へのリンク
宇佐川大滝の登攀
 
 
 
日 時  2021年10月16日
天 気  曇り
メンバー  有松・林
行 程  入渓(08:15)→宇佐川大滝取り付き(08:30)→終了点(10:00)→宇佐川小滝を散策して下山(10:30)
 3年ほど、ずーっと登りたいなと考えていた宇佐川大滝。
 水量の少ない時の方が良いという事前情報も仕入れていて、渇水時を狙っていた。大体渇水時は10月の中旬ぐらいになる時が多く、そのぐらいになると岩へと思考がシフトしていっている時期だが、今年は特に雨が降っていない。強力なパートナーも居る。これは行くしかないと宇佐川大滝へ!
 「既に何人か登った」という情報しか入って無かったので、実際に滝のどこを登るかなどは現地で判断した。情報がなく手探りで登る滝は、冒険みたいでワクワクした。ただ、それと同時に「支点が取れるのか?」という心配事も・・
歩いて入渓できるがとっても悪かった
 ガードレールから踏み跡をたどって入渓。最後がめちゃくちゃ悪かった!
お目当ての宇佐川大滝に到着
  すぐに宇佐川大滝に到着!水量は少なそうだ!
 もう10月だけれども、最近は日中は30度近くあったためか水温は思ったほど低くなかった。
泳いで1p目に取り付く有松
  1p目は有松が行く。釡が深いので泳いで取り付く!1p目は、見た目に反して?ホールド・スタンスに乏しく思ったよりも悪かった。有松のナイスリードで、カムとハーケンで支点を取って、中間のテラスで終了点を構築。
テラスで1p目終了点
 カムとハーケンで終了点を構築。
 2p目は、有松の後ろにあるオベリスクのような岩を登る。
2p目を登り終えたところ
 2p目は、オベリスクのような岩にクラックがあるので支点は取りやすい。問題は、オベリスクを登り終えた先だった。オベリスクの上に立ちこめば後は簡単そうだが、ヌメリもあり、手もあまりよく無くて立ちこむのに躊躇した。
 ハーケンを打って、それを手で持ちながら立ちこもうとしたら、ハーケンが岩ごと剥がれてフォールしてしまった。
 幸い、小さなナッツで止まったので良かった!ふぅ~。
 二回目のトライは、オベリスクを正面から登り立ちこんだ。水量をモロに受けるので、水量が多いとこういう登り方は出来なかっただろう。渇水時を狙ってきて正解だった!
2p目を登る有松
 オベリスクの上は、ガバが続く気持ちの良い登攀が出来る。支点もとれる。
滝の抜け口
 滝の抜け口では、クラックがあるので支点は取れる。ただ、ヌメリが凄かったので最後まで気が抜けない。
宇佐川小滝を探すがよく分からなかった
 無事に登り終え、時間もあるしすぐ近くにあるという宇佐川小滝も登ろうという事になったが、探してみたがよくわからなかったので道路に上がり帰る事にした。
宇佐川大滝を望む
 念願だった宇佐川大滝を無事に登り終えてよかった。
 沢登りに、落ちるも登れるもマグレは無いと個人的に考えているので、今回のフォールも「落ちるかも?」と思った矢先の出来事だったので反省。
 フォールもしっかりと止めてくれて、精神的にも心強いパートナーのお陰で登ることが出来ました!
 
( 写真・林:文・林 )
    
Copyright(C) 2004 Ube Alpine Club All rights reserved.