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新ルートからの高羽ケ岳〜物見ケ岳の縦走
平成20年2008年4月24日
メンバー 斉藤(宗)、斉藤(滋)他5名
 藪刈り病にどっぷり侵された KiとKaさんから 「高羽ケ岳への旧道を整備したから 歩いておくれ」と 話があり 機会を うかがっていたら 急速に話がまとまり 出かけた。
 車2台を使い まずは 下山予定篠目の橋本に1台置く。
 ここから全員ワゴン車に乗り換え、R9を進み 生雲東から右に 大規模林道に入る。
 舗装されていて難なく 稜線に到達する。(稜線上には 駐車できないが手前に3〜4箇所 駐車スペースは ある。)
 車の通らない林道で のんびり支度をする。
 登山口は 徳地と阿東の境界にあり、当然右に取り付く(小さな手造り標識あり)。
 少し前までは 藪化していただろう 古い道を KiとKaさんは 再生してくださった。延べ5日かかったらしい。
 ほどほどの傾斜で 歩きやすい。スタート地点の標高が すでに500mを超えているので 高羽の頂上までわずか250mの登りである。
 天気はよくて 危険箇所も無く 返って楽勝気分をどう引き締めるかを考えながら進むが 平和そのもので何も思いつかない。
稜線手前の登山口
このブナの芽吹きは未だ
 比較的長い登りが続き 明るくなると687mのピークである。
 南に高羽ケ岳が現われる。そこまでの蛇行する尾根上に2〜3の小ピークを確認。
 右側から タタラ川コースが合わさっている。
 そのうち登山道脇にも ブナの木が現われはじめる。
 自分の知識では「標高800m以上」にある筈であるが, ここはまだ700m以下で ある。
 何本もあるが中には 結構大きなものもある。芽吹きにほど遠いものから 既に新芽が開いているものもあり この世界も個体差は 大きい。  途中また ツエケ谷川コースが合流する。笹が茂っているが踏み跡は明瞭である。 頂上近くになると やや傾斜は増すが 道は良く整備されて歩き易い。
 高羽ケ岳頂上761mは広く刈られて 休憩できる。(以前は笹の中に1坪ぐらいの刈り込みしかなく すぐに次に移動したものである)
 今から向かう 物見ケ岳が西方に見える。
 雑木の新緑の中を進むと 時々ミツバツツジが咲いている。傾斜もゆるく のんびり歩ける。

  Gが突然すっとんきょうな声で 「何? あれ」といっている。
 目線の先(左下)には 新しい林道が見える。
 「あれを辿ると 尾根の登り下りに付き合わなくて 最低鞍部に行けそう。でも止めよう」
 しばらく登り下りをしていると 600m鞍部で出来立ての林道が現われた。
 たまたま山口市にある林野庁(?昔の営林署)の職員が 多数視察している。
 この道のことを聞くと「仁保からあがってきて ここで終わり。仁保側の植林の伐採をする」とのこと。
 椿咲く道
秋の紅葉を予想する
 我々の進む道は ここから緩い傾斜ながら長く続く。
 ウリハダカエデやブナが芽ぶきを始めている。秋もきれいな所と思う。
 足元にはショウジョウバカマが多い。
 そのうちツルシキミの群生である。
 知ったかぶりで「これは雌雄異株で 単独では実がつかない」と 言っていると、観察力の鋭いIさんが「こちらが雄花で このほうが雌花」と指摘する。
々みると 小学生でもすぐに納得できる差がある。
ツルキシミの雄花と雌花
物見ケ岳頂上
 物見・沢コースの上部と合流すると すぐに物見ケ岳山頂である。
 天狗岩まで進み弁当にする。近頃は春霞か隣国の影響か 良い遠景に恵まれない。
 でも 眼下の新緑は素晴らしく、つい長居をする。
 小型のデジカメではこの美しさは表現できない。
天狗岩からの新緑 1
天狗岩からの新緑 2
 ここから 昨年何度か歩いた 623m経由で下山する。
 テープも増えて道迷いの心配は全くない。
 篠目の橋本(親睦)という 集落に停めていた車で 出発地点の車を回収。
 歩き始めの標高が高く 道も良く整備されているし 距離のわりには楽なコースで お勧めです。
本日のコース
(文)斉藤宗、 (写真)斉藤滋、 (トラック図)K
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