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報告書「かたくりをたずねて」
山行日  2009年4月29日(水) 
場 所 寂地山(山口県錦町)
参加者 村田、江本、(他3名) 
天候 快晴
   内容
 毎年春恒例の寂地山の山行は、かたくりの花を観るのが目的で、楽しみな行事の一つとなっている。
 今年は桜の開花が早かったので4月の第三土曜日に職場の仲間と計画を立てていたが、会の行事やいろいろな事情が重なって今日までのびのびになってしまった。
 挙句はみんなキャンセルで一人になってしまった。花の開花は予想通り早く、18日には満開だったとの情報が入っていたので、今頃出かけても花の盛りは過ぎているだろうと内心あきらめていた。
 村田会員(以降M会員)を誘ってみたが先約がある由。彼とは山の中で会おうということになった。
 彼は松ノ木峠で駐車場が混雑することを見越して、私より一足先に宇部を出発。私は40分遅れの7時10分に出発した。
 9時過ぎに松ノ木峠に到着したが駐車場は予想通り満車。それでも近くに駐車スペースをみつけてなんとか車を止めることができた。
 松ノ木峠から寺床まではノンストップで1時間弱、寺床でようやくかたくりの花と出会うことができた。
 昨年よりも若干花の数が少ない気もするが、多分開花のピークが過ぎているためなのだろう。寺床から冠山にかけては寂地山頂付近よりはかたくりの開花が遅いはずなのでとりあえず、冠山に寄り道してみることにする。
 寺床からの下り斜面はかたくりのお花畑だがそこからの登り斜面にはほとんど見当たらない。
 がっかりしながら歩いていると頂上の少し手前で、声をかけられた。M会員だ。昼食の準備をしているようである。
 こんなに早く出会うとは思わなかった。職場の仲間と来たので今日はここでゆっくり過ごすとのこと。
 私は寂地山のかたくりの開花状況を確認したかったので、記念写真を撮って分かれた。 寂地山が近づくにつれ、かたくりのお花畑が多く目につく様になる。
 予想外に花の数が多い。花びらのカールの仕方も満足。
 頂上の少し手前で数人が固まってかたくりの写真を撮っていた。
 よく見ると白いかたくりの花だった。一昨年よりもみずみずしくて美しい。
 もしかするともう一箇所のスポットにも咲いているかもしれないと思い先を急いだ。登山者でごった返している寂地山頂を素通りして 犬戻し林道コースとの分岐を過ぎると人影もまばらとなる。時折みのこし峠方面から縦走してくるグループとすれ違う程度だ。 よく整備された登山道をしばらく歩くと、縦走路から少し外れたいつもの場所に白いかたくりの花は2輪並んで咲いていた。こちらも今迄で一番きれいな咲具合だ。今回期待していなかっただけに、得をした気分だ。
 この後、右谷山まで足を伸ばしたが、途中、みのこし峠付近も例年よりも花が少なかった。
 右谷山で時計を見ると13時半だった。
 もう少しするとかたくりの花もうなだれた様になる。
 今日の目的は果たしたので長居は無用とばかりに人影のまばらとなった縦走路、一人来た道を戻って、16時すぎに松ノ木峠に到着。帰途に着いた。
 今回期待していなかったこともあり、これまで見たかたくりよりも美しく感じた。
 白いかたくりにも出会うことができた。
 自然が相手なので、満開のときに当たるのは難しいと思う。
 最も、どの状態がベストなのかどれだけ咲けば満開なのか いまだにわからないのだが。毎回開花の状態が違っていて何度来ても新鮮だ。また来年も来たいと思っている。
(江本)
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