石鎚山北壁  ダイレクトルート WA1、トイルート W− 

平成15年10月10日〜11日  M、T

 BCを二の鎖下のキャンプ指定地におく。午前中はまずダイレクトルートへ。ラインはすぐに分かった。北壁のど真ん中を上がるすっきりしたラインである。立木テラスからスタート。V〜Wの登り易いラインで、リングボルトとハーケンに導かれていく。割合とべたうち気味なので、ランニングは長めにしないと流れが悪くなる。

 10m弱ではっきりとした凹角に入る。この凹角の左はのっぺりとしていて、遠くからでも目立ち、これを目標にすればよい。今回はアブミとフィフィを忘れたので、フリーで登る羽目になった。

 快適なクライミング、紅葉真っ盛りの背景といい、本番に来た雰囲気だ。パートナーのTは初めての石鎚北壁、軽快に1Pフォローして、そのまま2Pリードへ。2P目が核心で、上になるほど凹角の幅が狭まり、傾斜が強くなる。特に上部の左はすっぱり切れていて、体を外に出さねばならず、緊張感いっぱい。

 これを越えた箇所できって3Pは自分がリード、頂上へ抜ける。360度の大展望は素晴らしい。つるべなので、比較的早く登れた(1h45m)。

 午後から目標の「カンテルート」は取り付き点が分からない。RCCが1本あるが、明確でない。仕方なく「トイルート」を登る。古い赤いテープからブッシュのぼりである。Tが先にリード。木登りだがロープを使用。岩はしっかりしており快適なラインだ。上部の登山者が「怖くないですか〜」 Tが「ザックにいっぱいお守りしょってま〜す」

 1時間で終了。早いがBCに戻り、小宴会。2日目は雨が降り始め、早々に中止とした。

記:M

 

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