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2022年度平原岳市民ハイキング中止と
会員だけでの平原岳登山の報告
 
日 時  2022年11月13日(日) 8時50分~14時
天 候  曇り時々雨、のち晴れ
参加者  13名 ・ 宇部山岳12名 ・ 宇部市環境政策課1名
行 程  8:50 会員集合 小野スポーツ広場 
 9:30 市民ハイキング中止の決定、及び有志会員による登山実施の決定
 9:35 美保登山口駐車場に車で移動開始
 9:50 美保登山口発 ~ 観音岩(10:10)~ 平原岳山頂(10:45)~ 塩見峠へ向けて出発(10:50)~ 新ルートに誤侵入(10:55) ~ 後戻り ~ ルート復帰(11:35)~ 飯盛山(11:50 昼食10分間)~ 塩見峠 ~ 平原登山口 ~ 美保登山口(13:50)
 14:00 解散
 3年ぶりに再会された平原岳市民ハイキングだが、集合時間になっても市民は誰ひとり来ない。雨のせいだろうか。複数の市民対象行事がこの日に重なったことや広報に案内を掲載できなかったことも影響しただろう。残念ながら、市民ハイキングは中止となった。
 しかし、宇部山岳会員はせっかく集ったのだから、希望者7名で平原岳を登ることにした。

 美保登山口まで車で移動し、雨具を羽織って山に入った。
 観音岩に着いた。3年ぶりの観音岩は灌木が繁茂し、巨岩の迫力を覆い隠している(写真1)。地元青年団のウリボウクラブに相談して、灌木の伐採を計画してみようと思う。岩の横の急登はウリボウクラブが新しい杭とロープを設置してくれていた。登山者は安心だ。ウリボウクラブに感謝。

 午後からは登山用品の展示説明と動画の放映のみで、だれでも参加OKとした。
写真1 灌木の繁茂で全貌が見えない観音岩
 観音岩には当会の「痛い」思い出がある。
 昔、この上部で市民ハイキングの一行がスズメバチの大群に襲われたのだ。会員や市民の複数名が刺され、救急ヘリを呼ぶ事態となった。この時以来、平原岳市民ハイキングは開催時期を蜂の少ない11月に変更し、医療者の随行とエピペン携行を行っている。
 山頂はウリボウクラブがきれいに草刈をしてくれていた。展望はないが、ガスのかかった山頂は高山にいる気分だ(写真2)。
写真2 ガスの平原岳山頂
 休まずに山頂から塩見峠に向かう。ここから先のルートは、一週間前に宇部山岳会が整備したルートである。
 地元出身で元山岳国体選手のS会員が「この辺は自分の庭だ」とばかり、先頭でどんどん降りて行く。20分ほど下ったところで、F会員が「この道、違います」と声を上げる。確かに違う。先週、我々が整備したルートはもっと狭く、こんなに完璧に草や灌木を取り除いてはいない。
 下山後に確認したところ、この道は嘉川自治連合会がつい最近作った登山道であることが分かった。嘉川側から塩見峠を経ずに平原岳に向かう新道である。
 従来の塩見道(塩見峠と山頂を結ぶルート)とは頂上直下で合流する。塩見道よりも大きくはっきりしており、分岐点に標識がないので、地元アルピニストのS会員ですらも間違って引き込まれてしまった。新道の存在を知らない登山者が間違って入り込む危険性がある。
写真3 塩見道と新道との分岐 誤侵入に気づいたF会員(右)と反省するS会員(左)
 飯盛山の西側のピークに着いた。
 以前は「飯盛山」と書かれた札があったが、この地点には無くなっていた。その代わりに、100mほど先のピークに「イイモリ」と手書きされた札がかかっていた(写真4)。地図では両者は近接し、同程度の標高(約360m)である。
 YAMAPも後者を飯盛山としているが、どうなのだろうか。前者を西峰、後者を東峰と呼ぶにはあまりに両者間は平坦過ぎる。
飯盛山の最近の山頂標識
  飯盛山を過ぎた頃から晴れ間が出るようになった。塩見峠では猿の集団が声を上げて歓迎(威嚇?)してくれた。塩見峠からは旧街道をたどって平原登山口に至り、新設の立派な農道を歩いて美保登山口に戻った。
 会員だけでのんびりと秋雨の里山を楽しんだが、市民をお連れできなかったのは残念だ。来年は募集に工夫をしたい。また、迷い込む危険性のある新道に気づいたのは幸いである。関係者と相談し、標識設置など、適切に対処したい。
 
(報告: 村上 )
 
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