大休谷(大山)沢登り  平成15年8月11日
三浦章、三浦昇、久枝、比呂子

 10日に出発。翌朝一向平へ。早くも天気は下り気味。地獄谷本流の水量も多く迫力はある。大休滝が確認できず、地獄滝を一度確認して引き戻し、赤ペンキで「大休滝」とある箇所へ。左側は崩壊しており、見逃してしまうような大休谷の取り付き点である。


  30m入ると奥に10mの「大休滝」を確認できた。これは高巻くしかない。左側の小尾根へ上がる。不安定な急傾斜である。フリーで登るのは不安があるので、8mm 15mロープで4人がアンザイレンする。小尾根に立ってもなかなか下降点が見つからず、進んでいると、大休滝よりも大きな20m直瀑があり、上部から確認できた。その滝の上流でやっと弱点を見つけ、25mの懸垂下降をして谷へおりる。


   ここからは狭い廊下が延々と続く。たいした滝もないが、水量が多く、倒木も多いので、前進が困難だ。
   原生林の谷を行く。支流滝が右側から流れ込む。このまま進めば、野田ヶ山と親指ピークとの間の縦走路に出る。


   意外に早く伏流となったため、早くピークに出る方向に進路を変更し、直接野田ヶ山のピークに立つ急な密集ブッシュの木登りラインをとる。


  メンバーに疲れが感じられるが、「修行」の一環、一級のヤブこぎ地獄が始まる。水平距離にして500mだが、2時間登れど、見上げるばかりのブナとブッシュ、一直線野田ヶ山のピークに進む。


   後ろを振り向くと、矢筈ヶ山が同じ高さになってきた。ひょこっと頂上直下100mの縦走路に出る。頂上を踏んで、大休峠へ下り、遅い昼食。周囲にはガスが出てきて、雨が降り始める。雨の中一向平へ戻り、シャワーで汗を流す。
 

  目標の谷が一本登れて満足である。夕方からは土砂降りとなり、2日目の行動は中止にした。

 

記:三浦 章

8月11日
5:30 岩立→6:00 一向平→7:20 地獄滝→8:30 大休谷取付→9:30 F2上→13:10 野田ヶ山→13:50 大休峠→16:20 一向平→19:00 桝水「大山グランドホテル」玄関前

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