はまだ雪や落石のため林道が途中で通行止めとなっている。
 通行可能な所まで入り車の中で仮眠(1時30分)
 5/21(土)

 
5時頃他のパーティの気配で目覚める。
 天気は曇り。天気予報では今日1日は晴れの予報であったが・・・。
 重い気分のまま準備をして5時半ザックにスキー板を取り付けスキー兼用靴で林道を歩く。
 標高約600mであるが林道脇にはまだ雪が残っている。標高1,000m過ぎまで約2時間林道を歩き、最終堰堤(1,070m)に到着。
 ここからやっとシール登高に切り替える。
最終堰堤
猫又谷
 猫又谷をただひたすら2,185mのコルを目指して登る。
 天気は曇りで時々小雨が降ってくる。気持が折れそうになる。途中で止めて下りようかと思うが、ここで止めたら二度とこの山には来ないだろうなぁ?でも無理は出来ないしなぁ?と迷っているうちに雨が止んでしまう。
 ガスがかかったコルを目指し、また登る。先行パーティ3人を目標にひたすら登る。1,480mの二股を右股に入るがここ辺りより斜面が急になる。
二股から右股に入る
 ジグザグにシール登高するのが面倒になり、スキー板をザックに取り付けアイゼン歩行に切り替える。
 重い!一歩一歩登るが中々コルが近付かない。天気が安定している内に着こうと気持は焦るが体が動かない。
 帰ったらトレーニングしようと反省するのはいつものパターンである。
 11時40分やっと2,185mのコルに着く。
 天気は曇り。天気が良ければ真正面に剱岳が鎮座しているのだが残念!
 ヘロヘロの体にムチを打ちここから更に標高差200m先の猫又山(2,378m)を目指す。

 くどいようだがこれを逃すと2度と登ることは無い山である。そう自分に言い聞かせ頂上を目指す。
 12時40分猫又山頂上着。頂上の写真を撮り直ぐに下山。
猫又山
2,185mコル
 コルに戻りバテて食欲は無いが無理やりパンを食べながらスキー滑降の準備に入る。
 13時20分コルよりスキー滑降開始。
 雪質はザラメ。途中デブリ・落石はあるものの、オープンバーンで開放的である。
 登り苦労した分だけ下りのご褒美が山スキーの特権である!途中で諦めなくて良かった。
 14時頃最終堰堤着。
 ここでスキーを脱ぎ、沢でスキー板を洗ったりして暫く休む。
滑降斜面
終了点
 後は林道を歩いて下るだけである。
 16時頃車着。
 魚津市内の温泉に入り、魚津港の海の駅「蜃気楼」に移動し車の中で酒を飲んで泊まる。
 剱岳も蜃気楼も見ることは出来なかったが気持は満足である。酒が旨い!
 翌日は天気予報通り雨の中一人約500kmを運転し昼過ぎ茨城の自宅着。
( 文、写真:高田 )
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