15.大山 一の沢右岸稜 

とき:                     1222
メンバー:              三浦章(CL)、村岡浩二(SL)、村上知之(装備)
行程:                   1221
              
23:00 宇部発→小郡IC (中国道)
            1222
             
→新見IC→(国道180181号)→5:30 桝水原スキー場6:30 出発→
             (環状道路:閉鎖)7:30 一の沢林道始点→林道終点→(一の沢右縁)
             →
(右岸稜)9:30 弥山頂上→(夏道)11:30大山寺→(環状道路)12:30
             桝水原スキー場→
(国道1819) 19:00宇部
感想:
  三浦章の「大山南壁の全バリエーション踏破」に付き合えるのは光栄である。それに、全天候型冬山登山の技能を身につけるのにも最適である。出来るだけお供したい。しかし、自分の技能や休日の関係でそのチャンスは少ない。今回は休日が合い、ルートも地形図を見る限りでは難しそうにない。ベテランの村岡もいるので、天候さえ良ければうまくいきそうだ。
   真夜中出発なので時間がない。新見ICまで高速道路を使った。山肌は「鹿の子まだら」であったが、道路の雪は数日来の高温と雨で消えていた。大山寺環状道路でさえ雪は消えていた。大山寺派出所に寄って登山届けを提出し、桝水原スキー場で夜明けを待った。あたりが明るくなり始めた頃、出発。スピードが大切なので、軽量化のため火器やツエルト、ワカンは持たない。アイゼン、ピッケル、ヘルメット、ハーネス、ザイルと行動食、携帯電話を持つ。小雨が降り続くが、少し上がれば雪にかわるだろう。
   一の沢と環状道路との出会いから堰堤の端を歩き始めた。すぐに林道を発見し、林道を歩く。林道は一の沢に当たって終わっていた。ここからアイゼンを付け、沢の右縁を登っていく。右岸稜線に出るまで10分程。雨は雪に変わっていた。
   高度を上げるにつれアイゼンが効いてくる。中部あたりで天候が回復し、青空に向かって稜線が延びるのがみえた。三浦が笑顔で振り返るので、「いいね」と僕が声をかけると、「いいね」と答える。稜線に痩せた箇所はないが、中部では右の一の沢と左の無名沢が高度感を与えてくれる。風が強くなり、村岡が耐風姿勢をとりながら悪態をつくことはあったが、ザイルを出すことはなく、2時間で頂上小屋に到着した。この冬最初の大山バリエーション成功に握手をし、夏道を駆け下りた。天候の良い日には新人トレーニングに良いルートだろう。

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