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北アルプス剱岳チンネ左稜線
2007年8月11日〜13日
 
メンバー:藤崎、高田
 8月10日 20時15分宇部発。2人で運転を交代しながら立山駐車場に
 8月11日 朝6時着。既に殆どの駐車場は一杯である。少し下の駐車場に停め準備をして出発。
天気は良いが暑い!立山駅は登山客と観光客でごった返している。
立山ケーブルと高原バスを乗り継いで室堂8時着。一気に標高2400mに到着。まだ観光客がごった返す中を一旦雷鳥平に下り、別山乗越を目指し雷鳥坂を登る。眠い、暑い、重いしかし去年の甲斐駒に比べれば楽勝であるはずだが・・・。 別山乗越から剱沢小屋を通過し剱沢雪渓を下る。雪渓はアイゼンを着け下る。
 剱沢雪渓を下る
  ひたすら雪渓を長次郎谷出合まで下る。せっかくお金を使って標高2400mまで登っても下って登って又下りて標高1900m。そしてここから2600mのビバークサイト(K岩)まで登り返さなければならない現実に、自分で好んで来ておいて腹を立てる自分を励ましながらひたすら長次郎雪渓を登る。そんな不甲斐無い自分と正反対の藤崎さんはあっという間に雪渓のかなたに見えなくなってしまった。 やっと、藤崎さんに約40分遅れながらも15時頃、へろへろになりながら到着。 手が切れそうなほど冷たい水で元気回復。八ツ峰を眺めがなら少ない焼酎を2人で分け合い乾杯。18時就寝。
  快適だが遠いBC
 8月12日 3時20分起床。4時30分出発。BCを残し登攀具だけを背負って池ノ谷乗越を目指し急な雪渓をアイゼンとバイルを効かせながら登る。池ノ谷乗越5時着。ここでアイゼンを外しガレ場を三ノ窓まで下り、再びアイゼンを着け三ノ窓雪渓をトラバースし取り付きを目指す。他にも数パーティいるが取り付きがわからずウロウロし時間をロスする。取り付き6時着。 取り付けにて準備開始するが、あれ?クライミングシューズが無い?あっ、BCに忘れて来た!しょうがないジョギングシューズで登ることにする。(昔の岳人は登山靴で登っていたんだから・・・)
 三ノ窓
 順番待ちの後まずは藤崎さんトップで7時40分登攀開始。このルートは岩は固くしっかりしており快適な日本を代表するクラシックルートである。途中時間待ちをしながらも、天気は快晴で景色や人間ウオッチングを楽しみながら快適につるべで登って行く。思い返してみれば、私が新人の時約20年前このルートに連れてきてもらいセカンドで登攀し、10年前に新人を連れてトップで登攀し、今回藤崎さんとつるべで登攀。何度来ても飽きないすばらしいルートである。(取り付きが遠いけど・・・)10年後に又来ることができるだろうか?  いよいよ核心部の小ハング「鼻」に到着。以前ここは人工A1で越えていた所であるが、今はフリーで越えている。当然、藤崎さんも華麗なフリーで越えて行く。ここは時間待ちになるので、どうしても後続パーティーが詰まりギャラリーの前での登攀となる。ぶざまな姿は見せられないと別の意味での緊張もある。セカンドの運動靴も出だしテンションをかけるが何とかフリーで乗り越す。その後数ピッチでチンネの頭12時20分到着。堅い握手を交わし、行動食を食べながら登攀具をしまう。
 核心部「鼻」
 チンネの頭
 三ノ窓ノ頭とのコルから池ノ谷ガリー側にクライムダウンして、再び池ノ谷乗越に登り返し、長次郎雪渓を下るが結構悪い。上部は八ツ峰基部の雪の無い所を回避するがこれも決して簡単ではない。慎重に下り14時BCに戻りテントを回収し剱沢小屋に戻る。剱沢雪渓を上り返すがこれが又長い!疲れた!剱沢小屋に15時30分着。ビールを買って乾杯する。もう歩きたくない〜。19時就寝。
 8月13日 前日の完登した充実感より蓄積された疲労感の方が大きい。普段のトレーニング不足を歳のせいにしながら8時30分室堂に戻る。立山の駐車場は更に混雑を増しており駐車スペース以外にも車を停めている始末である。立山のホテルの風呂に入り宇部を目指す。宇部21時着。  帰りの車の中でこれからは定期的にボッカ訓練をしましょうね・・・と約束はしたが・・・喉もと過ぎると何とかとはよく言ったものである・・・。
<高田 記>
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