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福智山
 
日 時  2023年3月26日(日)
天 候  曇り
メンバー  江本(直)、他会員4名
行 程  宇部集合(7:20)〜上野峡入口駐車場(9:10)〜登山開始(9:30)〜白糸の滝〜虎尾桜〜山頂(12:20)〜下山開始(12:40)〜八丁分岐(14:00)〜源平桜〜八丁分岐(14:40)〜下山(15:00)〜宇部着(17:00)
 北九州にある福智山をゆっくり歩いてきました。
まさに桜の季節、樹齢600年を超えるという虎尾桜に逢ってきました。

 天気が心配されたが、「雨ならドライブでもOK」と皆さんフットワーク軽く出発。いつもFさんの車に感謝です。目指すは上野登山口へ。途中上野(あがの)焼きの窯元をいくつか通り過ぎ内心(雨で中止なら窯元覗いてみたいな〜)と思いながらも、晴天とは言えないが十分登山は楽しめる空模様。前日からの雨で足下悪くスパッツを付け、駐車場のトイレを済ませてスタート。
 今回は企画者のYさん見所をしっかりおさえて、まずは白糸の滝、登山道から脇に入って、沢添いを歩く。
白糸の滝
 Tさん「これ登れるかな?」岩や沢が好きだとそういう対象になるようだ。
 近くに七重の滝があるがここは沢登りが楽しめる。
 次の見所は今回のメイン虎尾桜、
 樹齢600年のエドヒガン桜、虎の尾のような枝に、緋色の花、
 平成になって枯死寸前のところを、地元のボランティアの方々によって守られてきたらしい。600年前、室町時代?金閣寺?凄みを感じます。
虎尾桜
 さて山頂を目指そう。上野越・福智山の分岐で会った3人の登山者は、鷹取山(633m)の水仙が見頃なので見に行くらしい。
 水仙は寒い所から咲くので桜の開花とは逆と聞いた事があるが、今日はどちらも楽しめるようだ。
上野越・福知山分岐
 「分岐から山頂はもう一息」と常連のOさん。クマザサの群生が頂上を期待させる。クマザサがあっても九州には熊はいない(?)よな〜。
クマザサの群生
 頂上(901m)には、こんな空模様でも沢山の登山客で賑わっている。
福智山頂上
 あまり快適とは言えない天候なので、さっとお腹を満たして下山開始。同じルートをしばらく歩き、途中からおおつが林道を経由して八丁越ルートに入り最後の見所源平桜を目指す。そのうち標識が現れる、「源平桜入口・30分」紅白の桜らしい。
 しばらく行くとまず平家桜、しっとりとした桃色。更に進むと源氏桜が鮮やかな緋色、これはため息がでるほど華やかだ。
源氏桜
 なぜに源氏と平家では、人目を引く方に源氏の名前が付けられるような気がする(蛍だって)。桜を堪能して下山道に戻る。皆さん健脚なので往復40分。そこから朝利用したトイレまで20分で下山。
 トイレの前は水道が使えて、ちょっとしたスペースにかなりの人の賑わい。大きな観光バスが停車しており海外から登りに来ているらしい、中型マイクロバスも2台、とても人気の山なのだな。
 山はそれぞれの楽しみ方があります。長い時間かけて育まれた自然に敬意をはらいながら、ゆっくり花を愛でる登山もいいですね。
 
( 文:江本直子、写真:吉田 )
    
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