平成15年1月10日 新人育成ラッセル山行 宇部山岳会8人、会外5人

 昨年は時間切れで恐羅漢をあきらめ、広見山に行ったが、今年も昨年同様亀井谷林道からの登頂を試みる。

 早朝4時にセミナーパークに集合し出発。冬の朝なのに寒くない。林道入り口に車を止め、仕度をして7:20頃出発。今年は雪が全く無いのでびっくりしてしまった。昨年は林道入口でワカンをつけて歩き出したのに様相が全く違う。沢を何度か渡り、急斜面をつづら折に登っていくが、まだら模様で残雪が残っている程度。1月、しかも本来西中国山地で一番積雪の多い地域でこれしか雪が無いのは、今年は異常ともいえる暖冬傾向なのだろう。

 台所原までくると多少雪が増えてきたが、それでもがさがさの残雪。少し前のものと思われるワカンのトレースがある。山頂に近づくにつれ、深山らしい雰囲気になり、白く大きなブナ林の荘厳な雰囲気が味わえた。11時に山頂着。昨年は2度とも山頂に着けなかったが、積雪が少ないため、今年は比較的早い時間で到着できた。山頂の木の3、4mぐらいの上のところに小さな1969年の日付のプレートがあるが、昔はあの近くまで積雪があったのだろう。今日は山頂の標識が顔を出している。

 各自コンロで食事を作り、楽しいひと時。風が無いので快適だ。11:30頃出発。台所原まで戻り、北へ中川山への稜線を辿る。この山の山頂は縦走路の途中にあり、ぽつんと木に小さな看板がくくりつけてある程度の地味な山。北西の稜線へ進路をとり、岩倉山との鞍部少し手前で西よりに下降して林道へと戻った。恐羅漢山にも登頂でき、長いコースをトレースできたので満足感がある一方、異常ともいえる雪の少なさに少し複雑な気分となった。

 今回の山行は人数も多く、いろいろな方との交流ができて大変楽しかった。タイトルはリーダーたっての希望ですが、メンバーは年季のはいった山やさんがほとんどでした。

記:Y

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