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大 山
2007/12/29(土)〜12/31(月)
 
参加メンバー 村上 池本 藤井 鹿野(新人)
 12/28(金) 周南発21:30〜R315北上〜R9北上〜
 12/29(土) 船上山東坂登山口9:50 → 船上山ピーク10:15 → 甲ヶ山手前12:45 → 矢筈ヶ岳ピーク15:00 → 大休峠小屋15:35
 12/30(日) 起床4:20 → 出発6:50 → 野田ヶ山ピーク8:00  〜いったん川床目指して下山するもまた登り返し、来た道を戻る〜  大休峠小屋12:20 → 川床13:20 → 下山キャンプ場14:20
 12/31(月) 下山キャンプ場発7:40 → 6合目10:00 → 9合目11:00 〜9合目過ぎから引き返す〜 → 6合目12:00 → 下山キャンプ場14:30 → 周南着22:30
 12/28(金) 今年初の大山は新人S氏の初の冬大山でもある。
 小雨がぱらつく夜の9号線を交代で運転しながら大山へ。まだ今年は大山も雪が少なく、スキー場も営業してないらしい。この年末の30日から大雪ということであった。
  12/29(土) 米子駅近くの東山公園でちょっと雨待ちして、小ぶりになったところで電車に乗る。
 アイゼン以外の冬山装備を身につけた状態(勿論ゴーグルなどはしてないが)で電車に乗るとちょっと周囲と浮いてしまう。
 これから私たちは日常味わうことのない別世界へ行くんだな、そんな感じ。
 赤崎駅で下車し、タクシーで船上山東坂登山口まで上がる。
 私なんかとくにそうだが、冬ではいつも汗と寒さの葛藤がある。
止まっていると熱が産生されないから寒い。寒いから服を着る。でも登りだしたら暑くなる。
休憩中の暖かいレイヤリングのまま、登りだすと大汗をかくことになる。だから、出発する前に脱がなければならない。休憩中だけ一枚多く羽織って、登りだす前にそれを脱ぐ、それがなかなか難しい。
 船上山ピークまではほんのわずかだが、案の定、フリースを着てしまっていたため、大汗をかいてしまった。
 鉄人I氏などはその辺徹底しており、汗をかかないように見ているこっちが寒くなるほど薄着で行動し、休憩中こまめに一枚羽織っている。
  しかし、本当に雪がない。これじゃただの登山だ。あっと今に矢筈ヶ岳につき、雪がないので予定の半分ほどで大休峠についた。
 快調に登る新人S氏
 新人訓練としては、雪山のテント生活を教えるため、テントに泊まるほうがいいのだが、雪がないし、明日荒天で停滞する可能性もあり、その際テントより小屋が快適だし、小屋に泊まる経験もまた必要、ということで小屋に泊まることにした。
 新人S氏は踵を靴擦れしてしまい、かなり痛そうだった。
 前回の富士山合宿のリベンジでまた私が食当。今回はうまくいきました。食後、お酒をちょっといただき就寝。
 見事な下降を見せる鉄人I氏
 12/30(日) 天気予報どおり雪。寒い。
 テントと違いコンロを炊いても暖かくならない。稜線に出てみないと雪がどれだけあるかわからないため、とりあえず野田ヶ山まで行ってみることにしたが、雪が少なくこれから先を進むのは新人にとってちょっと危険で、かりにユートピア避難小屋まで行っても、天気が悪いとそこから戻ることも進むこともできなくなるため、親指ピークを目の前にして引き返すことにした。
 新人S氏はとても残念そうだった。
 野田ヶ山ピークから川床を目指したが、雪の量が微妙で笹のブッシュだけど下は雪で非常に歩きづらいため、結局また野田ヶ山まで登り返し、大休峠から川床を目指した。
 川床から積雪した道路を歩いて下山キャンプ場へ。
 新人S氏は登山靴が合わないようで、靴擦れだけでなく、スネにも当たるらしくかなり痛そうでペースダウンしていた。体力はあるが、痛くて歩けない様子。
 下山キャンプ場につきテントを設営し、明日からの計画を考える。
 天気予報は大荒れで、縦走は難しい。しかし、ただ明日大山登って降りるだけではもったいない。
ということで、もし頂上でテントを設営し泊まれるようであれば、31日泊まって1日下山しようということになった。
 ポーズを決める新人S氏
 12/31(月) 夏山登山道を登るが、さすがに昨日積もったばかりで、トレースがなく5合目ぐらいからラッセル。
 期待の新人S氏は山靴が合わなくて足を痛めてる上、ラッセル初体験なのに速い速い。
私のラッセルデビューとは大違いだ。
 新人を指導するドクターM氏
 やっと雪山らしくなってきた。
 6合目の小屋で休憩し、ここで滑落停止訓練をする予定だったが、まだ雪の量がちょっとたりず、潅木が埋まってないため滑らないため敢え無く中止。
 頂上を目指すが9合目を過ぎたらとたんに暴風雪。
 行動食を忘れた新人S氏
 木道を探すが見当たらない。
 まつ毛が凍って目が開かなくなる。ザックからゴーグルを出せばいいのだろうが、この暴風雪の中ザックを下ろしてゴーグルを探す作業すら億劫。
 顔面が痛い。みんなで10分ほど木道を探すが、結局見あたらず下山決定。
 ほんのわずかだったが、久々に冬の大山を味わった。ちょっと稜線に出るだけで、こんなに山の表情が変わる。
 親指ピークや頂上縦走はできなかったが、またリベンジしたい。
 弱音を吐かない新人S氏
<文責 藤井 >
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