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| 八ヶ岳（権現岳〜赤岳） |
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２００８年１１月８日〜９日 |
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高田、中村（無所属） |
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久しぶりの山中テント泊山行である。
八ヶ岳は大学時代毎年１１月にリーダー養成合宿を行っていたこともあり、２人にとっても思い出のある山である。特にパートナーの中村は何十年振りかの八ヶ岳である。
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１１月７日
茨城県を２１時頃出発。群馬県から上信越自動車道に乗り長野県の佐久で降り山梨県に戻るルートになるが、高速料金は片道2,900円と都心を抜けて中央高速で行くよりはるかに安い。
途中時間調整をして佐久ＩＣを０時１分に出て深夜割引を適用する。
登山口の天女山駐車場に１時２０分着。広い駐車場には車は１台も無く。
早速テントを張って軽く一杯やって２時頃就寝。空は満点の星空である。 |
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| 八ヶ岳ルート図 |
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１１月８日
６時頃雨の音で目が覚める。前夜の満点の星空は何だったのだろう？
暫くテントの中で様子を見るが、さすがに気温は低く寒くそのうち雨は雪になる。
アイゼンは持って来てないので無理に突っ込めない。（突っ込む気も無いが・・・）
色々悩んでいるうちに雪は止み、視界はかなり良い。とりあえず行ける所まで行ってみることにする。
７時４５分出発。スタート地点が既に1,500mである。
2,718mの権現岳目指してひたすら登る。
心配した天気も晴れはしないが、悪くも無い遠くに権現岳、赤岳も見える。
途中前三ッ頭（2,364m）→三ッ頭（2,580m）を通過する。森林限界を過ぎ風は強く寒い。
12時30分に権現岳頂上着。南アルプス、北アルプスには上部に雪が積もっており白く見える。 |
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| 三ッ頭頂上 |
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| 権現岳頂上 |
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権現岳からははしご場を下る。長く20mはあるだろうか？
風も強いのでバランスを崩さないよう慎重に下る。
私も中村もこのルートは初めてであるが、大学時代合宿でこのルートを下った他のメンバーの後輩がここで固まったとの話を思い出した。
当時はキスリングで荷物も重く経験の少ない大学生にあのはしご場は酷であったろうなとうなずける。
その後旭岳、ツルネとアップダウンを繰り返しながらキレット小屋に下る。
赤岳（2,899m）が目の前に迫って来るが、でかく迫力がある。 |
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| 赤 岳 |
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14時15分キレット小屋着。
小屋は既に営業を終了している。
水場は7､8分下った所に有るとの事であるが、凍ったせいもあるのか水量は少ない、おまけにゴミが散乱しておりあまりきれいそうではない・・・。
生で飲まないよう料理用に使うことにする。
何はともあれ早速テントを張って持ち上げた発泡酒、日本酒、焼酎で盛り上がる。今日の寒い中の行動もこのひと時で報われる。
しかし夜は中村が何度も小便に立ち、あげくの果てに寒いからコンロ点けてくれとか始まって何度か起こされた。
スリーシーズンのシュラフにシュラフカバー無しでは寒いはずである。
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１１月９日
５時頃起床。６時２０分出発。
期待した天気は回復せず、昨日より雲が多い。
出発直後いきなり赤岳の登りが約２時間続く。岩場をペンキ印に導かれながら登る。
昨夜あれだけ寒い寒いと言って人のことを何度も起こした中村は何も無かったように快適に飛ばす。
赤岳頂上がかなり近くなった頃、真教寺尾根との分岐に到着する。
ここにザックをデポし頂上まで約５分で到着。８時１０分赤岳頂上着。 |
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| 赤岳頂上 |
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もうシーズンも終わりなのか？
登山者は他に３人いるだけである。
行者小屋、赤岳鉱泉も良く見えるがテントは見えない。
記念写真を撮ったりするが、寒いのでさっさと下る。 |
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| 富士山 |
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| 南アルプス北岳、甲斐駒 |
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北アルプス方面
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下りの真教寺尾根は上部にクサリ場が多く落石に注意しながら慎重に下る。
これを登りに使うのも大変だろうなあ？と思いながら一気に下り、途中扇山（2,356m）〜牛首山（2,280m）を通過。 |
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| 牛首山頂上 |
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隣に昨日登った権現岳の尾根が見えていたが次第にガスって見えなくなってしまった。
天気は下り坂なのか遠くで雷の音もする。
しかしここまで下ってしまえば安心である。
その後もだらだらと下り、12時35分に清里高原美しの森に無事下山。
問題はここから車のある天女山駐車場まで片道約4kmをどうするかであるが、普段ランナーとして地元で活躍している？中村が快く？走って車を取りに行ってくれた。
14時頃出発。自宅に20時頃着。
久しぶりの八ヶ岳テント泊縦走であったが天気にもまあまあ恵まれ充実した山行であった。
次は積雪時の八ヶ岳に来たいものだ。
その前に中村にシュラフカバーとアイゼン、ピッケルを買わせる必要がある・・・。 |
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| ＜ 高田 記 ＞ |
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