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広高谷遡行
 1. ルート  広高谷(高津川水系)
 2. 遡行日  2010年7月10日(土)
 3. 天 候  曇り時々晴れ
 4. 参加者  斉藤宗喜、斉藤滋子、三浦比呂子、江本正彦
 5. 遡行時間  2時間30分
コースタイム  入渓(9:50)〜十郎衛小屋下(11:15)〜F18(11:40 )〜
枝沢取り付き(11:50)〜遡行終了(12:20)〜昼食(12:30)〜
わさび林道入り口(13:40)
  6.内容
 今回の沢登りは、S会員推奨の広高谷である。
 S会員はこれまでに3、4回遡行したことがあるそうだが、7月例会で広高谷に行きませんかと誘ったところ「広高谷なら行きます。」と即答。なぜか、かなりお気に入りの様だった。
 かく言う私も『西中国山地の沢』(三浦章著)を読んで、一度行って見たいと思ったわけで、何か人を引き付ける魅力がある沢である。
 天気予報は、土曜日までは曇り、翌日の日曜日からは一週間毎日雨の予報である。この日を逃すとしばらく沢登りはお預けである。それでなくても沢登りのシーズンは短い。行けるときに行かないと、あっという間にシーズンは終わってしまう。
 宇部から高速道路を利用すれば三葛の奥の林道まで2時間で到着する。
 林道は奥まで舗装され、さらにその奥にわさび林道がある。わさび栽培のために建設された林道らしい。しかしここには一般車両はゲートに鎖がしてあり進入できない。
  『西中国山地の沢』では「大きなパイプの大堰堤の上流の橋の辺りから沢に降りる。」とあるが、今回下部の単調な沢歩きを割愛して、滝が出現する付近から入渓した。
 ゴーロの中を小さな滝をいくつか越えていくが滝といえるスケールではない。
清流を行く
 F10の釜は、遡行図にある程大きくはない。
 S会員の説明では、来るたびに小さくなっているようである。ここを越えたところで一本立てた。
 いつもの事だが、今回もS会員におやつをご馳走になる。砂糖の結晶で固めた小さな四角い和菓子。
 光にかざすと透明な結晶の中にあずきの粒が透けて見える。ご馳走さま。
休息後行動開始
 ここから少し進んだところの左岸に十郎衛小屋が見える。その先からは連続的に滝が出現する。
 F12を除けばどれもフリーで登れないものはない。
滝を直登する
インゼル状の滝を登る
 あと残りは、二条の滝の真ん中の草付を登り、その次の滝は高巻きをして終わりとなるが、そのとき右岸から流れ込んでいる枝沢が気になった。
 水量は少ないが、上部に30mはありそうな滝が見える。面白そうなのでこちらを登ることにする。
 滝の下まで移動して、念のためクライミングロープを使うことにする。
枝沢を登る
 今日は登攀具はいらなかったと思っていたが、最後に役に立ってよかった。
 滝は苔がついてすべり易いがスタンスが豊富で快適な登りが楽しめた。
 滝を抜けた後、水量が一気に減少した流れを50m程度歩いたところでわさび林道に遮られて遡行終了となった。
 広高谷は下部は単調な沢歩きだが、上部は滝が連続して出現して飽きさせない。
 滝は直登しなくても滝を右手に眺めながら右岸を進むことができるので、荷物や腰から上を濡らさずに沢歩きができる。
 広高谷は水が澄んでいて、落葉広葉樹に囲まれた自然美にあふれる渓谷であった。いつか一度、5月の新緑シーズンに訪れたいと思っている。
(写真、文責;江本)
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