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山口県山岳連盟冬山登山大会
山行日 09年1月24日、25日 
場 所 安蔵寺山(島根県)
天 候 24日、雪  25日、雪後曇り
参加者 池本、鹿野(陽)、松田、杉原(信)、加藤、斉藤(宗)、斉藤(滋)、村田(俊)、三浦(昇)、藤崎、大岡、江本、他17名(計29名) 
 毎年恒例の山口県山岳連盟主催の冬山登山大会に、今年も宇部山岳会(宇部)からは会員12名と、家族など4名を含む16名が参加。
 雪の降る中、安蔵寺山頂上にて、山口県山岳連盟(県岳連)の遭難対策委員長の坂口さんと当会の大岡さんを講師をとする雪上技術の講習会を受講した。
 ほかにも、山口山岳会、HC山歩、出光登山部からの参加があり、総勢29名が降雪の中寒さを忘れて雪上技術を学んだ。
 池本、鹿野(陽)、松田、杉原(信)、加藤、江本は前日の24日に現地入りして、登山口の近くにテント泊。この日夕方から夜にかけて県内にかなりの降雪があり、翌日25日の講習会参加を断念した人もいたようだったが、我々先発組みは天候を気にすることもなくテントの中で談笑しながらゆっくりと快適な夜を過ごすことができた。
 25日は、池本、鹿野、松田の若手3名は新雪をラッセルすべく、夜が明けるのを待たずに薄暗い中、一足早く出発。
 我々中高年は講習会の開始時間を逆算して、遅れて出発した。
 林道から尾根にかけての積雪はさほど多くなく、ワカンを装着する必要はなかった。
 避難小屋を過ぎてから風が出てきたためヤッケを羽織った。
 先発のラッセル隊のトレースは所々風でかき消されていたが積雪量が多くないので、ラッセルに苦しむこともなかった。結局頂上まで3人に追いつくことができなかった。
 頂上で3人の張っていたテントにもぐりこみ、お茶を飲んでいると他の参加者が続々と到着。それぞれにテントやツエルトを張り昼食の準備を始めた。
 宇部は講習開始までの時間を利用して埋没疑似体験のための穴掘りや雪洞掘りの練習をしていたが、途中で講師の坂口さんに交代したところ、一人で一気に立派な雪洞を完成させてしまった。
 雪洞を見学したが中は広く静かで暖かかった。
 講習会は、県岳連の小林副会長の挨拶で始まり、坂口講師から雪崩に遭遇した際の対処法等について説明を受けた後、実技に移った。
 まず埋没疑似体験ということで、宇部の新人3人を交代で雪の中に埋めてスカッフ&コール、ゾンデ棒を使っての遭難者探索方法の練習をした。
 生身の人間を使っての学習はリアルでわかり易く効果抜群である。
 ゾンデ棒でさんざんつつかれた挙句に雪の中から掘り出された新人3人は感想を聞かれて、「雪崩で生き埋めだけにはなりたくない。」と雪の持つ力と恐怖を実感したようだった。
 大岡講師から、ビーコンでの遭難者の探索方法の指導を受けた後、終了時間となったため、頂上で簡単な閉会式を済ませた。
 参加者は小雪の舞う中、頂上を後にした。
安蔵寺山頂
集合写真
埋没体験
埋没体験
埋没体験
スカッフ&コール
ゾンデ棒での探索
埋没者の救出
(写真提供;斉藤、 文責;江本)
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