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木谷峡沢登り(中流部)
 日 時  平成22年8月31日(火)
 天 候  曇り 後 晴れ
 メンバー  斉藤(宗) 三浦(比) 斉藤(滋) Fm(富山勤労者山岳会)
 Ht(やまびこ)・Тm(一般)・Ks(一般)       計7名
 行 程  阿知須源河駐車場(6:30)〜 山口南IC 〜 鹿野IC 〜
 (8:15)大固屋(9:00)〜 入渓(9:15)〜 終了(14:00)
前期高齢者も頑張る  Htさん撮影
 連日の暑さに耐える毎日 思いがけない沢登りの誘いに心が躍る。
 4月に富山に転勤されたFmさんが 休暇で帰省されるとの事。ご本人からも 仲間のHtさんからも 「何処か沢登りに出かけ ましょう」と連絡が入り さて何処の沢になるのだろう・・・と期待で胸が膨らむ。願わくば 木谷峡の中流部がいいなぁと思う。
 M担当の9月の月例山行は木谷峡(上流部)だ。事前に現地までの道路状況・沢状況(特に虫の発生)が分かれば好都合だ。
 上流部だと同じ域を歩くことになるので 出来れば中流部をと密かに願う。・・・なんと願いが通じたのか(?)木谷峡の中流部の 大固屋に集合と連絡が入る。(やったぁ!)
 久しぶりに懐かしい面々に会う。
 不思議と5ヶ月も離れていたという気がしない。つい最近まで共に山行していた気分だ。
 ただ Fmさんがスマートになっておられるのにびっくり。メールで痩せたと知らされていたが さすがに6キロ減は見た目にも はっきり分かる。単身赴任なので自由がきき 山行日以外は毎日7kmのジョギングを欠かさないとのこと。富山での生活に目標を立て ( 出来るだけ山に登る 痩せる 気象予報士の資格を取る )まさに目的に向かってまっしぐらの感である。
 さて入渓は赤滝の手前からと思っていたが 滝見物者用に設置してあった 沢に下る鉄製の階段が朽ちてしまって危険なため 通行止めの標示があり ロープで入れないようになっている。
 話に夢中の面々は 無言で行き過ぎる。(赤滝は 以前やっとの思いで 苦労して引っ張り上げてもらっているので 内心 ほっ!)
 曇り空のせいか車中から見た沢は 寒そうだったが 以外にも水は思った程冷たくない。
 下界では今日も35度を越えているかも しれない。少しでも深い所は積極的にドボン!と浸かる。
 この時は自分がカナヅチである事をすっかり忘れてしまっている。 ザックの底に2Lのペットボトルを入れているので沈みたくても沈まない。(Mいわく《ペットボトル以前に しっかり蓄えた皮下の物質で浮ぶようになっている》と)
カナヅチなのに泳ぐ
 所々 見覚えのある小滝が現れる。
 ホールド・スタンスが乏しい箇所はシュリンゲで確保してもらい安全を期す。一々の確保で迷惑は 承知の上だが みなさん快く応じてくださり有難い。
 この年になって怪我はしたくない。骨折でもしようものなら 精神的にも肉体的にも 立ち上がりは難しいだろう。
へつりながら滝に近づく
滑床を行く
 昼前に大釜の滝(仮称)に到着。前回はここで終了だった。
 直径約7〜8m位の釜に高度差10m位の樋状の滝が 勢いよく落下している。釜は濃い緑色でかなり深い感じがする。
 以前へつりで滝近くまで行き この釜を泳いで渡って元に帰ったっけ。今日は流芯を外れ左岸を登ることに。
大釜に落ちる滝
大釜をバックに登る Htさん撮影
 Fmさんの確保で全員登りしばらく進んだ陽だまりで昼食タイムとする。
 心配したアブ・ブトもいなくて快適な沢登り日和である。
 みんなドッカリと腰を下ろし 小鳥のさえずりを耳にしながら のんびりとお弁当を食べる。最高の贅沢だなぁと思う。
 食べる速度が遅くいつも私をヤキモキさせていたMも修行の甲斐あってみんなと同じに食べ終わる。暇があれば自宅の居間に シュリンゲカラビナザイルを広げ登攀技術の復習に余念がないMに「そんな事よりみんなと同じ速度でお弁当を食べ終わる訓練の方が大事じゃない?」とついつい言っては怒らせていたが・・・。
 食後の行動開始は体が重い。トレーニング不足かよく見えない沢底の石に足を取られよろけてしまう。いくつかの小滝を越える。
女性軍も頑張る
安全第一 しっかり確保されて
 女性軍は もう十分満足したということで終了とし林道に上がる。
 男性軍はもう少し粘るらしい。
 ハーネスを外し スニーカーに履き替え 歩き出して間もなく後ろから 男性軍の声がし始める。どうやら終了したらしい。
 大固屋に戻る途中 他に誰一人出会うこともない。その昔 平家の落人が此処へ逃れたと云うのも肯ける。
 終了点から自分達が辿った沢を見下ろしながら 静かな林道を歩き大固屋に無事帰着。
 明日から9月 暦の上ではもうとっくに秋なのに 此処を離れれば 再び猛暑が襲うだろう。また 顔中汗まみれで一日を過ごすのだ。
 でもそんな時 今日の一日を思い浮かべて 次の月例の沢登りを楽しみにしよう。エメラルド色の流れに また飛び込むぞ! Fmさん またの帰省待ってますね。
木谷峡中流
( 文・斉藤(滋)   写真・斉藤(宗)  Ht(やまびこ) )
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