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雪の十種ガ峰へ
2008年2月25日
 
メンバー 斉藤宗、斉藤滋、一般2名(K・I)
 暖かい陽射しの中で
 去年は暖冬で あまり雪山に行けなかった。 寂地山・冠山まで出かけてようやく冬山らしい山を歩けたが 雪の十種ケ峰に登るチャンスは無かった。
 山の店 P店のYさんが 「今年は十種ケ峰にも 結構雪がありますよ」 と教えてくださった。 よぅーし!! 行こう!!
 早速 山仲間のIさんを誘う。彼女は去年の春 剣〜三嶺を縦走した折 膝を痛めて以来ずっと霜降山で リハビリを続けていたが ようやく復調の兆しが見えてきた。 彼女は今シーズンは まだ一度も雪山を歩いていない。
 神角集落発 9時30分。 いつものように 猪よけの戸を閉め うっすらと雪に覆われた登山道を行く。
 一昨日・昨日と休日だったので 誰かが 歩いたかもしれないが、 昨晩降ったらしい真新しい雪が 私達を歓迎するように 装いも新たに迎えてくれる。
 先日の冠山での市民雪山ハイキングでは 湿った重い雪(しかも 深い)に苦労させられたが、 今日はあの時に比べて なんと軽くて歩きやすいのだろう。 春到来を告げるように 暖かい陽射しにつつまれ 言うこと無し!
 新雪踏んで
 高度をかせぐにしたがって 汗ばんでくる。 植林帯を登り切り、雑木林に変わる所で 先頭の二人が 「 えっ!! 何?これ 」 何のこと・・・と目をやって 私もびっくり。
  いつの間にか 新しい道が出来登山道を横切っている。雪にしっかり覆われているので 詳しくは分からないが 車も通れそうである。 いつの間に・・・ 去年4月に来た時は無かったが・・・ それにしてもこの道 どこから? どこまで? 何のために出来たのだろう・・・?
 ?の道
 ?の道を離れ 間もなく山頂が望める 場所にと出る。
 いつも ついつい写真が撮りたくなる所で 今日もやっぱりその気になり みんなにモデルになってもらう。
 この辺りまで来ると 雪もかなり深くなりワカンをつけた方がいいかもと 思いながらも つぼ足でも行けないこともなく不精する。
 頂上目指して
 スキー場からの林道との合流地点近くまで来ると ますます雪は増え先頭は膝上まで 埋まるようになる。
 ワカン無しは厳しい
 頂上直下の広場で一息つき 最後の急登に備える。真っ青な空をバックにくっきりと雪の頂。
 早く 立ちたいと心が逸る。
 無雪期 段差が大きくなった階段で苦労する熊野権現経由のコースも 十分の積雪で返って歩き易い。しかし登るにつれて雪質が変わってきた。 表面が明らかにクラストしていて しっかり蹴り込まないと滑りそうで一歩一歩に神経を遣う。
 夏場は気づかなかったが、以外や以外 このコース 右側斜面が結構な勾配で もし足を滑らせたら かなりのスピードで この硬い雪面を落下するだろう。
 先頭のMも 注意に越したことは無いと思ったのか 進路を山側に取り急斜面を避け 山上部へと登って行く。危険を避けられたと安堵したものの 今度は一面の笹原の踏み抜きに 全員四苦八苦。
山上部へ 笹原へ突入
 11時30分 360度見渡される山頂着。
 静かな山頂
 安蔵寺山。弟見山。あざみケ岳。秋吉台。青海島。見島。高島。 ラッキー!!
 山口県のほとんどが見えてる感じ。 Kさんは持参の双眼鏡で、北浦方面を見ながら「 風車が見えるよ。」
青野山・安蔵寺山方面を望む
 しばし 展望を楽しみ弁当を食べていたら、3人のパーティが登って来られる。 スキー場からの林道コースを来られたようで 神角コースと合流するまでは貸切と思っておられたらしく 先行者(私達)がいて少し残念そう(?)
 さて 下山は下の広場まで クラストした危険コースを避け スキー場寄りのコースを下る。
 私一人 面倒だがワカン装着。 一気に急斜面に突入。 何故かこちら側は雪が軟らかく、気持ち好くスイスイ下れる。 誰も踏んでない雪の急斜面を自由自在に下れるこの快感!! 面倒でもワカン着けてよかった!
 今期 初めての雪山に 不安がってたIさんも 天気好し、展望好し、体調好しで大満足の様子。
 まさに 春の訪れが近いことを実感できた 雪の十種ケ峰でした。
 なお ?の道について 地元の方におたずねしたかったが、会えなかったので 帰宅後 徳佐の役場に電話で問い合わせてみました。 民有林の管理を委託されている別の団体が作った道で、起点はふるさと林道(スキー場〜神角)で 今現在 行き止りの作業道とのことでした。
(文・写真 斉藤滋)
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